眞壁の野望第2弾、のまえに…(インタビュー)
眞壁さんという人の存在を知ったのは数年前のことだと思う。きっかけはあまりよく覚えていない。ほぼ外部記憶装置であるSNSも、しばらく前にアカウントを新しくせざるをえない事態になって、DMのやりとりとかも見られなくなってしまった。
かろうじて言える事実は、この御仁が酒とドイツ語圏ユーフォニアム(テノールホルン/ドイツ式バリトン)にまみれた生活を送っているということ。また、肝臓が3つくらいあるのではないかという豪快な飲みっぷりにはいつも圧倒されてきた。
そんな眞壁さんがこの数年はじめたのが「眞壁の野望」という個人コンテンツである。
テノールホルン/ドイツ式バリトンの作品を増やしたいと思う人はこれまでにもいたかもしれないが、自ら作曲コンテストを主催して曲を募ったりする愛好家を私は他に知らない。そんな彼に、今のような活動をするに至った経緯などをざっくばらんに聴いてみたのでまとめる。Discord上でのオンラインインタビューだが、全員飲酒中だったので、居酒屋での与太話のパワーアップ版だと思って気楽に読んでいただければ幸いである。
「眞壁の野望」のメインコンテンツであるコンテストと曲集についてはこちらから。
【 拡 散 希 望 】#眞壁の野望 第2回作曲コンテストを開催します!
— 眞壁【Tenorhorn & Germanbariton】 (@mkbdysk) July 1, 2025
今回は「幅広い編成」と「強力な審査員」に「ホールでの実演による公開審査」をご用意いたしました!
眞壁の名の下で好き勝手やりたい皆さまの挑戦をお待ちしております!
詳細は以下に繋げます。(続)
【 拡 散 希 望 】
ーー「野望」をやってみて、やる前と変わったことってなにかありますか?
眞:具体的に変わったこととしては、一つのコンテンツ主催者として信用が出来たのか、ドイツ語圏ユーフォニアムに関する質問がよく来るようになったことですね。オリジナル作品を見てくださいと楽譜を持ってくるひとも度々います。
あとは、私をきっかけに何かを始めたという報告を受けます。音楽も音楽じゃないこともあるんですけど、その人にとってのきっかけを作れるようになったのかな、と思っています。
ーーおー、作品の持ち込み!物理的に会いに来るってまず行動力がすばらしいですね。
眞:私はあまり表舞台にでる人間ではないのですが、時々は出番がありまして、その時に見せていただいたりしますね。
ーーこういうことを聞いて良いのか分からないのですが、何らかの団体…吹奏楽団とかに所属してない状態って、正直どうですか。自分も長年、どこにも所属しないで細々と調べたり書いたり取材行ったりしているのですが、最初の数年間は漠然とした心細さがあったので。
眞:もうソロ活動を始めて5年目になるんですけど、そういう不安はなかったですね。所属していることで得られる恩恵ってものに嫉妬したことはありますが。やはり初対面の方からしたら、基本的に怪しい人と見られるのが普通なので、所属は身元保障なんだと気づいたのは、ソロ活動をしている中での大きな気づきでしたね。
ーー怪しい人(笑)。でも確かに「どこの馬の骨ともわからぬ」って言い回しもあるくらいですから。そういうタイプの活動を選んだ人は、自分で自分の居場所を作っていくしかないと。
眞:そうですね。活動していく中で、「眞壁の野望」をブランドとして見せていく必要があると気づいたってところですかね。それのいちばんわかりやすい例がグッズ制作だったりしますね。
ーーグッズにコラ企画に、、、自分にはできない売り出し方で尊敬します!(笑)すごく楽しそう。でもやっぱり持ち出しも多かったりするんでしょうか。とみえてじつは黒字になっている?
眞:大半が赤字なんですが、唯一受注生産の通常アクスタのみは黒字になってます(笑)作りたいと思っているものは、今も何点か頭にあるんですが、実現はまだまだ先になりそうです。でもこれは確実に黒字にする予定ですwww
ーー目の付け所が奮ってるんですよ。自分が推したいもののために自分のグッズをつくるってのは、もう自分のことをゆるキャラのように思っているのでは。
コンテストを開催することにしたのだって、それによってより話題になるし、単純に作曲家に依嘱するよりもはるかに話題性があるということが意図だとおもっているのですが、あってますか?
眞:それこそグッズ販売はドイツ語圏ユーフォニアムのことを知らない一般の方にも認知してもらいたいという、私のコンセプトにもマッチしていたりしますね。コンテストは人材発掘的な意味合いもあって、「眞壁の野望」のコンセプトをご理解いただいたうえで協力関係を築ける作曲家を探せるので、意図としてはそういう理解で大丈夫です。笑
ーー轍の無い道を進むのは辛いことも多いと思いますが、最近特にしんどいなーと思ったこととか、ありますか?
眞:割と自分のペースで進めているので、苦労してる実感はそんなにないのですけど、宣伝が一番キツいなあとは思っています。基本ワンマンで回しているので、チラシの挟み込みとかにいける回数も1人だと限られてきますので。
最近は協力者も増えて本当に助かっているのですが、とはいえ、演奏会の情報探して、問い合わせからのやりとりして、チラシの発送準備して…なんてやってると、正直目まぐるしいですね。。普通の一般団体に所属しているだけでは味わえないものを、ぜんぶ1人で請け負っているような気持ちです。
宣伝関係でいうと、色んなサイトへの登録もなかなか大変でした。サイトによって入力項目が違うので、毎回それに合わせて書くという。
ーーまさに「一人親方」状態…!!フリーランスになった直後の演奏家と似通っているように思えたりもします。自分の味方は自分だけ、という状態から、ちょっとづつでも拠り所が増えていくと、安心感や所属感が徐々に増えてゆくのでは。
さて、最後に眞壁さんに聞きたいこととしては…あなたの活動を見ていると「自分も何かやってみたい!主催したい!」と思う人がでてくるかもしれないですが、そういう方に向けてなにかアドバイスしたいことはありますか?
眞:アドバイスかぁ。何か叶えたいと思った時に、その叶えたい事を具体的にイメージする事が大切だなと思いますね。
最終的には、主催の頭の中でイメージしたものしか作れないし、協力してくれる人もそのイメージしたものを伝えた範囲でしか協力できないので、理想を具体的にしていくという過程はとても大事のように思います。
無意識に思ってるものほど説明することが疎かになるし、伝える上では大切な事項である事が大半なので、理想を赤裸々に、具体的に語れるようになってくださいと言うのが私からのアドバイスになるかなと思います(笑)
ーーだいたいこれで撮れ高はあると思います。
眞:よし、では飲み直そう(カンパーイ!)
