三月三十一日
共に血と汗をまき散らして戦った戦友だからだ
「キングダム」には考えさせられる台詞が沢山あります。 当今の名台詞などより吟味すべき言葉は、決め台詞よりむしろ何気ないシーンにこそ誠の価値があるのです。

出典「キングダム」信
戦友だからだよ 共に血と汗をまき散らして戦った戦友だからだ
《荒筋》
蛇甘平原において秦軍は魏軍に勝利した。その戦で初陣を飾り、武功を立てまくった信は兵卒から一気に百人将にまで上った。
武功を挙げた信は近隣で名が知れる存在になった。その時、一緒に戦った羌瘣と会う。
その頃、王都では昌文君一派から12人も殺されてしまう。非常事態だと武官の壁は主の舘を厳重警護する。
その矢先、嘗て政敵だった竭丞相の参謀・肆氏が昌文君の舘にやってくるのだった。
昌文君、壁たちは肆氏と共に王宮に急ぐ。一方で王宮に駆け付けた信と河了貂は嬴政の部屋に間に合う。
信たちはそこから脱出しようとするが、鍵がかかって出られなかった。そこに刺客達がやってくる。
信は刺客たちと戦う。刺客の中に羌瘣がいた。信は羌瘣と戦うが苦戦する。
羌瘣は信になぜ大王を守るために刺客とまで戦うのかと問う。
《解説》
❤️同じ釜の飯を食った仲間
忠義ではないと言い切る信は嬴政とは戦友の関係と応えました。いかにも信らしい。 上下ではない、対等の間柄だと。
呉越同舟でも互いにいがみ合あう同士でも危機に際しては助かるために協力せざるを得ない。
信は戦友と言う。目的を共有して戦ったからだと。 実際は亡き漂の縁もありますが、信は政の道も分かっている。
共に学ぶべし、共に立つことは出来ても共に権ることは出来ない。孔子は共に同じ道を進むことの難しさを教えました。 後に信と嬴政は共に権るようになっていくのです。
❤️戦場では嘘はつけない
過酷な環境下では人間は嘘はつけない、その人の性根が浮き彫りになる。
玉座奪還戦でも嬴政と信は互いに言い合い、殴り合いにもなり、共に闘いました。
漂を死に追いやった王族とその一派と出会った頃は憎らしく思っていた信でしたが、付き合いながら嬴政の気持ちやその志と昌文君に壁らの気持ちを知りました。
身代わりの駒ではない、戦う同士として漂を見ていたのだと。信はそれを理解して彼らと自分の志のため、同志として戦うことを選んだのです。
過酷な路のりで偽り混じりの関係で共に戦う事なんて出来ません。
人は窮したときと栄えたときに本性をあらわすと申しますがまことです
金言です。
