「お守り」となる言葉
UTSUWA出版代表の岩井です。
最近、挑戦することが多かったり、大失敗から自分を深く顧みたりすることがあり、不安な気持ちになることが多いです。
そんなとき、僕は「お守り」となる言葉を思い出します。
『ハリーポッター』や『ナルニア国物語』を彷彿とさせるくらい面白いファンタジー小説『レーエンデ国物語』。
世界観はおとぎ話のように美しいのに、一方で『ロードオブザリング』くらい壮大で残酷でもあります。
本シリーズの4巻目『レーエンデ国物語 夜明け前』に、僕にとってとても印象的な言葉がありました。
普遍的な正しさは、僕ら人間には荷が重すぎるね
最近思うのが、僕らってめちゃくちゃ疲れていませんか?
・正しく成長しなければならない
・正しく仕事をしなければならない
・正しく家族、友人、同僚、知人と接しなければならない
・正しく老後に備えなければならない
・正しくお金を貯めなければいけない……
まるで一挙手一投足に「正しさ」が求められているようで、正しくない行動をしようものなら論破されたり、有名人であれば炎上させられたり……。
そんながんじがらめのような空気感があると思うのです。
僕自身、「正しい出版」「正しい経営」「正しい制作」などの、ない正解を探すことで、これまでとても疲弊しました。
著者さん、制作する編集者やライターが幸せであれば、「正しさ」は本来、さほど重要ではないのです。
けれども、僕は勝手に「正しさ」という曖昧だけれども明確な基準を、勝手に妄想して作り出し、その蜃気楼に向かってひたすら歩き続け、そして疲れ果てました。
そんな感覚があったときに、先ほどの、
「普遍的な正しさは、僕ら人間には荷が重すぎるね」
という言葉に出会ったのです。
小説のキャラクターのセリフとはいえ、読んだときは信頼している人から「よくここまで頑張ったね」と言われたくらい、胸がジーンとしました。
先ほどのセリフが出るまでの流れ、セリフに込められた意味が、僕が感じ取ったものと違っても問題ないのです。
僕が励まされた事実は変わりないので。
この言葉は今、僕にとっての「お守り」になっています。
自分が「正しい選択肢はどれなんだ?」と焦り、不安になるたびに思い出すと、心が落ち着くのです。
「普遍的な正しさは人間には重いし、そもそもそんなものないのかも」
と頭の中でぐるぐる回る思考を止めてくれ、心を落ち着かせてくれます。
おかげで、今は「このセリフを覚えていたら大丈夫」と思えるくらい、不安と焦りに効果があります。
お守り、と言えば神社やお寺で買うものが思い浮かびますが、「自分はこれに守られている。これがあれば自分は大丈夫」と思えるものは何でもお守りになると思うのです。
だからこそ、不安や焦りを感じているときほどぜひ本を読んでみてください。
あなたの「お守り」に出会える可能性がありますので…
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