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【言葉狩りと言う勿れ】「高齢化に歯止めがかからない」って表現どうなの?

ゆーしんけんです。久々に【言葉狩りと言う勿れ】シリーズを書きたくなりました。

とは言え、さみしさのつれづれにしたためてみたくなったわけではありません。

ある新聞のコラムで「高齢化に歯止めがかからず・・・」などと偉そうに解説していたからカチンときたのです。


私の主張など「ほぼほぼ」響かない現状😭

私は同シリーズでこれまで「ほぼほぼ」をはじめ「肉肉しい」そして「飯テロ」などを取り上げてきました。

読者の方々から「わたしも違和感を覚えました」と共感いただけたのは救いでした。

しかし世間では「そんなこと知らねえよ」って言わんばかりに使われ続けています。(感覚的に「肉肉しい」は少なくなったかも)

とくに「ほぼほぼ」を使う人は増えています。メディアではキャスターが当然のように話し、アスリートや俳優など著名人が「ほぼほぼ」を口にするまで広まっているようです。

時代ととともに流行語が広まり、あるものは定着する。それに抗って愚痴るのもそろそろ止めどきか。

私はそう思い【言葉狩りと言う勿れ】シリーズを更新することを諦めていたのです。

でもやっぱり黙ってはいられなかった。


高齢化に「歯止めがかからない」って言うな!

「なんで?それのどこがいけないのよ!」
と思われるかもしれません。

まずは冷静に言葉の意味合いを考えてみましょう。
「歯止めがかかる」という表現は主に悪い傾向の場合に用いられるようです。

「歯止めがかかる」

辞書を調べてみると,『大辞林(第3版)』
は,「事態の進展・進行をとめる手段や方法」
と中立的なとらえ方をしていた。一方,『日
本国語大辞典(第2版)』には,はっきりと
「物事が悪い方向に動くのをとどめる手段や
方法」と書かれているし,『広辞苑(第5版)』
でも,「物事の行きすぎや悪化をくいとめる
手段」と書かれている。他の辞書にもあたっ
たがどちらかというと,悪いことに対して
使われる傾向が,やや強いようである。
過去のニュース原稿を調べてみると,「治
安の悪化に歯止めがかからない」「景気の低
迷に歯止めがかからない」など,「歯止め」
はほぼすべて良からぬことを食いとめる意
味で使われていた。

NHK|ことば 言葉 コトバ「歯止めがかかる」


つまり、「高齢化に歯止めがかからない」は、高齢化が「悪い傾向」だという前提で使っているように取れます。

人間はもちろん生き物は老いるものです。誰だって歳を取るのに「高齢化」を「景気悪化」と同じような目線で使われてはたまりません。

前述した新聞のコラムでは「高齢化に歯止めがかからず市場への影響が懸念される」みたいに書いていました。

社会的に「高齢化」をマイナスイメージで捉える風潮があることから、有識者までもが平然とこのような使い方をするのではないでしょうか。


とりあえず「高齢化」のせいにするな!

私だって少子化や高齢化を心配していないわけではありません。

その対策についてはひとまず置いといて。“表現”の仕方に気をつけてほしいのです。

たとえば「International Monetary Fund|国際通貨基金」の公式サイトにおける記事(日本語)はこんなタイトルでした。

高齢化こそが真の人口爆弾である

国際通貨基金|ファイナンス&ディベロップメント - セレクト記事
デビッド・E・ブルーム, レオ・M.・ザッカー 2023年6月

(※内容について詳しく知りたい方は記事の本編を読まれてください)


ここではタイトルに対してもの申したい。

高齢化への対策が必要なことはわかりますが、なにも「人口爆弾」とまで煽らなくても。そんな感覚だから、メディアの記事でさえ平気で「高齢化に歯止めがかからない」なんて言い出すんですよ。


まとめ

長々とした私の勝手な愚痴にお付き合いいただきありがとうございます。

本来ならば「高齢化」をプラスイメージに捉えることで「少子高齢化問題を改善する」ヒントにならないか。そこまで深掘りしたいところですが、なにせ頭がついていきません。

どなたかご助言いただけるか、あるいは別記事として展開いただけると幸いです。


【参考動画】


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#高齢化
#歯止めがかからない

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