「一緒に働きたいと思いました。」その一言が、子どもへの声かけを変えた
前回の
『子どもとの時間を大切にしながら。12年ぶりに働き始めました』の記事を読んでくださったみなさん、本当にありがとうございます。
後編では、仕事を探した過程と、働き始めて気づいた大切なことを書いてみたいと思います。
はじめは、在宅ワークを希望していました。
noterさんの記事やYouTubeの動画を参考にしながら、評判のよいIndeedで求人を探していました。
けれど、周りに在宅ワークをしている人はほとんどおらず、ネットに情報はあふれているはずなのに、何を信じ、何から始めればいいのか分からない。一歩を踏み出せずにいました。
そこで、「私は何がしたいのか」「何ができるのか」と自問自答し、安心して相談できる場所としてハローワークを訪ねました。
12年のブランク。資格は英検二級、簿記三級、TOEIC765。けれど、どれも10年以上前に取得したもので、自信につながるものではありませんでした。
担当の方は親身に相談に乗ってくださいましたが、資格も経験もブランクがある私には、学び直しが必要かもしれないとのアドバイスをいただきました。
それでも、未経験ながら医療事務の求人が気になり、まずは挑戦してみよう。もしご縁がなければ、職業訓練で学び直そう——そう決めました。
面接は驚くほど緊張しました。大会で緊張に向き合う子どもたちの姿を思い浮かべながら、「大丈夫、落ち着いて」と自分に言い聞かせていました。
翌日いただいたお電話で告げられたのは、
「採用です」ではなく、
「一緒に働きたいと思いました」
というあたたかい言葉でした。
その一言に、今の私の存在を認めてもらえたような気がして、胸がいっぱいになりました。
働き始めてからも、先生やスタッフの皆さんは忙しい中でも手を止め、
「焦らなくて大丈夫」
「何度でも聞いてね」
と声をかけてくださいます。
学びの途中にいる私を、そのまま受け止めてくれる安心感。努力そのものを認めてもらえることが、どれほど嬉しくありがたいことかを、日々実感しています。
そして同時に、私は子どもたちにどんな声かけをしているだろう、と考えるきっかけになりました。
結果だけでなく、挑戦している姿や過程を認め、背中を押す言葉を届けられているだろうか…と。
仕事をはじめたことで、思わぬ形で自分の子育てを見つめ直す大切な学びになっています。
今回の求人は土曜日勤務が必須条件でした。
夫は「子どものことは大丈夫」と心強い言葉をくれ、その一言に背中を押され、一歩踏み出すことができました。
あのとき勇気を出して踏み出した一歩は、想像していたよりもずっとやさしい世界につながっていました。
支えてくれる家族、あたたかく迎え入れてくださった職場の皆さんへの感謝を忘れず、これからも一歩ずつ進んでいきたいと思います。
