非現実の結婚式を作りたい #02-増田貴久くんの衣装が好きな話。
NEWSのライブに行くたびに、衣装が気になる。
布量が多い。重そうなのに動きが美しい。そしてメンバーそれぞれの体型や雰囲気に合わせたスタイリングになっている。誰かに合わせた「おそろい」ではなくて、同じテーマの中でそれぞれが全員違う。
これを毎回デザインしているのが、メンバーの増田貴久くんだ。以降普段通りまっすーと呼ばせていただく。
まっすーはとても「こだわる」人だ。
2010年のツアーから本格的にNEWSの衣装を担当している。メンバーが衣装をプロデュースすることが今ほど浸透していなかった時代に、ひとりで始めた。
1着の重さが数キロになることもあるらしい。メンバーの小山くんと加藤くんが「重い」と物申すほどのこだわり。でも重さの中に理由がある。布量があるから動きに迫力が出る。素材に質感があるから光を受けたときに映える。
装苑のNEWS衣装特集は毎回買っている。まっすーが自分の言葉で衣装を解説してくれる記事が好きで、なんでこの素材を選んだのか、なんでこのデザインにしたのかを読むたびに、ただの「ライブの衣装」じゃないことがわかる。
そして毎回流行の先を見据えたアイテムを取り入れている。ファッションの知識を普段から吸収し続けているんだなと感じる。
そのライブの一年後に、世の中に流行り出すようなものもあるため、毎回驚きが隠せない。
もはやファッションショーなのかもしれない。
まっすーは「愛」も深い人だ。
メンバーへの特別な1着。一つとして同じ服はない。
事務所では一度ライブで着たものは、後輩にお下がりとして渡していくことが慣習としてある。
しかし、まっすーは我が子のように寝る間も惜しんで作った衣装たちを一から全部置いている。
20周年の東京ドームライブでは、そのすべての衣装を映像で公開してくれた。
私はその歴史のほんの最近しか知らないので、こんなに偉そうに語ってて恐縮だが、辞めていったメンバーの分も大切に残している。私もドームに行っていたが、まさしく私が夢見ていた演出だった。
自分の結婚式の衣装を考えるとき、まっすーの衣装への姿勢がずっと頭にある。
妥協しない。でも「自分だけ」じゃない。着る人の体型や雰囲気に合わせて考える。布量を惜しまない。
いつか自分が着るドレスも、「愛」と「こだわり」が詰まった一着にしたい。
次回は、まっすーも連載をもつファッション雑誌「装苑」についてもう少し語ろうと思う。
