弱い存在の中から良さを引き出して知ってもらいたい人
ほほえみうつというのを知っていますか?
笑ってるけどうつみたいな症状、あるみたいです。
みなさん、うつになったことがありますか? 私もうつになったことがあります。
うつになったからといって、うつの人すべての気持ちがわかるはずもないし、そもそも人はだれ一人の気持ちでさえ、わかりません。
だいたい合意してればオッケーです。
まあ、金銭のやり取りとか、そういう数値的なことは認知を一緒にできますけどね、かなり楽に。日本の千円は、日本で千円の価値があるよね、あなたが一時間何か手伝ってくれることに、千円を払うよ、とか。
でも、残業代は出ないよとか、タイムカード押し忘れたら一銭も出さないよとか、そういう決まってなくてあとから決まったりするようなルールも、あります。
まあなんでいうんです? 人と人とが生きていくうえで、齟齬ってあるんです。
それを受け入れられないでいると、しんどいですね、心が。
そういうの、自分が我慢すればいっか、なんてことをしていると、うつになったりします。
私、うつ明けにとても我慢しなくなりました。
我慢していたら、だって死んじゃうからさ。
しかたありませぬ。
今日の無名人インタビュー、一味違うぜえ。よろしくー。
【まえがき:qbc・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】
今回ご参加いただいたのは 高橋ユミエ さんです!
現在:片方の足を軸にして、もう片方の足で自由にいろんな方向を向くみたいな感じで。なんか自由にできてるなっていう。とても心地いい感じですね。
qbc:今、 何をしている人でしょうか?
高橋:ライター6年目になります。
qbc: ちなみに、その前は何をされていたんですか?
高橋:大学院を卒業した後に、 プログラマーとして3年間勤務していました。そこで主人と出会いました。主人と結婚してから少し経って子供ができたんですが、ちょっとつわりがひどかったもんで、それを理由にして退職してしまいました。
qbc: ライターを始めたのは、どういったタイミングで?
高橋:退職して、子供が2人生まれて。下の子が幼稚園入園と同時に、なんかまた働き始めたいなってお仕事探してたんですね。で、まあ最初パートでいいやって思ってたんですけど。子供が幼稚園に行って帰ってくるまでの間だけ働きたかったんですけど、意外にそういう求人がなくて。条件にマッチしてるはずなのに面接受けてもなんか落とされてしまったりして、簡単には働けないんだなって思いました。
じゃあ家でできる仕事を探してみようって気軽に探してみたらライターを発見して。やったことはなかったんですけど、元々ずーっと小さい頃から日記書くのが好きで、文章を書くのはあまり苦手意識がなかったんで。ちょっと初心者でもOKっていうのからやってみようかなと思って、ライターを始めてみました。
qbc: ライターのお仕事はどうですかね?
高橋:そうですね。最初のときは本当に書けども書けども全然お金にならなくて。なんかパートしてた方が効率いいじゃんっていう風に思ったんですけど。でも、子供が小さい状況で仕事探しても、また同じことだから、今は修行期間だと思ってライターをしようと思って。子供が幼稚園に行ってる間は、もう文字単価が安くても、スキルアップという感じでちょっと耐えながら頑張っていたんですね。でも、2年ぐらい経ったときに、結構人づてで仕事がもらえるようになってきて。それでだんだん文字単価もアップしていったんですね。続けていたら、ちょっとずつでも単価が上がっていくかもっていう兆しが見えてきて。
それで続けていたら、ある会社でまずはパートでライターやってみないかいってお誘いを受けまして。それで、パート勤務で、在宅でやらしてもらってたんですけど。そしたらなんだか評価していただけて、正社員にしてもらうことになったんですね。下の子も小学校入学の時期だったので、もう学童に預けられるし、これはチャンスかもしれないと思って正社員になりました。だんだんライターのスキルを買われて、やるのが楽しいなっていうふうに感じていきました。
qbc:じゃあ今、正社員でライターさんですか?
高橋:いや、また紆余曲折ありまして。はい。今は正社員ではなくて、またそこはちょっといろいろあってやめてしまって。某料理レシピ動画サイトの会社で、ライターをアルバイト勤務でしています。それを軸に、他のライティングも業務委託で受けてるっていう感じですね。
qbc: 気持ちとしてはどんな感じですか。やっているときの気分とか。
高橋:気分は、正社員でやってたときはちょっと、結構辛かったですねハードで。
qbc:どういう面で?
