人斬り以蔵のありえない美人局日々①
第1話 今や岡田以蔵、寺田屋に働く
〘ニニギノミコトは、マルチバースにいるこの地球という母星の生命体である人間を娶り、オオクニヌシとの約束で、天の逆鉾を天下統一したあとに、逆鉾を抜くためのテストに必要な人物は天皇家の以外の子孫を作ることを決めてた。〙
楢崎将作(ならさきしょうさく)の養女でお登勢さんの養子となった龍馬の妻、お歯黒の楢崎龍は、後世から『人斬り以蔵』とも呼ばれる、天誅を繰り返して恐れられてた当時は『天誅の名人』と呼ばれた岡田以蔵だった。
以蔵は訳あって、人間としての本名が一条天皇と坂本幸と岡田以蔵で、前田利家の妻お松と長宗我部元親の生まれ変わりがニニギノミコトである彼は、出自が土佐国の香美郡、岡田義平は地元の生まれの元養子、家族ともども、長宗我部家の血を引いているらしい、義平は上士の命令で土佐の海辺には外国船があり、防人として、城下町の土佐郡江口村に引っ越しするようになった。
明るい家庭を築いて、ご近所のにあたる、剣撃や学問などに通じる武市半平太の弟子入りし、土佐の道場では小野派一刀流、江戸の『位の桃井』の道場に、鏡心明智流の中伝の位をもらえた。
九州地方で武市半平太ら筆頭に連れとして武市は情報収集して、岡田以蔵は剣術道場での武者修行、武市半平太は土佐勤王党を立ち上げて京都を暗躍、以蔵たちは、井上佐一郎などを殺めて修羅場をくぐり抜けた。
岡田以蔵に助けた楢崎家の祖先は、以蔵が借金のやりくりしてくれた高杉晋作と桂小五郎らがいる同じ長州から京都まで流れ着いたという、初恋した愛人の遊女に捨てられた挙げ句の以蔵もだ。
楢崎家に助けたお礼となり、以蔵の美貌と低音の玉を転がすような声と5尺5寸(約165cm)以上もあるので、髪も艷やかさもあるので、うってつけ。
「暑いな、なぁ〜龍馬、あなたがいなかったら、無宿人の土居鉄蔵で、天誅の名人の以蔵で、お春として働いとる俺は、頭がこんがらがるぐらい、どう思います?」和風美人の以蔵は無宿人土居鉄蔵から身を隠しかけてた。
「んなんだ、お春、静かにし、子どもらが、怖がり屋ならせる気がか?お春さん、麦飯のかしわにぎりと、鯖寿司の茶漬けを、用意してくれるかな?」と坂本龍馬。
「はいはい、龍馬さん、たっぷりと大っきい握り飯と、鯖寿司くずし茶漬けで、よろしゅうございますよー」お春は、すらすらと品書きする。
坂本龍馬の妻となった理由は、中川宮の医者である亡き楢崎将作の妻の楢崎貞あるいは楢崎夏から、龍馬に仮の名を嘆願して付けられた以蔵は、土居鉄蔵と名乗った時に拾われて、京都で暴れまくり挙げ句の生き別れた弟である岡田啓吉とは疎遠になりつつ、楢崎家の姉弟に長女となりすまして養われたが、中岡慎太郎と坂本龍馬が京都の大仏殿堂に匿われたことであり、久々に知り合ってたが、女装していたので、綺麗な娘だなと間違われて、既に気づかない状態であった。
義母の楢崎夫人に紹介され、楢崎夫人か楢崎龍かを娶ろうとした龍馬、以蔵は「楢崎りょうです」と名乗った時に、龍馬から詰められ「りょうの字はどんなか」と聞かれたときに、がんじがらめの以蔵はふと「龍です。(ひらめいた!墨龍と呼ばれた武市先生と龍馬さんの字にしよう…!)」と、紙に『龍』と書いたら、「同じじゃないか!!」龍馬は、お龍さんのゴツゴツした綺麗な両手を握りしめて繋ぎ、はしゃいだ。
中岡慎太郎は、お龍の正体知って、愛くるしくからかうので、「お龍さん、僕の顔はなにについてますか?」と度々たずねる。
またあるとき、龍馬が神社の大木に「龍」と刻み、お龍である以蔵は「龍馬さんが、近くいる」気づき、待ってたら、龍馬が神社に来てから、鉢合わせした。
お登勢さんのいる寺田屋に身を寄せる形になったので、養子としてお春と名付けて楢崎龍の仮の名前をもらった。
「まったく、梅太郎さんはダラダラでどのぐらい?」と、お登勢。
「良いんですよ、お登勢さん、私は武市半平太と知り合った親父殿《おやじどの》(岡田義平のこと)に、剣術道場を通わせたときから、ズーッと龍馬さんと武市先生のことが好きなのさかい」とお春。
「お春、武市のことはもうよいですよ、ゆっくりと寺田屋という旅籠屋のこの料亭で働くことを、覚悟はあるのかい?!漢学や政治に首突っ込んで、挙げ句の果てに岡田以蔵と名乗るおもったら、筋は通りません」お登勢。
