スタッカート沼、スピッカート沼、移弦沼
今年は自分自身も含め身内で色々なことが起きます。人生には色々な段階があって、避けて通れないことがたくさんありますね。自分には起こらないだろう、なんてどこか他人事だったことも現実に。
覚悟を決めようと思った夏です。
でもそんな状況でもチェロを弾いている時は全てを忘れられます。子どもに戻った感覚とでもいうのでしょうか。目の前のことだけを一生懸命やるってすごくいい時間です。
さてチェロレッスン。
レッスンの時間も非日常で贅沢な時間だなぁと改めて思いながら先生の家へ。
最初は音階。
私がFis-durと宣言すると、
「Fis-dur?!また大変な調をやるんだね」
と先生は目を丸くする。
全調チャレンジやってるだけなんですけどね。
開放弦が封じられる調は弾きにくい。。
そしてスタッカート。
フォイヤールのエチュードの一つを使っています。
愛称は「亀田のあられ」です🤭

カ・メ・ダ・ノ・ア・ラ・レ・・
「亀田のあられ、正解が未だに分かりません」
といいながら弾く。
うーん、やっぱりきれいじゃない。
見ていた先生は
「別に全然できてないわけじゃないよ。ダウンはいいんだけどアップをもっとスムーズにやってほしいの」
と言ってこれまでと同じ指摘をいくつかもらう。
先生に何度も何度も同じことを言わせる私。情けない。これあと一年くらい続くのかな。
スタッカートも合格もらえないのにオケにいくつも乗る資格があるのか。スタッカート、いつになったら自分のものになるのか。
「肩から動かすの。手首でやらない」
はい。私はアップを小手先でやっているんですね。だから不安定になる。むー。
続いてシュレーダー75。こちらはスピッカート。
本当はvivace。でも、できないからゆっくりやる。

「85%くらいはできてるよ。でもさ、本当はもっと速く弾いてほしい。そんなに飛ばさなくていいの。半飛ばしくらいでやってごらんよ。エルガーだってさ、こんなもんだよ」
と言ってエルガーのコンチェルトの二楽章を弾いてくれます。スピッカートで駆け上がっていく有名なところ。すごいなぁという感想と同時に、先生のいる所が10だとすると私は2くらいか、と絶望する。
「半飛ばしにしようと思ったら飛ばないんです」
と泣きそうな顔で言う私。
「そうだよね。難しいよね。でもあとちょっとでいけそうなんだけどな」
と言って、手首の使い方とか重心の持っていきかたとかたくさん教えてもらいます。
でも、すぐにはできない。
そんな私を見て、先生は無言で考える。
結構ずっと無言😅
ようやく
「方法論で説明してもいいんだけどね、それに囚われるとできないんだよ」
そうですか。
でも、弦楽器ってそうかも知れない。特に右手。感覚って結局自分で手に入れるしかない。理屈を知ってもできない。
「とりあえず、また次もやろう。とにかく思い詰めないで。気楽にね」
私が思い詰めることをよくご存知です(笑)
曲は無伴奏3番ジーグ。
こちらは21小節目からの移弦に苦しみます。

「移弦しようとしないの。軸の弦だけ弾いてあとは触っちゃった!くらいでいいの」
と言ってブラームスの何か?のフレーズを弾いてくれる。
「これだって移弦しようとしたら無理だよ。だからそんなつもりで弾かないの」
「はい。。」
でもそれができないんですよ。
この形はビバルディ四季の春にも出てきます。次回の演奏会でやるので攻略したい。
「まぁ、もうちょっと修行してきなさい。でもこれで3番コンプリートじゃん。どこかで弾けるね!」
「⋯」
無伴奏を披露する機会があるのだろうか。
要素技術に課題が満載です。一つずつ取り組むしかないです。でも向き合う機会があるのはレッスンのおかげです。
思い詰めないように、、でも目標達成意欲は高い性格なので(笑)がんばるぞ。