高橋:小さいベンチャー企業だったんで、1人の業務量がすごくて。なんか業務の幅も広くて。で、子供が帰ってくるまでの間にやらなきゃいけなかったんで、1回切り上げて子供を寝かした後にまたやったりとかして。結構しんどいなって思うようになりました。書くのが楽しいなっていうよりも、結果を出さなきゃいけなかったんで。ひたすらなんかこう、結果を出すにはどうしたらいいんだって、もう働きづめな感じでした。
qbc: 結果って? ビュー数って意味ですか、それとも仕事量?
高橋:ビュー数ですね。その会社でメディアを立ち上げたんです。アプリを作ってる会社だったんですけど、アプリのユーザーを対象に広告を出したい人を誘導するようなメディアを立ち上げたんです。そのアプリで広告出しませんかっていうような、その広告主を1人でも多く持ってくるためにライティングで成果を出すっていうのが、お仕事だったので。毎月成果を報告するために、結構キツキツな感じで。
qbc:それって、オウンドメディアがあります、このテーマで記事書いていってくださいね、でSEOで引っ掛けて成約までさせてくださいね、そしてその数を出せってことですか?
高橋: そうですね。ライター兼ディレクターみたいな。
qbc:なるほど。セールスドライバーみたいな感じですね。それがきつかった?
高橋:はい。きつくて。
qbc:で、それからはどうでした?
高橋:はい。それで、結局それが原因で、子供との時間もあまり大事にできなくなってしまって。「あー正社員で働くのはまだちょっと私には無理かもしれない」と思って。1年半しか働かなかったんですけど、やめてしまって。それが去年の6月ですね。それで今はもう本当、週3日のライターのアルバイト、プラスあと平日残り1日か、多くて2日は、他の業務委託のライティングをしている感じです。なんかあんまり無理なく、子供が帰ってくるまでの間はやってる感じです。
qbc:週3日のアルバイトは時間に拘束されますか?
高橋:そうです、5時間です。
qbc: 業務委託はどれぐらいの時間ですか?
高橋:業務委託は、1日4時間ぐらいですかね。
qbc:結構働いていらっしゃいますよね。毎日で換算すると、平日6時間ぐらいは働いてません?
高橋:そうですね。でも、会社で働いてたときみたいに移動しなくていいし、業務時間、業務量的に全然楽だなって。麻痺してます(笑)
qbc: 今のお気持ちはどんな感じですか?
高橋:今は、とっても心に余裕があって。それに、余裕を持ちつつ、自分の好きなことを書かせてもらえて。なので、趣味もライティングも充実してる感じで。前はあんまりお金をライティングで稼げなかったんで、お客さんからの依頼によって収入が不安定だったんですけど。でも今はアルバイトを軸に置いているので、一定の収入をちゃんと得られる。得ながら自分の好きなお仕事を業務委託で受けてみるみたいな感じで。なんかこう、バスケットのピボットみたいな、片方の足を軸にして、もう片方の足で自由にいろんな方向を向くみたいな感じで。なんか自由にできてるなっていう。とても心地いい感じですね。
qbc: 好きなこと書けているっていうのは、どんなことを書かれていますか?
高橋:1つは、アルバイトの方は、レシピサイトを運営してる企業のメディアに、漫画家さんの漫画を投稿する仕事なんですけど。
qbc: リリース記事みたいなやつですよね。
高橋:こんな漫画があって、漫画の内容はこういう内容でみたいな感じで、要約みたいな感じですね。
まあ、本当に文字数は少ないんですけど。でも数をこなさなきゃいけなくて、いろんな作品を見れて。しかも、漫画からこういう気づきがありますねみたいな感じで、感想を交えつつかけるので。なんか自分は漫画書いてないけど、そこから何が言えるのかっていうのを読者に見てもらって、気づきを与えられたらなっていうところがとてもやりがいがありますね。
qbc:平日のタイムスケジュールは、どんな感じですか?
