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“どっちを選んでいいのかわからない”自分にきくメソッド


はじめに

「どっちを選んでも、あとで後悔しそうな気がして、動けないんです」

決断の場面で、こんな声をよく目にします。
そして正直にいうと、私自身にも同じところで足が止まる瞬間があります。

今日は、「どっちを選んでいいのかわからない」ときに
自分に“きく(訊く/効く)”メソッドの話を書いてみました。

どっちが“正解”かを一生懸命探そうとすればするほど、
余計にわからなくなっていく。
頭の中でシミュレーションを重ねて、不安なパターンばかりが増えていってしまう。

そんなとき、私は
「どっちが正解か」を考えるのをいったんお休みして、

いまの自分は、この出来事の中から
何を“拾って”いるんだろう?

と、自分へのきき方を変えてみるようにしています。

ふと気づいたのは、
人生って“何が起きるか”よりも、
そこで自分が“何を拾っていくか”で形づくられていくのかもしれない、
ということでした。




すべての中に「痛い」と「痛くない」が両方ある

たとえば、なにか大きな決断をしようとしているとき。

  • 不安で胸がキリキリする「痛い感覚」もあれば

  • どこかで「ちょっと楽しみだな」と思っている部分もあって

  • 実は、体のどこかには“ほっとしている場所”もあったりする

よくよく探してみると、
「全部ない/全部ある」ではなくて、
“痛いも、痛くないも、両方ある”ことが多い気がします。

ただ、私たちはその全部を平等に受け取っているわけじゃないように感じます。

無意識のうちに、

  • 痛いほうばかりを拾いやすい人もいるし

  • 「ここは大丈夫だな」という感覚を拾いやすい人もいる

そして、その “拾ったもの”を材料にして、
次の選択を決めていくことが多いのかなと思います。

だから、同じ出来事のはずなのに、
その後の人生が少しずつ違う方向に分かれていくこともあるな、と感じます。




何を拾うかを決めているのは、「前提」と「セルフイメージ」

じゃあ、この「拾い方」のクセはどこから来るんだろう?

私が思うのは、
自分の前提やセルフイメージ、「私はこういう人だ」という思い込みが、
何を拾うかを静かに決めているところがあるのかもしれない、ということです。

たとえば、

  • 「どうせ自分は失敗するほうだ」という前提を持っていると、
    うまくいきそうな理由よりも、“失敗しそうな証拠”ばかり拾いやすくなります。

  • 「私は人に迷惑をかけちゃいけない」という思い込みが強いと、
    相手のちょっとした表情の曇りだけを拾って、
    「やっぱり私が悪いんだ」と決めつけてしまうこともあります。


一方で、

  • 「なんだかんだで、私はなんとかしてきた」というセルフイメージの人は、
    同じ出来事の中から、“大丈夫そうなポイント”も拾いやすくなります。

  • 「怖さはあるけれど、チャレンジしてみたい私もいる」と認めている人は、
    不安と同じくらい、「ワクワクしてる自分」の感覚も拾えることがあります。

前提やセルフイメージが違えば、
見ている世界も、拾っていくものも変わっていくように思います。

その積み重ねが、いつの間にか
「自分の人生ってこういう流れになりがちだよね」
という物語を作っていくんだと思います。




「拾うもの」を少し変えてみる、小さな練習

じゃあ、私たちはどうしたらいいんだろう?

いきなり「前提をまるっと書き換えましょう」と言われても、
それはなかなか難しいので…。

“拾うものを少しだけ変えてみる練習”からでいいんじゃないかな、と思っています。

① “痛くない側の事実”を、意識的に書き出してみる

何かが起きたとき、まずは反射的に「痛いほう」を拾ってしまう。
それはもう、長年のクセみたいなものだから仕方ないとして。

そのあとでいいので、

  • これは「痛くないな」「ちょっと安心しているな」と思える要素

  • うまくいっているところ

  • 変化してきたところ

を、あえて紙に書き出してみる。

「そんなのないよ」と思っても、
よーく探すと、けっこう出てくることもあります。

② 体の反応を“両方”見に行く

決断に迷っているとき、
不安で固まってしまうとき。

その場で一度、体に聞いてみる。

  • この選択肢を思い浮かべたときに
    どこがキュッと痛くなるか

  • どこが少しだけ緩むか、ほっとするか

「痛い場所」だけじゃなくて、
“楽になっている場所”“軽くなっている場所”も一緒に見に行ってみる。

それもまた、「今の自分の本音」の一部なんじゃないかな、と思います。

③ “いつもの拾い方”に気づいたら、1つだけ別のものを拾ってみる

たとえば、

  • いつも「できなかったところ」ばかり拾ってしまうなら、
    あえて「今日、ちゃんとできたことを1つだけ書く」。

  • いつも「相手の機嫌」ばかり拾ってしまうなら、
    「今日の自分が、少しでも楽になった瞬間」を探してみる。

前提やセルフイメージそのものをいじるのは、
時間がかかるかもしれません。

でも、“拾うもの”を1つ変えてみるだけなら、
今日からでもできるかもしれません。

その小さな積み重ねが、
少しずつ「自分の前提」をやわらかくしていくんだと思います。




人生は、「何を拾いながら進んでいくか」で少しずつ変わっていくのかもしれない

人生には、いつも両方あります。

  • 痛いほうも

  • 痛くないほうも

  • うまくいかない理由も

  • それでも、まだ進める自分の気配も

全部ある中で、
今の自分は、どれを拾っているだろう?

もし今日、
いつもと同じように“痛いほう”ばかりを拾っている自分に気づいたら。

「痛くないほう」「少しだけ楽になっているほう」を、
ひとつだけでも拾ってみる。

その小さな選択の積み重ねが、
“なんだか最近、前よりちょっと進める自分になってきたな”
という感覚につながっていくのかもしれません。



ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

自分の「選び方のクセ」を、体だけじゃなくて“言葉”のほうからも見てみたいときは、こちらもどうぞ。

『実はもう、選んでる』あなたの言葉から分かる本音。

一緒に進んでいきましょう。

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