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観音坂独歩という男

わたしがヒプノシスマイクにはまったきっかけで、今でも言いようのない感情を抱いてしまう男。
作品中でも1.2を争う人気がある。わたしの愛している男の幼馴染。

観音坂独歩。
この男の歌う近作の楽曲、andanteが実に素晴らしくて聴くたびに胸が締め付けられてしまう。
特に今日みたいな晴れた日の日曜の空を眺めながら聴くと、本当に息が苦しくなるほどだ。それほどに、あまりにもこの曲は観音坂独歩すぎる。
どこかで独歩もこの空を見上げているんじゃないかと、気怠げなあくびをしながら丸まった背中を少しだけ伸ばしているんじゃないかと、本気で思えてしまう。

初期楽曲のチグリジアとの対比も素晴らしい。あんなにこの世の全てに鬱々とした感情を抱き、日々自らの首を締めるネクタイをまるで首吊りロープのように揶揄し、目に映る全てに吐き気を催しながらも"どうせ今日も歌うしかないんだ"と言い捨てていた彼が、
andanteでは自らのスーツをきちんと着こなして、世界の一片に美しさを覚えたことを"言葉を音に乗せる"と表現している。

前奏も、イントロも、何もかもがあまりにも観音坂独歩で、この曲の彼の声や感情の機微はあまりにも"本当に感情を持って存在する"ことを感じさせてしまう。

"喜ぼうと鏡の前で笑うふりをしたことを、愛情と呼ぶ催眠術にかかってみたのは"

の部分なんてもう、愛情を見せつけたい特定の相手を示唆しているし、そんなってないよ…と夢女的には頭を抱えてしまう。
極め付けは"独歩しなくたって構わない、少しは。"である。隅から隅までどこまでも殺しにかかってくる。

この歌詞を書いた小林私。さんの理解があまりにも深すぎて、どうしたらここまで観音坂独歩という人間を言い表せるのかと本気で本気で本気で不思議に思う。憑依してるとしか思えない。

はあ、世が世ならマジで気が狂いすぎて大変なことになっていたな…危なかった…

追記
彼が第三者に対して"お前"と呼ぶのは大半が幼馴染に向けてだと思っていたけど、曲中のお前は明らかに金髪の彼に向けてではないので、
そうか…観音坂独歩、彼女やそれに値する異性を"お前"と呼ぶタイプなのか…そうか…となるなどしています。
でも言葉の束を飾りたいのは"貴方"なんだよね〜〜〜〜〜〜?!??!ふ〜ん……

あと曲の中盤にチーム名とチームメイトがさりげなく飾られているのがとっても粋なのですが、せっかくなら"三"まで入れて欲しかったなぁ
アタシったらなんて傲慢なウォンナ…

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