高橋:バイトの時は、まず朝6時半に起きて、ご飯の支度をして。7時に子供と主人にご飯食べさせて。8時前に子供と主人が学校と会社に行きます。バイトは10時から勤務なんで、それまでの間に洗濯とか掃除とか、洗い物とか家事を終わらせて。健康を保ちたいので、9時半ぐらいから20分か25分くらい周辺の綺麗な川を散歩してウォーキングみたいな感じでちょっと汗をかく程度に早歩きするのが日課です。それで帰ってきて、10時から15時までお仕事するっていう感じですね。
qbc: 在宅なんですね。
高橋:はい。在宅で。3時になったら子供が帰ってくるので、その後は子供の宿題見たりして。で、5時くらいからまず私がお風呂に入って、その後に子供がお風呂入って。6時ぐらいから夕飯作って、7時には食べさせて、それで8時から9時までの間は、子供たちと談笑したりして、寝かせるっていう感じですね。
qbc: ライターになった初心者の人が、時間の使い方が難しいとはなしていたことがあって。
時間管理のコツは、なにかありますか?
高橋:そうですね。アルバイトは必ず15時には終わるので、時間管理する必要もあんまりないんですけど。フリーランスの業務委託の方は、どうしても自分のやる気とかに左右されてしまって開始時間が遅くなったり、ダラダラしちゃったりするので。あのーまあ、なんていうんですかね。記事を細分化して、ここまでは何時までに書くって決めてます。ポモドーロテクニックっていうやつを教えてもらったことがあって。ご存知ですか?
qbc: 何分単位ぐらいで区切るんでしたっけ?
高橋:25分やって5分休憩を4回繰り返して。そしたら20分大きな休憩入れて。また25分やって5分休憩を4回やるみたいなのを繰り返すやつです。その25分単位で、どこまで書ければいいかっていうのを区切って。とりあえず、25分で終わらなくても1回、休憩入れてます。で、書き始めるっていうのを繰り返すと結構頭がすっきりしたままで続けられるので。そうやって、細かくタスクを区切って、何とか子供が帰ってくるまでに終わらせるようにするっていうのが私のコツですかね。
qbc: ご趣味は?
高橋:興味持ったことをすぐやって、また次やってみたいな感じでちょこちょこ変わってしまうので。固定の趣味っていうのがあんまりよくわからなくて。ただ、今やってるのは、スポーツジム通いですかね。運動は前から好きなので。3ヶ月間のダイエットチャレンジっていうのをスポーツジムでやっていて、今月終わる感じですね。
qbc: 性格は、周りの人からなんて言われますか?
高橋:ええー。性格はなんかいつも笑ってるねとか明るいねとか。ちょっとおっちょこちょいだよねとか。でも、おっちょこちょいだけどちょっと真面目すぎるよねとか。なんかいろんなことを言われますが、基本的には周りからは明るいとは思われていると思います。
qbc: なるほど。自分ではどう思いますかね?
高橋:いやあー。なんか結構明るく振舞ってしまう方なので、疲れていても。なので、本当は1人で1人の時間を大事にしたくて、根暗なんだろうなっていうのがありますね。
qbc: 家族とか親友とか、そういう距離感の人からはなんと言われますか?
高橋:そういう距離感の人はもう自然体で接しているので。1番仲のいい友人からは、なんか勉強家だよねとか、あと頑張りすぎだよねとか、まあそんな感じですかね。明るいとはもう言われないですけど。喋ってて、よく聞いてくれて話しやすいみたいな感じのことは 言ってもらえますかね。
qbc: 好きな食べ物って何ですかね?
高橋:えっ食べ物。好きな食べ物はーなんでしょうね。お寿司は大好きですね何でも。
qbc: 特に好きなネタは?
高橋:毎回サーモンは食べてますね。
qbc:サーモンの食べ方は色々あるじゃないですか。お寿司がベストですか?
高橋:あーでも今、糖質をあまりとりたくないので。まあでも、糖質と油の組み合わせが美味しいので、まあ美味しさでいったら寿司ですかね、お刺身より。でも、日本酒も好きなんで。お刺身と日本酒も味もどっちも美味しいからどうだろうな。
qbc:お魚の脂質はそんな悪くないって言いますよね。
高橋:そうですね。米がちょっと良くないですね。
過去:人生最大。最大はやっぱり研究所ですかね。はい。あれよりつらい目には遭ってないですね。
qbc: 子どもの頃は、どんなお子さんでした?
高橋:子どもの頃はーお調子者で。もういたずらっ子で、親にいつも怒られてばっかりでしたね。
qbc: どんないたずらを?
