『おかあさんといっしょ』を振り返って|わたしは子どもの可能性を摘んでいなかったか
タイトルだけ見たら「子育て」をテーマにした記事のように思えるかもしれません。最初にお断りしておきますが、そんなに深い内容ではありません。そもそもゆーしんけんが説得力のある「子育て」論など書けるわけがありません。
ふと思い出したんですよ。娘が無邪気に叫ぶ姿を。そして周囲の反応と。父親であるわたしがとった行動を。
長女が幼稚園に通い始めた頃だと思います。わたし、妻、娘二人の家族4人で愛車RVRに乗って筑後川の河川敷公園に行きました。菜の花が見頃で季候もよく、多くの人々がピクニックを楽しんでいるので、我々も居心地がよさそうな場所を見つけて黄色いレジャーシートを広げたのです。
青い空に爽やかな風、菜の花の黄色と緑に彩られた河川敷。それぞれにくつろぐファミリーたち。なんとも幸せな光景が広がっていました。
長女は辺りを走り回ってはしゃぎ、土を盛り上げて小高くなったところに登ると、両手を口に当てて叫んだのです。
「おーい、みんなーーーーーー」
屈託のない大声は河川敷に響き渡り、十組以上はいたであろうファミリーたちがいっせいに振り向きました。
我が子が注目を集めて焦ったわたしは咄嗟に止めたのです。
「やめなさい。みんなびっくりしてるやろ」
みたいなことを言ったのではないでしょうか。
20年以上が過ぎて、娘たちも社会人として自立しています。親として苦労をさせたこともありますが、真っ直ぐに育ってくれたことに感謝しております。だから安心してこのような反省ができるのかもしれません。
あのとき「やめなさい」と止めたのは、子育てとして正しかったのだろうか。止めなかったら、娘はもっと幸せを感じることができたのではないか。周りの反応から自分なりに次の行動を考えることができたのではないか。
子育てはほとんど妻任せだったので、今さら「子育てを語るな」と言われそうですが、わたしなりに反省したのです。答えはわかりません(それがゆーしんけんです)。でも、なぜ長女があのように呼びかけたのかは心当たりがあります。
『おかあさんといっしょ』の影響であることは十中八九間違いないでしょう。
NHK教育テレビジョン(NHK Eテレ)で放送されている子ども向け番組『おかあさんといっしょ』。我が家の娘たちも毎日のように見ていました。当時、うたのおねえさんは「茂森あゆみ」、うたのおにいさんは「速水けんたろう」でした。『だんご3兄弟』が大ヒットしたコンビでもあります。
わたしの記憶によると『おかあさんといっしょ』で一番盛り上がったのは『にじのむこうに』ではないでしょうか。
※『おかあさんといっしょ』のTikTok動画が視聴できなくなったため🙏昨年のイベントを撮ったYouTube動画を紹介しています(NHKClassic Fes.2025より)😀🙋
曲のなかで「このゆびにとまれ オーイ」「みんな集まれ オーイ」と呼びかけるフレーズが出てきます。いつも一緒に歌っている長女が、河川敷で楽しそうに過ごすファミリーを見て「おーい、みんなー」と呼びかけたくなる気持ちがわからないわけではありません。でも大人のわたしはそれを止めさせたのです。今さらながら悔やまれます。
英才教育らしきこともせず、普段から「普通がいい。普通が一番」と言って育てました(書道やミニバスケは頑張ってました)。とは言え成人して会社の役に立つ仕事をして、自分なりに生活も楽しんでいるようです。
もし長女が「おーい、みんなー」と呼びかけるリーダーシップが得意な大人になったとすれば、どうなっていたかわかりません。
とにかく、今は無事に生きているから「それでいいのだ」。
『おかあさんといっしょ』の思い出
娘たちが見ていた1990年代は、登場するキャラクターが「にこにこぷん」(じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろり)や「ドレミファ・どーなっつ!」(みど、ふぁど、れっしー、空男)などでした。
わたしも会社が休みのときは一緒に見たものです。ある日、「ドレミファ・どーなっつ!」で、みどとふぁどがサッカーボールを蹴ってパスしながら口ずさむ歌を聞いて爆笑しました。ツボにハマったというのでしょうか、お腹を抱えて笑う父親を娘たちは怪訝そうに見ていました。
Jリーグのテーマソング「WE ARE THE CHAMP 〜THE NAME OF THE GAME〜」をパロディーにしたような歌だったのです。
「オーレー、オレオレオレー」
「キーミー、キミキミキミー」
うまい!うますぎる!わたしは、みどとふぁどがアドリブで歌っているとばかり思っていました。
今回、記事を書くにあたり調べたところ、あるんですね。そういう曲が。その名も『サッカー・サンバ』。
Jリーグのテーマをパロってこれほど楽しい曲にするとは『おかあさんといっしょ』おそるべし。
わたしが子どもの頃にも『おかあさんといっしょ』を見ていたのか。
『ママとあそぼう!ピンポンパン』(フジテレビ系)は「ピンポンパン体操」が印象に残っていますが、なんと同時期に『おかあさんといっしょ』も始まったそう。さらに調べたら「ブーフーウー」は記憶にある~。3匹の子豚の人形劇。
親子代々お世話になった『おかあさんといっしょ』。これからも続いて欲しいですね。
ちなみに茂森あゆみさんは3人の母となり、長男は大学生で昨年二十歳になったとか。子育ても落ち着いたので「歌」をはじめいろいろなことを出来たらいいなと話していました。『にじのむこうに』も歌ってほしい。
【参考動画】
歌投稿♪
— 茂森あゆみOfficial (@shigemoriayumi) May 24, 2020
にじのむこうにhttps://t.co/NN9BPH0jtv
良いお天気☀️ pic.twitter.com/bSNSlDngL5
『オーレ!チャンプ』ポンキッキバージョン。
※この記事はカタリベ活動に参加しています。
