プロセッコは一つではない
日本で「プロセッコ」と言うと、
手頃なスパークリングワインという印象を持つ人が多いと思います。
実際、イタリアワインの専門店に行っても、
プロセッコは1種類、多くても2種類ほど。
それは決して、需要がないからではありません。
むしろ世界では、
プロセッコは最も飲まれているスパークリングワインの一つです。
プロセッコは、世界で最も飲まれているスパークリングワインの一つであり、年間数億本規模で消費されています。
ではなぜ、日本ではそのような扱いなのでしょうか。
理由はシンプルです。
「プロセッコ」という言葉の中身が、分けて理解されていないからです。
プロセッコには、大きく分けて2つあります。
ひとつは、広い地域で生産されるカジュアルなプロセッコ。
もうひとつは、限られた丘で作られる特別なプロセッコ。
同じ名前でも、
その中身はまったく別のものです。
しかし日本では、その違いがほとんど認識されていません。
その結果、
「プロセッコ=安いスパークリングワイン」
というイメージだけが残っています。
これは少し極端に言えば、
すべてのワインを「ワイン」という一言でまとめているようなものです。
私が見てきたプロセッコ
私は10年以上にわたり、イタリア・ヴェネト地方を訪れてきました。
その中で出会ったプロセッコは、
これまで日本で見てきたものとはまったく違うものでした。
丘の上に広がるブドウ畑。
手摘みで収穫されるブドウ。
家族単位で受け継がれるワイナリー。
そこには、
「日常の中の高級」という感覚がありました。
それは、単なるスパークリングワインではなく、
土地そのものを飲んでいる感覚でした。
なぜこの違いが重要なのか
もしプロセッコを一つのものとして理解してしまうと、
本来の価値に出会う機会そのものが失われてしまいます。
それは単に「良いワインを逃す」という話ではなく、
「別の文化に触れる機会を失う」ということです。
もう一つのプロセッコ
では、その「限られた丘」とはどこなのか。
それが、ヴァルドッビアデーネです。
世界遺産にも登録されたこの丘は、
プロセッコの本質が残る場所です。
最後に
プロセッコは一つではありません。
そして、
もしあなたがまだ「本当のプロセッコ」を知らないとしたら、
それはまだ、
その入口に立っていないだけかもしれません。
プロセッコは、ここから始まる。
ヴァルドッビアデーネとは
👉 https://valdobbiadene.jp