高橋:えーもうなんかこう、物がどういう風になってるのかが気になってしまって。どんくらいどういう力を与えたら、壊れちゃうのかなとか。ここに文字書いたら綺麗じゃないかなとか。なんか書いちゃいけないところに書いたり、加減ができなくて壊してしまったりとかして、よく怒られてましたね。
qbc:何を壊しました?
高橋:あー。何壊したんだろう、買ってもらったばっかのおもちゃとか。あと、お店のオルゴール売り場の近くで「ワーッな綺麗だな」って触ったら折れちゃって。はははは。
qbc: お店の物を壊しちゃった?
高橋:そうです。それはすごい怒られましたね。
qbc: 最大の事件を教えてください。子ども時代最大の事件を。
高橋:最大。最大の事件。そんなすごい物壊した、壊した限定じゃなくてすごい事件っていうことですか?
qbc: それで大丈夫です。
高橋:家出ですね。
qbc:何歳のときにどこまで行きました?
高橋:何歳なんですかね。小学校1年生とか多分低学年だったと思うんですけど。なんで家出したのかをあんまり覚えてないんですけど、多分怒られて。親を心配させてやろうみたいな風に思い立ったのか、一番大事にしてるかわいいうさちゃん人形を自転車の前かごに入れて、家出って言っても家の周りをぐるぐるして、門限過ぎても帰らないみたいな。
qbc:何時だったんですか?
高橋:何時だったんでしょうねー。チャイムが鳴る頃なんですかね、4時と5時とか。親がどこ行ったのって言って、なんか名前を呼びながら探してる声が聞こえて。それを見つからないように親が来そうになったら、またちょっとだけ進んで逃げてみたいな感じで。ぐるぐるぐるぐる繰り返してましたね。
qbc: お両親はその話、蒸し返したりしました? どういう話になりました?
高橋:うさちゃん人形連れてどっか行ったことあるよねみたいな感じでは言われたことありますけど。そんなになんか何回も言われたりはしなかったですね。たまに笑い話にされるみたいな。
qbc: 小中高で、何かエピソードはありますか? クラスでこんな子だったとか、そういう。
高橋:いやーもう小学校までは、なんでしょう目立ちたがり屋で。それで、自分絵を描くのが好きだったんで、自分で作ったキャラクターとか書いて。で、それがみんなに人気になると、そのキャラクターの設定についての学校みたいなのを開いて。勉強会みたいなのをして先生になっていました。それで、キャラクター設定についてみんなに教えたら、テストやったりとかして。みんなの中心にいたいみたいな感じの存在で。
だったんですけど、高学年になったらみんなの興味が、そういう幼稚な感じの遊びから、ジャニーズJr.とかに移行しちゃったんですよ。で、私、正直ジャニーズJr.の良さがよくわからなくて。なんかみんな男の子のアイドルを好きになっていって、今まで遊んでいたことに興味を持ってくれなくなってしまって。なんか寂しかったのか、私もなんかジャニーズJr.のあの子が好きみたいな感じで話を合わせるようになっちゃったんですね。まあきっかけはそんなでも、なんか結構ジャニーズJr.の子が私も好きになってって。友達と一緒に、横浜アリーナとかのライブに行ってましたね。
それで楽しんではいたんですけど、そこら辺からちょっと友達に合わせなきゃいけないみたいなのが、なんか芽生えてきてしまったんですかね。常に相手にとって面白い存在でなければいけないとか、相手に合わせて楽しんでもらわなきゃいけないとか。合わせる方がいいっていうふうに考えるようになっちゃったんですね。なんかそこから多分、みんなにいつも笑ってるねって言われる私ができてしまって。笑ってないと、なんかみんなにつまらないって思われたらやだし、いつも面白い存在でなきゃ駄目だみたいに感じてました。
qbc: その前まではどんな人だったんですか?
高橋:その前までは、もう本当誰からどう思われるとか全然気にしなくて、ただ面白いこと言ってるだけな感じの。
qbc:それが何年生、何歳ぐらいの頃?
高橋:6年生ぐらいでそのジャニーズJr.の話題になってしまったんで、そのぐらいからですかね。
qbc: 中高とかどんな感じだったんですか?
