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巻管の接続管

木製フルートに使用する接続管は、以前まとめて注文してあったが、そろそろ在庫が尽きてきた。問題は合わせる楽器に対応した管厚のものを数種類用意しておかなければならないことだ。まとまった数でないと割高になるので、管厚ごとにある程度の数量を注文する必要がある。数量の振り分けにも頭を悩ませる。かと言って、すべてを同じサイズのものから加工して対応するのは非常に手間も掛かり、無駄も多く出る。

昨今の地金価格の高騰を考えると、現時点での注文は非常に厳しい状況になると思われる。
そこで、過去の見積もりを使って現状価格を算出してみることにした。
ここでは接続用パイプではなく、加工費等が明記されている頭部管サイズの銀パイプを使って説明することにする。


品名:Ag925パイプ
仕様:19.76MMD x 19.00MMD x 215L
   単重=51.58ℊ(Ag=47.7115g Cu=3.8685g)

※単価計算式=(Ag相場x0.925+Cu相場x0.075)x加工ロス1.03+10本注文時=加工費110円/g ※(5本注文時=加工費210円/g)

*上の計算式に当時と現在の地金相場を代入して単価を出してみる
※加工費は同じとして計算

*2013年11月6日の地金価格 Ag=69.9円/g Cu=0.74円/g
・銀価格=69.9x47.7155=3,335.31345
・銅価格=0.74x3.8685=2.86269
 (3335.31345+2.86269)x1.03+110x51.58=9,112.1214242
 
 10本の価格=¥91,121

*2026年3月10日の地金価格 Ag=497.31円/g Cu=2.21円/g
・銀価格=497.31x47.7115=23727.406065
・銅価格=2.21x3.8685=8.549385
 (23727.406065+8.549385)x1.03+110x51.58=30,121.8341135
 10本の価格=¥301,218


この数字を目の当たりにすると、この先いつまで作り続けていけるのかわからないような現状では、躊躇せざるを得ない。
かといってもうすぐ在庫が無くなってしまう・・・

そこで銀の板からパイプを作ってみることにした。
いわゆる巻管のパイプである。
t0.4の板があれば、*ローラー圧延機で延ばせば好きな厚さにできる。

先日¥16,500で入手した安物ではあるが十分使える

今回は板からではなく、t0.42の接続管を切って広げてローラーで約0.38mmの厚さにしてから、再度丸めてロウ付けした。

ロウ付け前
木管用ジョイントの完成

巻管というと、音が良いとか何か特別な印象で受け止められる傾向があるが、あくまでもシームレスパイプを注文する金銭的余裕がないための代替策にすぎない。
決して音響的効果を狙ったものではないし、仕上がりは歪や凸凹があったりと寧ろ悪影響が出ないか心配なくらいだ。実際にそういう頭部管を目にしたこともあるのだが・・・


次に製作する200番の頭部管に巻管を使用するかどうか
現在思案中である。



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