“真剣に考える”について真剣に考えてみた。参考音源は吉田拓郎の名曲
ゆーしんけんがまた妙なこと言い出したぞ。とお思いでしょう。
これにはきっかけがありまして、少しそこんところに触れさせてください。
占い師の緇井鶏子さんをご存じでしょうか。わたしが購読している地方新聞紙で毎日掲載される「誕生月ごとの運勢」を担当されています。
本来わたしはあまり占いに興味がなく、積極的に占いサイトを見るようなことはありません。でも朝刊のテレビ欄の下に載ってるからつい見ちゃうんですよね。
しかも占いの内容がそうとうぶっとんでるんです。
そんな風に感じるのは私だけかと思ったけど、ネットニュースやnoteでも話題になっているので「だよねぇ」と納得しました。
以前、日本テレビ系バラエティ番組『月曜から夜ふかし』に視聴者から投稿があり、番組スタッフが緇井鶏子さんにインタビューしたときのこと。
そのなかで彼女は「十年以上やってたら、ネタを考えるのが大変なのよ」とぶっちゃけたんですよ。
わたしはリアルタイムで視聴していたのですが、「ネタって言っちゃったよ」と呆れる一方で「もう達観しているのかも」と感心さえしました。
少しのつもりが長くなりました。緇井鶏子さんを知っていただくことによってスムーズに本編を受け容れていただけると思ってのことです。ご理解ください。
真剣に考えるとは。
今日の朝刊で緇井鶏子さんが占ったわたしの誕生月の運勢は・・・
「実際は真剣に考えていない。影響を受けない」
という内容でした。
(ちなみに、親子で読むこどもタイムズでの『にわとり先生の週間タロット占い』も見てみました。わたしの誕生月は「家族があまり反応しません。気持ちが通じないでしょう」。ってけっこう当たってるやないかーい!※脱線して申し訳ありません)
皆さんは「実際は真剣に考えていない」といわれてどう解釈しますか?
わたしはそもそも「真剣に考える」とはどういうことなのかすら明確に答えられません。
ネットで文献や動画を探して参考にしたところ、次のような考えに落ち着きそうです。
1.「真剣」と「真面目」は違う。
2.「真面目」は世間的・社会的な一般常識を対象にした認識。
例:彼は真面目だからエロ雑誌なんて見ない。
3.「真剣」は自分の意識を一つに集中する状態。
例:彼はその女優が出ているエロ雑誌を隅から隅まで真剣に読んだ。
あくまでわたしの持論ですが、そのように解釈できます。つまり「真剣に考える」とは「そのことに集中して考える」ことになります。
占いの表現を変えれば「本当は集中して考えていない。従って影響も受けない」ではないでしょうか。
真剣に考えたらどうなるのか。
では、真剣に考えれば答えが見つかるのか。これは長らく人類の課題となっているようです。
ボブ・ディランは1960年代に『風に吹かれて』で歌いました。
「The answer is blowin’ in the wind」と。
この歌詞はさまざまに和訳されていますが、わたしは次の訳がしっくりきます。
「答えは 風の中に舞っている」。
日本におけるフォークソングの旗手の一人とされるのが吉田拓郎です。
吉田拓郎は1970年代に『今日までそして明日から』を発表しました。彼の代表曲の一つでもあります。
そのなかで「わたしの生き方は自分というものを知るところからはじまる」としながら「それにしたって、どこでどう変わるかわからない」という趣旨を歌っているのです。
どうやら真剣に考えたからといって納得できる答えが出るとは限らないようです。
朝刊の占いで気になった「真剣に考える」という言葉をできるだけ真剣に考えてみたのですが、わたしの真剣さが足らないのか息切れしちゃいました。
最後に吉田拓郎の『今日までそして明日から』を2バージョン紹介しようと思います。
・まずは1970年代の歌声から。初々しくもあり、まだ人生への迷いが感じられます。
・もう一つは2006年に、つま恋で行われた野外ライブでのバージョンです。
30年以上経つと拓郎の心境もずいぶん変わったことがうかがわれますね。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
【関連記事】
【お知らせ】
わたしなりに今日まで生きてきて経験したこと。感じたことを詰め込んだ小説を『Tales』で連載中です。
【参考動画】
