Beer Journey#002 シネマ with Beer
新宿歌舞伎町。高度経済成長時には「東洋一の歓楽街」と称され、今日もインバウンド、トー横界隈、等あらゆる側面で注目が集まる街。ネオンが灯り始める頃、この街は昼とはまったく違う表情を見せる。
観光客、仕事帰りの人々、眠らない歓楽街。
今日の目的地は、その喧騒のすぐ隣にある
TOHOシネマズ新宿だ。
1.レイトショー
仕事で忙殺される日々、またはやることが多くなかなか自分の時間が取れない時、敢えて予定を入れることで無理やり時間を作る。そうすることで、なんとなく過ぎていく時間にタイムリミットができ、この時間までにはある程度片付けようという意思が芽生える。
予定というのは、上司や同期との飲み会、友人との食事、習い事等様々だが、私のお気に入りは「レイトショー」である。
19時、20時スタートの映画をゆっくり嗜む。観たいと思っていた作品がその時間帯に上映しているとラッキーだが、最近ではその時間帯に上映している作品を敢えて観にいくことも増えた。
雰囲気が好きということもあるが、仕事を終わらせる口実にもでき、ある程度片付いた後に映画館で飲むビールは格段にうまい。
TOHO シネマズ新宿の採用銘柄はプレモルである。口当たりがよく深みがあり、少し贅沢味がある。
今日もそんな最高な空間とビールを求めて上映作品一覧を調べた。
2.マイケル
運のいいことに、私が気になっていた作品がレイトショーの枠にあった。
「マイケル」である。
個人的に「Beat It」や「Human Nature」はじめスリラーに入っている曲をよく聴いていたので映画にも興味があった。
無事に席を確保できたので、あとは今日までにやっておきたい仕事をうまい具合に片付けるのみ。
移動時間のことも考え退勤目標時間をセット。
イレギュラーが起きないことを祈りつつ、黙々と仕事をこなした。
今日までにやっておきたいリストを次々と捌いた。
あと1件。
このメールを返せばもうすぐだ。
気持ちはもう映画館だった。
誰も私を止めるものはいない。
立つ鳥跡を濁さず。
無事にやることを済ませ、映画館へ足を運んだ。
3.現着
予定時刻より早めに到着した。内装が少し変わっており、フードやドリンクはカウンターを通さず、専用の端末から注文できるようになっていた。
初めての操作に少し戸惑いつつ、プレモルとポップコーンの注文が完了した。次回からはよりスムーズにできるだろう。
スクリーン入場開始と同じタイミングでフードドリンクの番号が表示された。
ビールとポップコーンを受け取りスクリーンへ。
マイケル、ビール、仕事はある程度片付いた。最高を構成する条件は揃った。
ゆっくりと席につき、冷えたカップを持つ。カップ越しに見える黄金色。
一口飲む。
駆け抜ける泡と苦味。
喉を通るビールは先走ってダンスをしていた。
居酒屋でなんとなく飲んだあの日のプレモルより美味しく感じた。
この特別な空間と条件がそうさせたのだろう。
本編がまもなくはじまる。
心踊る瞬間はもう目の前に

Beer Journeyは、最高を完成させる1杯を探す旅。
あなたにとって、最高を完成させた1杯はどんな一杯だっただろうか?それでは、また次の旅で。Beer Journey🍺
