【うらがみむらかみ往復書簡】24通目 | うらがみ
むらかみさんへ
こんにちは。お返事ありがとうございます。
8月もそろそろ終わりますが、毎日暑いですね。昼間の外出をできる範囲で避けながら過ごしています。
最近も駅まで歩かれているのでしょうか?
めまぐるしい日々があったり体調を崩したりして、最近はやっと落ち着いてきたところです。穏やかにすごせています。行きたい展示や観たい映画をあれこれ思い浮かべて、そろそろ行けたらいいなと思っています。
移り気なもので最近は短歌はつくってはいませんが、散文はこまごまと書いています。
8月のはじめにロロという劇団の『わたなべさんの夏休み』という作品を観ました。
会場は商店街のなかにある、ちいさめのアートスペースのようなところ。ふだんから演劇公演にも使われているそうですが、いわゆる舞台があって客席があってという劇場とは異なる空間です。ガラス張りになっていて、街ゆく人の姿が見えたり、反対に街ゆく人が部屋のなかを不思議そうに覗き込んだりします。
そんな場所で、稽古期間はたった5日間でひとつの作品をつくる、という企画でした。珍しいのが、公演本番だけでなく稽古も公開されることです。元々好きで数年前からたびたび観ている劇団だったので、情報を得てからすぐに稽古と本番、両方のチケットを取りました。
稽古では脚本演出の三浦さんが書いた脚本を元に、三浦さん、演者4人、制作の方、の劇団メンバー6人が話し合いながら劇を立ち上げていく様子を間近で見ることができました。いつも舞台上で見る演者さんたちが近くにいるだけで平衡感覚を失うような不思議な気持ちになるし、試行錯誤の様子も見られ、普段は表に出てこない三浦さんの言葉も聞ける。一瞬一瞬に興奮しっぱなしでその場にいました。メンバーのみなさんとお話しできるタイミングもあって、驚きを通りすぎて夢みたいでした。
本番では、完成形に至るまで彼らが辿っていた道をたくさん思い出しながら、また自分が見ていない稽古の部分は想像しながら見て、いつもと一味違う観劇体験をすることができました。
肝心の劇の中身はかわいらしい物語だったのですが、ふたつの世界が同時進行していて、あらすじを説明してもうまく良さを伝えられない気がするので割愛しますね…。
とてもいい夏の思い出になりました。
万博の通期パス、素敵ですね!
わたしも今度行く予定です。抽選がなかなかうまくいかず、行きたいところを全部は見られない気がしています…、でも精一杯楽しみたいです。
なのでたくさん通えるのはうらやましいです!
もしよければ、万博のお話もきかせてください。
久々にこの往復書簡を書いていて、すごくほっとできるというか、書きながらくつろぐことができました。いつもありがとうございます。
まだまだ暑さは続きそうです。むらかみさんも、ご自愛ください。
うらがみ
