MY SUPERCAR DAYS Vol.2
ランボルギーニ編
ミウラSV

1960年代の終わり、少年だった自分の心を一瞬で奪った一台──ランボルギーニ・ミウラ。
あの頃は雑誌の中でしか会えなかった“夢の向こう側”の存在が、こうして目の前に静かに佇んでいる。

半世紀以上たった今でも、このボディラインの妖しさ、低く構えた姿勢、そして独特のまなざしは、まるで時間を超えてこちらに語りかけてくるようだ。
当時、スーパーカー・ブームの真っ只中で胸を躍らせていた少年たちは、今や60代。だけど、ミウラを前にすると不思議なもので、あの頃の自分が
ふっと蘇る。

この黄色いミウラは、ただのクラシックカーじゃない。
自分にとっては“夢の原点”であり、“時代の象徴”であり、そして“今もなお心を震わせる存在”。
61歳になっても、いや、61歳になったからこそ、この美しさがより深く沁みる。
ずっと見ていても飽きない、そんな車。
カウンタックLP400

1970年代後半、世界中の少年たちの価値観と概念をひっくり返した一台──ランボルギーニ・カウンタック。
初めて雑誌でその姿を見たとき、「車ってここまで未来に行けるのか」と本気で思った。
鋭く切り立ったウェッジシェイプ、紙飛行機のように薄いボディ、そしてあの“ガルウイングとは違う”シザードア。
どれもが当時の常識を軽々と飛び越えていた。

今こうして実車を前にすると、あの頃の胸の高鳴りがそのまま蘇る。
LP400の頃から続く独特のプロポーション、V12がミッドに鎮座するレイアウト、そして“走る宇宙船”と呼ばれたデザイン哲学。
どれを取っても、ただのスーパーカーではなく“時代そのものを変えた存在”だと改めて感じる。

0-100km/hが何秒だとか、最高速が何キロだとか、そういう数字以上に、この車が放つ“空気”に心を掴まれる。
直線的で無駄のないライン、低く構えた姿勢、そしてどこか危うさすら感じる存在感。写真を撮りながら思わずつぶやいた。
「やっぱりカウンタックは、夢を形にした最初のスーパーカーだったんだな」と。

少年時代の憧れは、半世紀経っても色褪せない。
むしろ今のほうが、その意味が深く沁みる。


アニバーサリー

1980年代の終わり、スーパーカーという言葉がまだ“夢の象徴”として輝いていた時代。その頂点に立っていたのが、このランボルギーニ・カウンタック・アニバーサリーだった。

少年だった自分にとって、カウンタックはただの車ではなく、未来そのものの形をしていた。
鋭く切り立ったウェッジシェイプ、地面を切り裂くような低さ、そして何よりも、あのシザードア。
あれを初めて雑誌で見たときの衝撃は、今でも鮮明に思い出せる。

そして今、自分の目の前に、あの“アニバーサリー”が静かに佇んでいる。
赤いボディは年月を経てもなお鮮烈で、開いたドアの向こうにのぞくホワイトの内装は、当時のイタリア車らしい気品と大胆さをそのまま残している。

1988年、ランボルギーニ創立25周年を記念して生まれたこのモデルは、カウンタックの集大成とも言える存在だ。エアロダイナミクスを見直し、冷却性能を高め、細部のデザインを磨き上げたことで、まさに“完成形のカウンタック”と呼ぶにふさわしい仕上がりになっている。

スペックを見れば、当時としては驚異的なV12エンジンのパワー、そしてミッドシップレイアウトが生み出す独特の存在感。
だが数字以上に“この車が放つオーラ”に心を奪われる。
直線と曲線が絶妙に交差するボディライン、どこか危うさを感じさせるほどの低さ、そして“スーパーカーとはこうあるべきだ”と主張するかのような圧倒的な存在感。
写真を撮りながら、思わず胸の奥が熱くなる。

カウンタック・アニバーサリーは、単なる記念モデルではない。
自分にとっては“憧れの結晶”であり、そして“今もなお心を震わせる存在”だ。この車の放つ美しさや狂気、そして時代を切り開いた力が、より深く沁みる。
最後までご愛読いただき、ありがとうございました。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければサポートお願いいたします。
サポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます。