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映画「仁義なき戦い」感想とシャンプーに絶望する白柴犬はるちゃん

山守さん、弾ぁまだ残っとるがよ…

日本映画史上に燦然と輝く実録ヤクザ映画!戦後広島で起こった一連の抗争事件を元に作られた傑作である。

冒頭の原爆のキノコ雲のシーンからラストの葬式への襲撃に至るまで常に暴力というものが渦巻いている。いや、渦巻いているのは暴力だけでない、陰湿なドロドロとした謀の世界が繰り広げられる。

主人公の広能昌三は度胸もあり、慕われる人間であるが肝心な時にシャバにいない、いやいられないのだ。刑務所から出た時には既に手遅れになってしまっているという一種の悲劇性を帯びた男である。血をすすり合った兄貴分の死も、闇市時代からの親友の死も、そして殺し合い寸前までいった坂井の死も止めることが出来なかった。広能にはそうした無念の思いが纏わりついているのだ。

シリーズ通して立ちはだかるのが広能の親分である山守組組長・山守義雄である。この山守というやつ、セコくてケチでおまけにスケベで必殺技が泣き落としと暗躍という親分というには器があまりにも小さすぎる奴である。そんなのが最後まで生き残るのが理不尽である。

義理堅いが掟に縛られる広能と我が身第一で子分など駒の一つにしか思っていない山守との対比が残酷である。

シャンプーに絶望する白柴犬はるちゃん

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