懐かしいCDを買ったら、ケースの“ふもふもシート”に時代が蘇
久しぶりに、中古のCDを買った。
ブルーハーツの「TRAIN-TRAIN」。
サブスクでは聴けないから、
結局こうして“物としての音楽”に戻ってくる。
手に持った瞬間、あの頃の空気がふっと蘇った。
ケースを開けて、思わず笑ってしまった。
レーザー面を守るための、あの“ふもふもシート”。

JEUGIAのロゴ入り。
青いフェルトみたいな、柔らかい布。
CDを大事に扱っていた時代の名残だ。
CDは「宝物」だった時代
今みたいにサブスクで無限に聴けるわけじゃなくて、
1枚3000円のCDを買うのは、ちょっとした覚悟だった。
だからこそ、
ケースにシートを貼ったり、
ステッカーを挟んだり、
自分だけの“特別な1枚”に仕上げていた。
レンタルCDをコピーして、
傷がつかないようにそっと扱って、
棚に並べて眺めるだけで嬉しかった。
あの“ふもふもシート”は、
そんな時代の象徴みたいな存在だった。
ブルーハーツはサブスクにない
だからこそ、CDを買う意味がある。
手に取ると、
ジャケットの紙の匂い、
ケースの重さ、
盤面の光沢、
全部が“音楽を所有する感覚”を思い出させてくれる。
デジタルでは味わえない、
物としての存在感。
ブルーハーツの曲は、
やっぱりこうして手元に置いて聴くのが似合う。
デジタルの時代に、あえてCDを買うということ
便利さではサブスクに勝てない。
でも、便利さだけでは満たされないものがある。
手に取る。
開く。
盤を取り出す。
プレイヤーに置く。
再生ボタンを押す。
その一つひとつの動作が、
音楽との距離をゆっくり縮めてくれる。
ふもふもシートを見て、
そんなことを思い出した。
おわりに
懐かしいCDを買っただけなのに、
思い出したことがたくさんあった。
音楽が“物”だった時代。
CDを大事に扱っていた自分。
ブルーハーツを初めて聴いた日のこと。
そして、
今の自分が、
もう一度こうしてCDを手に取っているという事実。
時代は変わったけれど、
音楽に触れたときの気持ちは、
案外変わっていないのかもしれない。