高橋:中高もとにかく合わせて、なんかずっとにこにこしながら会話をしていたので。もうそのときはまあ、お友達と話して楽しいとは思うんですけど。なんかずっとニコニコしてると顔がちょっと引きつってきたりとか。なんか疲れたなって思って、もうバイバイってした後に、「あぁ、今日も頑張った」みたいになってました。
qbc: そのこわばりは、いつ頃崩れるんですか?
高橋:いやーもう学生時代はずっと崩れなくて。今もよっぽど親しい友人でなければ、今も外面いい感じでやってますね。
qbc: どうですか、その外面。良い外面なわけですよね。
高橋:はい。
qbc:良い外面は、自己評価としてはどれくらい良いと思っています?
高橋:いや、得は得なんですよね。誰からも悪い風に思われないので。なんかしかも第1印象が良いからか、すぐにいろいろ話しかけてきてもらえるし。なんか親切にしてもらえるんで、得なことだなとは思うんですけど。ずーっと何かのグループに所属してたりとか、誰かとつるんでたりすると疲れちゃうので、 1人の時間が欲しいっていう風に思ってしまいますね。
qbc:それは、1日の間にリアルで継続して一緒にいるのがつらいんですか? それとも3年間ずっと同じ好きを続けるのはつらいっていう意味ですか?
高橋:うーん。1日いるのは別にいいんですけど。例えば、幼稚園が終わった後に園庭で子供を遊ばせて子供を見守ってる間、何人かのママ友と集まったりとかして、子供見ながら話してるんですよ。で、まあ好きなお母さんとはいつまででも喋れるんですけど、なんかそんなに親しくない人と話を合わせてずっと話を聞いてると、早く帰りたいなと思って。それが月曜から金曜日まで続くんですよ。なので、毎日続くと嫌ですね。その人間関係が何年も続いてもいいけど、全然1人の時間が、まるっきり誰とも会わない1日が1週間のうち1日もないのは嫌だっていう感じですね。
qbc:大学選びはどういった観点から?
高橋:大学は、私、理科がとっても好きだったので。理系に行こうって決めていたんですね。
で、昔から物を壊しちゃってはいましたけど、物がどうなってるのかとか、生き物もどういう風に動いてるのかとか、なんか観察するのが好きで。そういうことをずっと勉強できる研究職に就きたいなみたいなことをずーっとぼやっと考えていて。それで、そういうことができそうな大学を高校のときに選んだんですけど、ちょっと家があんまり裕福ではなかったので。うちは予備校には通わせられないよって言われちゃったんですね。なので落っこちちゃったら、もう浪人ができないんですよ。なので、落ちちゃったらもう夢が絶たれちゃうと思ったので。もう、ここは受験にチャレンジするんではなくて、指定校推薦で行こうと思って。ずっとテストは勉強頑張っていて点数が良かったんで、内申点が高かったんです。指定校推薦をもらえて、受験勉強することなく、面接だけで行ったかんじですね。
qbc: 大学生活はどうでした?
高橋:勉強はとっても楽しくて、プログラミングを基礎学習でやらなきゃいけなくて、それプラス生物系の勉強をするっていうのがメインの大学で。それで、友だちもたくさんできたんですけど。やっぱり女子が集まると、ろくなことない感じで。なんかちょっと仲間割れが起きてしまって、友だち関係は最悪でした。でも、そのとき彼氏がいたので。彼氏と一緒に授業を受けたりとか、勉強したりとかして、かなり彼氏に依存をしていた感じですね。
qbc: どんな依存なんですか?
高橋:もうどこ行くにも一緒みたいな感じです。友達がいなくなったんで。遊びに行くのも、ご飯食べるのも、勉強するのもいつも彼氏みたいな感じで、彼氏中心の生活をしちゃってましたね。
qbc: その依存に対して、彼は何か言っていました?
高橋:いや彼氏も私に依存している感じで。まあ、彼氏は友達をがいっぱいいるんですけど、友達のとこに私も一緒に連れてってくれるんですよ。ちょっとやきもち焼きな人なので、私が誰かと飲みに行くよりは、自分の友達とつるませた方が安心できたんじゃないですかね。なので、いつも彼氏と一緒に、彼氏の友達と遊ぶみたいな感じでした。
qbc: 卒業後は、どんな感じでした? 大学院ですよね?
