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2025年5月12日 青春の味は何ですか

あなたの青春の味は何ですか?
自分が、「青春していた」と思う時期に
よく口にしたもの、
例えば、食べ物や飲み物、
さらには、タバコやお酒、
思い出の味が、誰にでもあるような気がします。
もしかしたら、
血の味や涙の味が青春だったという方もいるかもしれません。

五感を掘り下げてきた身としては、
一時期、特に青春時代に
1番好きだった味、
印象に残った味というものを考えてみるのも
面白い気がしたのです。

というのも、
久しぶりにその味を口にしたからです。
私の青春の味のひとつは、
「王将の餃子」です。
参加していたサークルの打ち合わせは
大体「餃子の王将」だったのです。
餃子を酢で食べるというやり方を
教わったのもこの頃でした。
皆で、話し合ったり、活動したり、
思い切り疲れた後の、
餃子がひどく美味しく驚いたことを覚えています。
育った家庭はさほど外食する家庭でなく、
餃子は家で包んだものを食べることが多かったので、
あの、がつんとくる餃子を食べて、
「これはまた別の食べ物だ!」と思ったものでした。
大抵、天津飯と餃子を食べていたような気がします。
自分で選んだというよりは、
行き慣れている友達の注文を真似してみたのです。
仲間と食べるそれらは、
私にとっては新しい味でした。
餃子のタレではなく、
酢で餃子を食べるというのが新鮮でした。
王将のテーブルには大抵、餃子のタレ、ラー油以外に、酢と胡椒が置いてあります。
(酢だけで置いてない場合は、店員さんにお願いすれば、出してくれます。)
小皿に酢を入れて、その中にくぐらせて、もしくは、つけて、食べるのです。
酢に胡椒を振ると、ピリッとします。
私はそこまで刺激を求めていないので、酢に餃子をつけて食べていました。
これも、私が自分で思いついたものではなく、
行き慣れている友達のやっていた食べ方を真似したものでした。
この方法で食べると、
酢のおかげで、
餃子の油っぽさがややマイルドになります。
餃子はそれが良いのだ、という方もいるかもしれません。
ただ、こうして食べると、
量が食べられる、
そして、胃に重さを感じにくくなるような気がするのです。
後味は、間違いなく、すっきりします。

餃子と天津飯に加えて、
私が王将にいくと必ず頼むのは、
「レバニラ」です。
王将の「レバニラ」は臭みが少ないレバーが美味しいのですが、
何と言っても
シャキシャキのもやしとニラがたまりません。
家で何度か再現しようとしたのですが、
お店のクォリティに達したことはありません。
レバーの下処理がうまくいかない、
そして、
野菜のシャキシャキ感がどうしても出せないのでした。
青春の「レバニラ」は、普通サイズを注文して、
みんなで分け合って食べていたのですが、
流石に、今はそれはできません。
そのため、「ジャストサイズ」という小皿サイズを注文しています。
作る側としては、大変だと思うのですが、
「ジャストサイズ」を考案した人は、
大変、慧眼です。
「普通サイズで食べきれるかどうかわからないが
食べてみたいメニュー」
「少しだけ食べたいメニュー」は沢山あり、
それにチャレンジするのにも、「ジャストサイズ」はちょうど良いのです。
今は「ジャストサイズ」だけが載っているメニュー表も作られています。
デザートや春巻きもジャストサイズがあり、
眺めていると、ワクワクするメニューです。
ジャストサイズをうまく使うと、
餃子、天津飯(ジャストサイズ)、レバニラ(ジャストサイズ)
それ以外にもう一品(ジャストサイズ)を頼むことができます。
先日行った際には、ラーメンのジャストサイズも出来ていました。
つまり、小さめのラーメンを食べたいという、ニーズがあるのです。

おそらく、高齢化社会になってきて、
昔のように普通サイズを1人でペロリと食べる人や
大勢で来て分け合って食べる人たちが減った、
ということでしょう。
そう言えば、先日の店内には、賑わっているにもかかわらず、私の青春時代のようなグループは存在しませんでした。

あの頃、一緒に餃子を食べた人々は、どうしているでしょう。
皆、元気でしょうか。
ひどく会いたいという気持ちはないのですが、
皆の健康を祈りたくなりました。

実は
私は「懐かしい人々」というのがあまり得意ではありません。
何故なら、相手が懐かしそうに語る思い出のほとんど、特に細かいことを
私は忘れてしまっているからです。
「〇〇だったね」と言われても、曖昧に誤魔化すしかないので、
座りが悪いのです。
あらゆることを事細かに記憶し、
顔と名前をしっかり覚えている人たちを尊敬します。
記憶が曖昧なので、
懐かしい人たちと出会っても、
私は昔の私には戻れないような気がします。
多分、今の私のままです。
もくもくと、餃子と天津飯とレバニラを食べることになることでしょう。
たぶん、それでも餃子は美味しいとは思いますが、
遠くで健康や幸せを祈るくらいが、
記憶の薄い私にはちょうど良いのかも、と思うのです。
あの頃の気持ちはほとんど何も覚えていないけれども、
相変わらず王将の餃子は、美味しかったです。





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