【要約】生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害【岡田尊司】
今回紹介する内容は精神科医である岡田尊司さんの著書『生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害』を解説していきます
👇こんな人にオススメ👇
・人付き合いに疲れている人
・自己評価が低いと感じる人
・過去の経験に苦しいんでいる人
▪︎回避性パーソナリティ障害について
①回避性パーソナリティ障害とは?

まず、回避性パーソナリティ障害とは、「他人から批判されたり笑われたりすることを恐れるあまり、人との接触を避けてしまう心の病」です
たとえば、新しいことへの挑戦や恋愛、職場でのコミュニケーションすら怖くなり、引きこもりがちになるのが特徴です
いわば、ドラクエの「はぐれメタル」のように、少しのプレッシャーでもすぐ逃げ出してしまうのです
著者によれば、日本にはこの回避性パーソナリティ障害を持つ人が人口の約1.5%いるとされています
特に若者世代で増えていることが懸念されており、自覚がないまま傷つきながら生活している人も多いようです
②回避性パーソナリティ障害の4つの特徴

1. 自己評価が低い
回避性パーソナリティ障害の人は、自己評価が極端に低いのが特徴です
「自分は他の人より劣っている」「ダメな人間だ」と思い込んでしまいがちです
そのため、新しい出会いや仕事のチャンスを自ら避けてしまいます
たとえ高学歴であったり成功した経験があっても、「自分は無能だ」という思い込みから抜け出せないのです
2. 他人の評価や批判を気にしすぎる
次に、他人の評価や批判を過度に気にしてしまう傾向があります
たとえば、友人の結婚式でスピーチを頼まれても、人前に立つことが怖くて断ったり、誰かと会話した後に「言い過ぎたかな」と後悔し続けたりします
普通の人が冗談として受け流せることも、このタイプの人にとっては深く傷つく原因になり得ます
3. 期待や責任を恐れる
回避性パーソナリティ障害の人は、期待されることや責任を負うことに対して強い不安を感じます
たとえば、テストで高得点を取ったとき「次も良い成績を期待されるのではないか」とプレッシャーを感じ、結果的にその期待から逃げてしまうのです
恋愛や結婚、仕事のプロジェクトなど、他人の期待や責任を避けるために、できるだけストレスの少ない状況を選びます
4. 本音を言うのが苦手
最後に、本音を言うことが苦手です
回避性パーソナリティ障害の人は、相手に自分の考えや感情を伝えることに対して強い抵抗感を持っています
そのため、対話の際も表面的な話題にとどまり、本心を隠してしまいがちです
また、心を開くことができず、人間関係を深めるのが難しくなるため、友人や恋人を作るのにも大きなハードルを感じます
③パーソナリティ障害の原因は何か?

著者によれば、回避性パーソナリティ障害の原因は過去の辛い経験に起因することが多いといいます
例えば、幼少期に親から無視されたり、叱られてばかりいたり、学校でいじめに遭った経験が心に深く影響を及ぼします
子供時代に親から十分な愛情を受けられなかったことが、自己評価の低さや他者への不信感につながっているのです
特に、1歳の時点から親の反応が子供に大きな影響を与えると言われています
例えば、子供が泣いたときに親が無視したり、笑っても無反応だった場合、子供は「自分は価値のない存在だ」と感じるようになり、その後の自己評価に悪影響を与えるのです
④パーソナリティ障害をどう克服するか?

克服のための第一歩は、自分自身を理解し、受け入れることです
まず、自己評価が低いことに気づき、その原因が過去の経験にあることを認識することが大切です
そのうえで、他者からの評価に過度に左右されず、自分の価値を見つける練習をすることが必要です
また、少しずつ自分の殻を破っていくことも有効です
いきなり大きな挑戦をするのではなく、まずは小さな成功体験を積み重ねることが大事です
例えば、友人に「ありがとう」と伝えたり、自分の意見を少しずつ表現する練習をするのも効果的です
さらに、専門家のサポートを受けることも検討すべきです
カウンセリングや認知行動療法を通じて、自分の思い込みや行動パターンを見直し、改善することができるからです
▪︎【まとめ】回避性パーソナリティ障害を正しく理解していきましょう

回避性パーソナリティ障害は、自己評価の低さと過去の辛い経験から生じる心の問題です
人との関わりを避け、挑戦や責任から逃げてしまうことで、社会生活において大きなハードルとなります
しかし、正しく理解し、少しずつ改善していくことで、より豊かな人生を築くことができるはずです
この本を通じて、回避性パーソナリティ障害を理解し、自分や周囲の人たちとの関係を見直すきっかけにしてほしいと思います
心の健康を大切にし、無理をせずに自分のペースで進んでいってください
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