「これなぁに?」と聞くお登勢さんの娘らの子どもたちは、龍馬のピストルを聞く。
「これはピストルというもんじゃ」と教える龍馬。
子どもたちはキャッキャとふざける龍馬と踊りながら、はしゃいだ。
「はしゃがない、はしゃがないで、龍馬さんもやめて、お春は私と一緒に、龍馬さんの品書きしたのと、ほかのお客さんの調理の手伝いしなさい」とお登勢。
「はい、わかりました女将さん……。」とお春は、急いで支度の調理場で働くので、女将さんであるお登勢は、大助かりして、龍馬がいなくなり、ある日の夕方、お龍である以蔵は、よそに用事にあって、寺田屋にあるお客が来た。薩摩隼人の村上判左衛門という偽名を持った中村半次郎だった。
のちの、『人斬り半次郎』こと、明治維新からは、陸軍少将の桐野利秋として君臨する。
大山実次郎と伴いに寺田屋に泊まり込み、中村半次郎のとても気が荒い恐れられてた振る舞いに、中村半次郎のことを武市半平太から聴いたことがあったので、誰も酌に入らない女中らを泣かせる理由を聞いた以蔵は冷静に憤り、「それなら、私が静めてきます」と男勝りで、武市半平太のために最初は童貞で貫いたけど女に対して、たじたじだったが、 童貞喪失してからはなよなよしくなかった。
ずかずかと薩摩隼人の2人の方の2階へ、手酌5、6杯飲み干した、半次郎の傍らで、女装している岡田以蔵だと知らない半次郎が惚れた。恐る恐る色もなく夜更けに半次郎らが酔い倒れるまで、勝手に降りての跡始末に、隙を狙って寝込む以蔵。ふすまから人影が映り、突撃した人物が不死身の如く中村半次郎の酔いが覚めて「こら、おまえは、おれの部屋に来い!一夜に過ごすぞ!さぁ寝ろ?!」と、恐ろしい顔をつきで、脅しかける。
せせら笑う以蔵は「冗談言っていけれませんよ。寺田屋のお春です。宿場女郎とは違いますからねえー、人を見て、法を説いてほしいです」きっぱり言ったら、捉えられた手を振って話した弾みに、寝る間も肌見放さずに持ってた短刀が布団から落ちた。
「こら、貴様、女のくせに短刀もっておるは怪しいぞ、よくよく調べるから、俺と一緒に来い!!」
以蔵は薩摩隼人の部屋へ引き出され連れていかれた。
寝ている大山実次郎を起こした中村半次郎は「こらお春、貴様はどういうわけで短刀なんてぞ、もっておるか?女に刀は要らないものばい、察するところ、貴様、伏見奉行所の回し者だな?!最前の挙動といい、我々をも見ても恐れぬ所なぞは、どうも怪しい、隠さず申し立てい!!」と法官が罪人に対するのような睨みつけた。
以蔵は負けじと「女には短刀は要らないものですか?私が伏見の回し者ではありませんきに、その短刀は今夜のような暴れ者が私の部屋へでも、浮かれこむと困るから、そんな強い虫きたら、叩き斬ろうと思って、もっておるがです。怪しくばあどこへなりと、突き出してくれますか?」
大山実次郎は、「君、ちょっとその刀を見せてたまえ」
大山は「君、冗談じゃあいけないぜ、ありゃ土州の坂本龍馬の妻だ、君も僕も顔が知らないから無理ないが、この短刀は見覚えとる。この短刀は坂本の差し料で、越前国弘たい!これを隠した妻があってその者に渡してある聞いとったいたが、隠れ妻はこの人だぜ、君とんだことをしたなー、フフッ」
「女にはしてはおかしいぞ!うわあーっ!!岡田以蔵…!!?上洛追放から土佐に捕らえとるのは聴いたことがあったが、アレはウソか」と中村半次郎。
化けの皮を剥がす以蔵は、京都の入牢された後の入れ墨を見せびらかした。
「土佐勤王党のみんなの半分を殺したもんだぜよ…。先生をうぅ、入牢されて切腹の刑なりそうですが?フハハ、あの武市は俺のことを『以蔵は日本一の泣きべそだ』とほざいてくださいました、武市らと愛した女に捨てられて、このザマがです」
「びっくりしたあの天誅の名人がそこにおるとは全然、俺らと同じ故郷の田中新兵衛に、熊本の河上彦斎と張り合ってたな、わぜっーな俺の歩き示現流の剣撃は?なぁ寺田屋のお春である以蔵さんよ」と驚く中村半次郎。
「君がため 黄泉の国から 舞い戻る 天誅辞めや 澄み渡る空」と詠む岡田以蔵。
「知らん、武市の話は聞いたことがあるのと、あの独特な示現流見た事あるかもしれんけど、西郷吉之助どのの付き添いとして、大久保一蔵共に恋敵かい」となじる岡田以蔵。
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