高橋:そうですね。研究者になりたかったんで、学位が最低でも修士までは必要なので。行ってた大学の大学院に行く手もあったんですけど、大学で所属した研究室の先生が元研究所の職員さんで。そのコネで、ちょっとその研究所で卒論と修論書いてみないかみたいな感じで言われて。千葉の方の研究所だったんで、私が行ってた八王子の大学からは通えないと思ってました。
qbc: そうですよね。旅ですね。
高橋:なので、研究所から近くて研究所と繋がりのある大学の大学院を受験したんですね。そしたら受かったので、大学院で席を置きながら、授業を受けて研究のときだけ研究所に行くっていう感じの生活をしてました。
qbc: で、就職はプログラマー?
高橋:はい。うふふふふ。そこまでやったのに、プログラマーです。
qbc: ご自身ではどういう評価なんですか、その選択。
高橋:はい。いやー実はその、自分的にはここまでかみたいな、結構大学までは成績が良かったんで、なんか結構自分いけてるみたいな勘違い現象があったんです。でも、研究所に行ってから、レベル高い人ばっかりで。東大とか、すごい大学から来てるんですよ。そん中でやったらもう全然レベルが低くて私は。それでなんか、思い知らされたんですよね。こんなんじゃなれないなーって。一応就活でも、研究職の採用試験受けたんですけど全然駄目で。しかもその研究所のエリートの人から、お前の研究はだめだみたいな。なんかすごく嫌味を言われてました。
研究について文句言われるだけならまだいいんですけど、その人ちょっといじめ気質で。常にターゲットを探していて、ちょっとできないやつをいつも探してるみたい感じで。私の前にも、ちょっとおっちょこちょいで目につくような子がいたんですけど、その子が最初標的になっていて、なんか無視されたりとか、意地悪されたりとか、すごい執拗に怒られたりとかしてたんですね。
高橋:でもその子が院までいかなくて大学で卒業して。で、今度は私が何かターゲットにされて、すごいいびられたんですよ。
qbc: 男性女性?
高橋:男性ですね。最初は優しかったんですけど、そのターゲットの子が卒業してからすごい厳しくなって。いろいろ小姑みたいにいろんなこと細かく言ってきて。で、研究は上手くいかないし、なんか段々鬱っぽくなってきちゃったんですね。平日はずっと研究室で、土日はお金がなかったんでアルバイトしてっていうサイクルをしてたら、なんかある日突然眠れなくなってしまって。で、なんか意味もなく涙が出てしまって。それで、ちょっと親が異変を感じて、それで病院行きなさいって言われました。そしたら、鬱病だって診断されて、結局その研究所辞めちゃうんですよね。
qbc: 辞めると、どういう扱いになるんですか?
高橋:そうですね。大学院に在籍してるので、大学院の研究室の先生に新しい研究課題をもらってやるみたいな。
qbc:あーそういう風に、なるほど。
高橋:だからもう本当に修士の1年目で辞めちゃって。あと残り1年で新しい研究やるなんて。
qbc:研究職は少し諦めた感じですか?
高橋:そうですね。ちょっと私には向いてなかったんだってもう、そのときはそうしか思えなくて。それでも残りの1年を、大学院でなんとか研究を終わらして。で、他に私ができることって何だろうって。もう本当に研究者になるのを完全に諦めてしまったんで。何か生み出す仕事をしたいと思っていたんで、大学でやっていたプログラミングを生かしてプログラマーになりました。プログラマーもプログラムを作って世に出す仕事なので。ちょっとやってみようかと思って、そっちの求人がめちゃめちゃあったんで、そっちに流れていきました。
qbc: プログラマーのご自身の適性はどうでした?
高橋:研究者を目指してた割には、論理的思考が私は苦手だったみたいで。プログラミングは好きなんですけど、納期に間に合わせるために効率よくプログラムをどういう風に組み立てたらいいかみたいな論理的に考えるのがドキドキしちゃって。慌ててしまうと、もうなんか余計にどういう風に作ったらいいかっていうのが分かんなくなってしまって。先輩を結構頼っちゃってたんですよ。向いてないって言うよりかは、慣れてなかっただけだったんじゃないかって今なら思えるんですけど。同じ何かを生み出すっていう仕事でも、論理的に考えて生み出す仕事っていうのは、まあちょっと私には苦手で、もしかしたら別の生み出し方が私に合ってるんじゃないかなみたいに思いました。ちょっとあんまりしっくりこなかった職業でしたね。
qbc: で、ご結婚されるっていう流れですかね。
高橋:はい。
qbc: 人生で、転換点として2つ点を打つとしたら、どこになりますか?
