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京都旅行記-紅葉の綺麗な頃に-

 昨年、紅葉が美しい時期の京都を両親とともに旅行をしました。アラフィフとなり、親と共に旅行を楽しむ機会を持つことで親孝行をしたいと思う年ごろになりました。国内旅行は本当に久しぶりなのですが、古都京都の雅を楽しんで参りました。


1日目~三千院、永観堂ほか~

三千院

 新幹線で京都駅に午後到着をした後、観光バスは京都市内を通り過ぎ、京都市郊外の山間の地、大原三千院に到着をしました。大原三千院というと、年配の方は「デューク・エーセス」の歌「女ひとり」に出てくる歌詞にある恋に疲れた女がひとり和服を着ている姿をイメージするかと思います。

 実際、大原三千院では若い今風のかわいらしい女の子が振袖を着ており、庭をバックに写真におさまるべくポーズを取っていました。これから茶会でもあるのかと思いきや、その女の子とお友達がしゃべっていた言葉は中国語でした。円安ということもあり、外国人がたくさん観光に来ていることは存じておりましたが、坂道を歩きにくい振袖をだったのですが、来たからにはいろいろ楽しもうという雰囲気を感じた次第です。

 この時、私の父が坂を下るのに一苦労をして、両脇を母と私で抱えながら降りて休憩をしたのですが、その際、中国人観光客からみかんをいただきました。(※1)旅は道連れという言葉がありますが、困った人がいたときに助けるという人としての心に国境や政治的対立などないのだ、ということを感じさせるものでした。

宝泉院

 宝泉院は三千院の近くにあり、そちらでは拝観の際に抹茶とお菓子を一緒に楽しむ形になっております。(※2)こちらのお寺は、山崎豊子の小説「不毛地帯」の中で一シーンとして描かれたことでも知られています。

 抹茶とお菓子を楽しんでいたところ、住職よりお話がありました。その中では、皆さんが座っているところは上座で、あそこで外国語を話している人たちが座っているところは下座です、なので皆さんは特別のお客様です、と何とも言えないお話がありました。その後、鳥居元忠が自刃したときに使った板を用いた「血天井」を紹介してくれました。「血天井」の話を聞いて一緒にツアーに参加していた人が、そんな話を聞いたら今日夢でうなされそうと冗談交じりに話していたのが印象に残っています。

永観堂

 このツアーでは夜間ライトアップによる特別拝観ということで、紅葉が美しい、永観堂を散策しました。ライトアップのつけ方が印象的ということもあり、紅葉の鮮やかさがきれいに映ったことが印象に残っています。

2日目~大覚寺・神護寺ほか~

大覚寺

 先ほど、「デューク・エーセス」の女ひとりについてお話しましたが、大覚寺とこの後訪れる高山寺もすべて歌に出てくるお寺の名前です。ツアーのヒントをここから得たのではないかと思いました。

 大覚寺で和装をしたカップルがカメラマンの写真に合わせてポーズをとっていたのですが、訊くとこの人たちは香港から来たとのことでした。新婚旅行に来ていたために和装で写真におさめたかったのでしょうか。改めて京都も国際化したと感じた次第です。

 こちらの大覚寺には本堂のみならず、別料金で霊宝館にて、不動明王を拝観することが可能な場所があります。(※3)こちらは大人500円ですが、障害者手帳を所持している方は無料で拝観できます。私も手帳を使って無料で拝観させていただきました。

 このほか、日本最古の庭池とされる大沢池があり、そちらの池周辺にある紅葉が綺麗に色づいていました。ゆったりと時間を過ごされたい方は池の周りを散策してみるといいかもしれません。

高山寺

 鳥獣戯画の写しが展示されています。(原本は京都国立博物館)こちらの寺は裏参道の階段から上がったのですが、年配者の方が上るのに一苦労したという感じで、私の両親も歩くのが大変という感じでした。ご高齢の方は表参道からゆっくりと上がったほうがいいかもしれません。

 こちらの写真は川床席で湯豆腐を食べたときに写した写真です。川床の場所が日陰であったせいか寒い思いをして食べたのですが、湯豆腐の温かさがおいしく感じられたのが印象的でした。

神護寺

 和気清麻呂によって建立されたお寺です。有名なものとしては、素焼きの皿を投げて厄を落とすとされる、かわらけ投げが有名です。

 この谷に向かってかわらけ投げをするといいと言われています。3皿で300円です。ご興味のある方は訪れた際に投げてみてはいかがでしょうか。

西明寺

 徳川綱吉の生母である桂昌院によって建立されたお寺です。高雄山神護寺、栂尾山高山寺、槙尾山西明寺を併せて三尾と呼んでおり、紅葉の名所として知られているそうです。

平安神宮

 ツアーの対象ではなかったのですが、予定よりも早くホテルに着いたため、空いた時間を使って平安神宮に来ました。歴史自体は新しく平安遷都1100年を記念して1895年に創建されたそうです。残念ながら神苑には入れなかったのですが、門のそばにある市電を写真に写すことができました。

 こちらが京都市電で使われた車両になります。

3日目~北野天満宮・東寺ほか~

北野天満宮

 菅原道真を祀っている神社になります。ここは秀吉主催の大茶会「北野大茶湯」が行われた場所であり、宝物殿には茶会が催されたときの立て札があります。宝物殿は別料金で大人1,000円かかりますが、障害者手帳をお持ちの方は半額の500円で入場することができます。

北野天満宮の入り口

泉涌寺

 真言宗泉涌寺派の総本山で、天皇家・皇族との関係が深い寺です。そのため寺のあちこちには皇族関係の場所が多く、寺の域内には後水尾天皇から公明天皇までの天皇陵があります。

東寺

 世界遺産として有名なお寺で、真言宗の総本山になります。五重塔が有名です。


 ちょうどいい形で五重塔が映っていますが、この場所は中国語をしゃべっていた背が高く、スタイルがいい女性のモデルさんが五重塔をバックにしてポーズを取っていた場所でした。なので、これは写真にいいと思って写真におさめた次第です。

国内旅行もいいものです

 最近は海外旅行中心に旅行をしていたのですが、久しぶりに国内を旅行をしてみるのも悪くはないと思いました。海外旅行と違いゆったりとした旅行というのもいいのかもしれません。

私、宴は終わったがは、皆様の叱咤激励なくしてコラム・エッセーはないと考えています。どうかよろしくご支援のほどお願い申し上げます。

脚注

(※1)

(※2)

(※3) 


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