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【米国株動向】マイニング大手Canaan($CAN)がテキサスで大規模拡張!決算と上場廃止リスクの明暗を読み解く

ビットコインマイニング機器大手のCanaan($CAN)が、事業規模の拡大を強気に進めている。直近では採掘能力の大幅な引き上げに動く一方、収益性の課題やNASDAQからの上場廃止警告といったリスクも抱える状況だ。2026年に入ってからの重要なニュースとデータを整理し、現状と展望を読み解く。

テキサス州での権益取得でハッシュレートが急拡大(2026年2月23日発表)

Canaanは2月23日、米Cipher Mining社($CIFR)との間で、テキサス州にある3つのマイニングプロジェクトの合弁株式49%を取得したと発表した。この契約により、自社採掘能力は1月時点の約10 EH/sから約13.6 EH/sへと急拡大する。増加分の内訳は、合弁権益の取得分が約2.16 EH/s、追加購入した最新リグ「Avalon A15Pro」6,840台分が約1.51 EH/sとなる。買収総額は約3,975万ドルにのぼるが、対価としてCanaanの株式を割り当てることで現金を温存した。電力コストが3セント/kWh未満という競争力の高いテキサスのインフラを確保したことは、中長期的な強みになり得る。

2025年第4四半期決算:売上は急成長、しかし赤字幅は拡大(2026年2月10日発表)

2月中旬に発表された2025年10〜12月期および通期決算では、売上の成長と利益面の苦戦が浮き彫りになった。第4四半期の売上高は前年同期比121.1%増の1億9,630万ドルで、アナリスト予想を上回った。しかし最終損益は8,500万ドルの赤字、一株当たり損益もマイナス0.13ドルと市場予想を下回っている。北米を中心とした機器販売や自社マイニングの売上は伸び、保有ビットコインも期末時点で過去最高の1,749.9 BTCを記録したが、仮想通貨の評価損益や約1,390万ドルの在庫評価減が重しとなった形だ。

NASDAQ上場廃止警告:1ドル奪還へのタイムリミット(2026年1月16日発表)

業績拡大の一方で、株価低迷による市場の逆風も吹いている。1月14日付でCanaanはNASDAQから、株価が30営業日連続で1ドルを下回ったとして警告通知を受けた。改善期限となる2026年7月13日までに、10営業日連続で1ドル以上を維持しなければならない。自力での回復が難しい場合、株式併合などの手段が必要になる可能性もあり、株主にとっては注視すべき期間が続く。

売上成長と採掘力強化 vs 収益性と株価対策

現状は売上や採掘量といった事業の実体が成長しているものの、収益性の改善と株価対策が急務だ。今回のテキサス州での能力増強が、次回の決算でどれだけ採掘コストを下げ、利益に貢献できるか。それが今後の回復を左右することになるだろう。

出典・エビデンスデータ(Sources)

本記事の執筆にあたり参照した、各機関および企業発表の公式データ・一次情報は以下の通りです。

Cipher Mining権益取得とハッシュレート増加について(2026年2月23日)


2025年第4四半期および通期決算について(2026年2月10日)https://www.stocktitan.net/news/CAN/canaan-inc-reports-unaudited-fourth-quarter-and-full-year-2025-l27s6b5z1o9v.html

NASDAQ上場廃止要件の通知について(2026年1月16日)

https://www.nasdaq.com/press-release/canaan-inc-receives-nasdaq-notification-regarding-minimum-bid-requirements-2026-01-16


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