路地裏工房は大忙し
今日もあの喫茶店に寄ろうかな。
カランコロン…
なんとも言えない懐かしい音が響く。
店内はコーヒーの香りに包まれていた。
午後の中途半端な時間帯ということもあって、店内は空いている。
パリッとしたスーツを着た男性客と目が合い、お互いに軽く手を上げて挨拶を交わす。
他のお客さんは、テーブル席でパソコンを広げつつオムライスを食べている若い女性が居るだけ。
「いらっしゃいませ、こんにちは。今日も寒いですね」
マスターの小花さんが案内してくれた。
窓際の明るい席に腰を落ち着かせ、備え付けのメニュー表を手に取る。
「今日も、いつものでよろしいですか?」
「そうだね…」
チラとオムライスを食べている女性客を見ると、
(オ ム ラ イ ス お い し い で す よ)
声に出さずに口をパクパクしながら教えてくれた。
「いや、今日はオムライスにしよう」
オムライスを注文すると、その女性客がサムズアップしている。
なんだかちょっと嬉しい。
あっという間に平らげてしまい、会計を済ませて近くにある和菓子屋さんへと向かう。
路地裏で人気の老舗『御八堂』。
「こんにちは~」
「いらっしゃいませ。あら、ちょうどいい所に。ちょっとお願いしたい事があって……ウチのお店のロゴで栞を作って欲しいんです。お願い出来ますか。……ああ良かった!あ、もし無理ならば円形ロゴにしなくても大丈夫です。もう、縦書きでも横書きでもお任せ致します」

「分かりました。ご注文ありがとうございます。イメージ的なものが出来たら、改めてご連絡しますので少々お待ちくださいね。では、また寄らせてもらいます」
そうだな…栞でロゴだとバランスが取りにくいから文字だけ抜き出すか…
横書きもいいけど、縦書きだと のぼりみたいな感じの雰囲気が出て面白そうだな…
う~ん、さてどうするか…
この表紙のブックカバーとかあったら可愛いな……
『御八堂』のロゴ入りTシャツはお気に入りなんだよね…
おやつと言えば洋菓子もいいけど和菓子もいいよね…
どら焼き食べたいな…
…あ、何も買わずに出できちゃった……
「お帰りなさい。今日も『喫茶 花』ですか」

「ああ…蒼林くん、ただいま。」
考えごとをしているうちに工房に着いていたようだ。
「そうそう。『喫茶 花』でね、あんこのトッピングのトーストを食べようと思ったんだよ。そしたらね、綺麗な女性が『オムライス美味しいですよ』なんて言うもんだから、今日はオムライスを食べてきた。あそこのオムライスは最高だね!でね、帰りに『御八堂』へ寄ってね、八子さんから栞のご注文をいただいてきたよ!あそこのロゴは書体の雰囲気が良いよね」

「そうなんですか!有難いですね。そうだ、ロゴと言えば先日作った『TABBY's COFFEE』さんのトレーの記事が出てましたよ。喜んでいただけたみたいです」
これはプレゼント用にトレーを作って欲しいとマイトンさんからご注文いただいたもの。
初めてのショップのロゴだったので、楽しく作らせてもらった。

ロゴの配置なんかをマイトンさんと打ち合わせして、完成したのがコチラ!

「そうだ、蒼林くん。今度はZINEフェス用に『 #なんのはなしですか 』のトレーを作る約束したから。コレも気合い入れて作るよ!あとはチャームと栞とZINE用のブックカバーと……」
「やる事が山積みですね。大丈夫なんですか?それから、はしさんから依頼のあったペンケースと名刺入れは、イメージを確認してOKをいただきました」


「おぉ、ありがとう。はしさんはお得意さまだからね、コレも気合いを入れて作るよ!」
「あともう一点、先程いづみさんからカメラケースのご依頼がありましたよ。革はご自分で用意したようなので、カメラと革をこちらに送っていただけるみたいです」
「そうなのかい?いやぁ、嬉しいねぇ~。カメラケースは初めてだね。面白そうな依頼だからワクワクするね~。地道に少しづつだけど、丁寧な仕事をしてきて良かったね、蒼林くん」
「そうですね。こんからも沢山の人に届けたいですね。…という事で『御八堂』さんの栞、こんな感じでどうです?」

「もう出来たの!?仕事早いね~」
このお話はフィクションとノンフィクションが入り交じっています。
350話目。
どうも、あおです😄
創作が好きです。
物語や革小物を創作しています。
革小物のご依頼は、いつでもお声かけください。
これはノンフィクションです(笑)
という訳で今回は、
沢山の依頼が舞い込んで来ました!
って、お話です。
本当にありがとうございます。
物語の最後にも書きましたが、丁寧な仕事を心掛けていて、少しづつ認知していただけたのかなと思います。
コニシ木の子さんから、ZINEフェスで何か出品しないかとお声掛けいただき、試作に取り掛かり始めたタイミングで次々にご依頼があって驚いています。
はしさんとマイトンさんは、いわゆるリピーターさんなので、私の作るものに対して好感を持ってもらえたのかなと思います。
本当にありがとうございます。
3時のおやつさんはご新規さんなので、今後に繋がるような仕上がりにしたいと思います。
BASEでブックカバーやトートバッグの販売もしていますが、この様な直接のご依頼もお待ちしてます。
売れっ子作家になってしまうと、細かい要望に応えられなくなってしまうと思われるので、今がチャンスです(笑)
あなた専属のレザークラフト作家 蒼広樹がお手伝いします。
路地裏専属って話もありますが、どっちでもいいです(笑)
他にもこんなものを作っています。
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ちなみに今回は、『路地裏で』シリーズ5回目です。
自分だけが楽しんで、読者を置いてけぼりです。
日々のエッセイを『ワールドブルー物語』に取り入れて、少しづつ物語を進めてみようかなとも思っています。
また、回を重ねる度に少しづつ変化している間違え探し的な要素も取り入れてみたら面白いかなとも。
過去作も置いておきますので、良ければぜひ少しづつの変化をお楽しみください。
という訳で今回は、
革小物製作で忙しくなりたい!
って、お話でした。
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あおでした😄
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