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実は、布おむつを使っています

5月末に誕生した娘。
2,000グラム少々で生まれた時と比べると、顔が丸くなり、太ももに2本ずつシワも入ってきた。
ぱっちりとしたその目は少し離れていて、息子の乳児期とよく似ている。

布おむつとの出会い


実は私は、第一子の息子が生後2ヶ月くらいの時から、息子に布おむつを使ってきた。
日中はもうおむつを使わなくなって1年ほど。娘が生まれた今、3年少々ぶりに0歳児の布おむつ育児を楽しんでいる。

布おむつとは、その名の通り布製のおむつ。輪おむつと成型おむつ、2種類ある。
輪おむつは、輪状になった長方形の布。素材は綿やオーガニックコットンなど。好きな大きさに畳み、おむつカバーと呼ばれるものの上に乗せて、その状態で子どもに着用する。
成型おむつは輪おむつよりは厚みのあるパッド状のもの。畳まず、おむつカバーにそのまま乗せて使える。

布おむつに興味を持ったのは、第一子を妊娠している時。
なんとなく自然派育児的な、ナチュラルテイストなものに興味や憧れがあり、子どもが生まれたらできそうなことをやってみたいと思っていた。
そして、同じような趣向の人の子育てアカウントなどをスマホで眺めていた時、布おむつ育児を知った。

そういえば、確か高校生の時の家庭科の授業で、布おむつと紙おむつの話を聞いたことがあったなぁ。
紙おむつと布おむつ、それぞれにコップの水を吸水させる実験をして、
「布やもんな。濡れるよな。紙おむつめっちゃ吸収するやん。」と思ったのだった。

よく考えると、その時から少しだけ布おむつに興味があったのかもしれない。
不思議と「布おむつなんて絶対使わんわ」ではなく、むしろ、「昔の人はこういうのを使っていたのか。今は使えないのかな?」と思った覚えがあるから。

息子と布おむつが教えてくれたこと

そうして、妊娠中から布おむつ育児や、大体セットで出てくる「おむつなし育児」(赤ちゃんの排泄のサインを察知して、低月齢からタイミングを見計らっておまるなどで排泄させる育児方法)と呼ばれるものの本をいくつか読み、赤ちゃんが生まれたらやってみたい、と思っていた。

まあ洗濯大変そうやけど。
ゴミ減るの、嬉しいし。
おむつ早く外れたらラッキーやし。

その程度で始めた布おむつ育児、意外と続いている。

洗濯物は増えるし、確かに濡れるし漏れることもあるけれど。
息子はもうすぐ3歳半になる今でも、遊びに夢中になったりトイレを拒否したりするとお漏らししているけれど。
手間と引き換えに目に見える何かを得たのかと言われると、まだそこまでわからないけれど。

なんというか、布おむつ育児とおむつなし育児を通して、子どもの排泄を観察するのが、楽しいのだ。
息子にそれを教えてもらった。

新生児は、とにかく排泄回数が多い。おむつを替えた瞬間に出されるなんてこともよくあった。
それが月齢の変化で、徐々に減っていく。
かと思えば季節の変わり目はまたやたらとおむつが濡れたり。
授乳後におまるに座らせるとかなりの確率でうんちが出て、布おむつが汚れなくなって楽になったり。
離乳食が始まるとうんちの状態が変化したり。
何度も何度もおまるに座らせているうちに、いつの間にか自分で座るようになったり。
そうこうしているうちに1歳台でうんちはまずおむつにしなくなったり。

排泄にフォーカスして、息子の成長を感じられるとは思ってもみなかった。
「え、こんなに濡れる!?洗濯やばくない!?」に意識が向きがちな時も長かったけれど、そんな風に排泄に向き合った(というか半分振り回された笑)のも、今となっては貴重な時間だったのかなと思っている。

もっと味わうぞ!

そして、再び新生児を迎えた今。
里帰り出産を終えて自宅に戻ってから、布おむつ育児、おむつなし育児を始め、楽しく続けることができている。
息子で経験している分、濡れる具合や排泄のタイミングなどをこちらがある程度想定できていることもあり、よりゆったりとした気持ちで娘の排泄を観察する毎日である。

寝ているところからふにゃ〜〜〜と目を覚ましたら、なんとなくおむつを確認したり。
濡れていなければ少しおまるを添えてみたり。
そこでじゃじゃじゃ〜っとおしっこが出ると「お、すっきりしたねぇ」なんて話しかけてみたり。
息子も「なんでこんなうんちなのー?」と新生児の粒マスタードのような(?)うんちを眺めている。(君もかつてはそうだったのだよ)

「いつおむつ外れるかなー?」
息子の時は、そんな期待と焦りが混じったような気持ちもあったけれど、今回は娘の成長過程そのものを、もっと味わえそうな気がしている。

季節柄、洗濯物もからりとよく乾く。太陽の匂いをいっぱい含んだ布おむつが干してあるその光景も、なんだか幸せである。

余談:思い切って書いてみた

実はこの布おむつの話題、書くのにも人に話すのにもすごいブロックがあった話題の一つである。
なんせ、布おむつなど今時使っている人が少ない。
紙おむつと比べておむつ替えや洗濯の手間がどうしてもかかるため、「なんでわざわざ?」感満載である。

「す、すごいね」
「意識高いね」
「私にはできんわ」
「そこで頑張る必要なくない?」

誰かに話すことで、「なんかよくわからん意識高い人」と線を引かれたり、「こだわりの強い面倒くさそうな人」と思われるのが怖くて、ひた隠しにしてきた。
恐らく息子が生まれる前、実母に布おむつを使いたいと話したところ、手間だから、大変だから、その割に得られるものがないから、と大反対されたことも大きかったと思う。
あんたがやろうとしていることは普通じゃない、異端だ、と言われたような気がしていた。

特に、子育てというのは価値観もこだわりもその家庭の事情もそれぞれで、思わぬところから人間関係が拗れるイメージがあった。
だから、「普通じゃない」ことはなるべく隠した方が無難だと思っていた。

でも、段々と思えてきたのだ。
自分が心地いいと思ってやっていることを、他人にどう思われるか気にして、その心地よさを味わえない方が損ではないか?と。
わざわざ話すことではないけれど、隠すことでもないよな、と。

そもそも、他人の家のおむつ事情なんて大半の人は興味がないだろうし。

そんな心境の変化から、書いてみることにした。

ちなみにこの記事は、所属する「京都くらしの編集室」のイベント、「もくもくブログを書く会」(オンラインで繋がった仲間と、25分間集中してブログなどを書き、その後読み合って感想を述べるというもの)で書き始めたものである。

イベントの冒頭、「なんの話題を書きますか?」と主催者の江角悠子さんに問われ、「娘に使っている布おむつのことについて…」とおずおずと切り出した私。
すると、江角さんが「私もやってましたよ〜おむつなし育児。」
さらに参加者の游實みゆさんも「うちも布おむつです〜!」

え、こんな近くに仲間おったん!?!?!?

いつだって、ブロックは自分が勝手に作り上げているだけだと学んだ、夏の一日。
書いてみて、よかった。

娘は、すやすやと眠っている。
こんな日々が、とても愛おしい。


暑いので、腰にゴムを巻いて輪おむつを挟んだだけのゆるゆるふんどしスタイル(絶対漏れる)



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