金曜夜のビリヤニ
職場が移転して3か月。全く寄り道してなかったけど、今夜は少しだけ駅への道順を変えてみました。
すると、いつもと違う地下鉄入口のそばに、「かめじま商店」を発見。

酒屋が営むスタンディングスタイルのビストロで、美味しいワインと料理が楽しめるとか。勤務地を伝えると、妹から勧められた店でした。いーなぁ、と思ったけど、飲めない私は誰か飲める人と一緒でないと敷居が高い。
と、その店の向かいにパキスタン・インド料理の店を発見。カウンター席のカジュアルな雰囲気で、入口ドアは全開です。そして客は誰もいないようです。けれど入りにくいのではなく、何だか「ウェルカム」な感じがして店内に吸い込まれました。

店名からしてビリヤニがメインなのでしょうか。大好きなメニューです。
メニュー表にはカレーもありますが、迷わずマトンビリヤニを注文しました。

スパイスの良い香り!
ご飯に隠れていますが、大きめのマトンがゴロゴロ入っています。ナイフがなかったのですが、フォークとスプーンで十分ほぐれる柔らかさでした。
ライスはパラパラだけどパサパサではないところが良い。しっとり繊細な感じです。日本の米と違う美味しさなのです。わかりにくいかもしれないけれど…。
そして散らした千切りの生姜が爽やかで、絶妙な組み合わせです。ライタをまだらに掛けると、よい変化があって美味しいし、全部ひっくるめて、私の好きな味。掘り出し物を見つけた喜びです。
そういえば、この店では下ごしらえしたビリヤニをレンジで仕上げていました。温める効果と、具材や美味しいソースかアブラとか(他にも色々あるかもしれないけれど)を馴染ませているのかもしれません。まあ、勝手な想像です。
ふと、以前気に入っていた和食屋のランチを思い出しました。その店も煮魚等を提供する時にレンジで温めていました。とても混雑する人気店だったけど、その老夫婦の店は閉店してしまいました。残念。
食べている途中で、サラリーマンが1人で入店し、慣れた感じでビリヤニとカレー(もちろん、ライスなし)を注文していました。アルコールなしで。
夜なのに、そんな使い方ができる店って、すごく貴重です。

金曜日の夜のオフィス街は、明るくて、いい感じに出来上がった紳士淑女が楽しげだということに気づきました。当然の、普通のことかもしれないけど、いつもの駅へ急ぐだけの道中では見えていなかったのでした。
残業続きの仕事の先行きは未だ見えていないけれど、せめて今夜だけは穏やかな気持ちでお腹いっぱいになって帰れそうです。

