長男の決断と、バレーボール引退
― 春高愛知県予選3位、その先にあった選択 ―
春高バレー愛知県予選、堂々の3位。
王者・星城高校に挑み、デュースまで持ち込んだ準決勝。
あの試合を最後に、長男の高校バレーボールは幕を下ろした。
■ 春高を終えて、完全に燃え尽きた長男
春高が終わってからの長男は、
まるですべてを出し切ったようだった。
口数が減り、
体育館の話題をこちらから振っても、
少し笑って「うん」と返すだけ。
2年生でありながら、正リベロとしてコートに立ち、
強打を何本も拾い、チームを支え続けた。
結果だけ見れば、順風満帆に見えたかもしれない。
でも、その裏には
親の知らない葛藤があった。
■ 見えなかったプレッシャー
リベロというポジションは、
ミスがすべて失点につながる役割。
目立たないけれど、責任は重い。
「拾って当たり前」
「落とせば流れが変わる」
そんなプレッシャーを、
彼は毎日のように背負っていたのだと思う。
親として、応援はしていたつもりだった。
でも、本当の重さまでは分かっていなかった。
■ 昨日、退部届を提出
昨日、長男は顧問の先生に
退部届を提出した。
高校バレーボール、正式に引退。
バレーボール卒業。
理由は逃げでも、投げ出しでもない。
これからの人生を考え、
大学進学に向けて学業を優先するという選択だった。
それは、
彼が初めて本気で悩み、
自分で出した結論だった。
■ 親のロスは、正直つらい
正直に言うと、
親のほうがロスが大きい。
もう体育館で見ることはない背中。
もう聞くことのない「次の試合」の話。
洗濯機を占領していたユニフォームも、もう出番はない。
寂しい。
ものすごく寂しい。
でも――
それ以上に、誇らしい。
■ これからも、全力で応援する
バレーボールは引退しても、
彼の人生はまだこれから。
悩んで、考えて、決断したこと自体が、
何よりの成長だと思っている。
これからは、
コートの外で戦う長男を応援する番。
父は相変わらず46歳のおっさんだけど、
応援のスタンスは変わらない。
ロスはつらい。
それでも、これからも全力で応援したい。
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