高橋:いやあもうそれはあれですね、大学院のときの研究者を諦めたっていうところと、あと、ライターを始めたっていうところですかね。
qbc: 人生最大の困難は?
高橋:最大はやっぱり研究所ですかね。はい。あれよりつらい目には遭ってないですね。
未来:もうチャレンジ精神だけはあるんで。チャレンジしてってあー向いてないな、チャレンジしてってあー向いてないなってやっていくうちに、今はライターがなんとなく向いているなっていう風に落ち着いているので。
qbc: 未来はどういう風なイメージでしょうか?
高橋:そうですね。子供が巣立ってしまったあとに、ライターを続けていられているのかっていうのがちょっと心配で。自分だけに時間を使えるようになるので、できればもうちょっとアルバイト軸じゃなくて、いろんな外に行くようなインタビューの仕事とか取材の仕事とか。そういうのをこなせるおばちゃんになってたらいいなって思います。子供がいなくなって主人と2人になったら、なんか外に行ってないと落ち着かない気がしそうで。外に生きがいを見いだしたいので、外に行って仕事したいなっていうのはありますね。
qbc: ライターの何がいいんですかね?
高橋:何がいいんですかね。書くのしんどいなって思うこともあるんですけど、書き終わった後に、「なんとかまとまった」って思えたり、「これ伝わるかな」とかわくわくしたり。「できた」っていうのが何回も何回も味わえるんです。それで、Webメディアの記事をメインで書いてるので、この記事がたくさんの人に見てもらえる。自分の作品が、家で書いてるのに、すごいいろんな人に見てもらえるっていうのが、なんか気持ちいいというか。
qbc: 人に見てもらえる欲求って、子供時代にもあったと思うんですけど。これは自分の中でどれくらい大きいものだと思います?
高橋:そうですねー。なんか多分、承認欲求が高いんだと思うんですよ。人に見てもらって「すごい」って思われたいのはすごく強いと思うんですよね。すごいって思われるだけじゃなくて今は役に立ちたいっていう気持ちもあって。自分が得た気づきを文章にして、誰かに伝わって、その人の行動が変わったら素敵だなっていう風にも思えるんですけど。でもまず、承認欲求を満たしたい気持ちがなくならなくて。それをライティングで埋めようとしてるみたいなところがあります。
qbc:プログラマー、研究職と比べると、ライターという職業はトップですか?
高橋:そうですね。一番自分には合ってる職だと。
qbc:なんでですか?
高橋:なんで?やっててつらくないからなんでしょうね。まあ文章も論理的に考えなきゃいけないんですけど、とりあえず私の場合はバーって書いてから、削って。こここういう順番にした方が楽しいなとか、感覚でまず書いてからいろいろ整形しているので。あと、正解がないので。なんかこう自由に表現できるなっていうのが、つらくないのかなって思います。
qbc:正解は作ることができるじゃないですか? 例えば目標達成を正解にするとか。そういうライティングはつらくなります?
高橋:そうですね。書いても書いても求められてるPVが獲得できないとか、クライアントさんから何も満足できるようなコメントをいただけなかったりとかはつらいですね。
qbc: あと、感覚で書いてから整形するとなると、長い文章っていうのはいかがですかね?
高橋:長い文章。
qbc: 2万字とか。
高橋:あーそこまで長いのは書いたことはなくて。感覚で書くって言っても、SEO記事がメインなので、まあある程度構成は決まってるんですよ。なので、見出しごとにどう書くかっていう、その情報をまずできるだけいっぱい集めて、その集めた情報をもとにバーって書いて、でもここ要らないよなっていう風に後で気づいてくみたいな。なので、そんなにすごい莫大な文章にはならないですね。
qbc: どんなライティングが改めて好きだなと思います?
高橋:そうですね。
qbc: こういう条件でとか、これぐらいの文字数でとか、こういうテーマでみたいな。で、読んだ人がこうなったら嬉しいとか。そういう意味で、理想のライティングっていうのは?
高橋:一番つらかったけど、やってよかったなって、楽しいなって思えたのはインタビューですね。
インタビューライティングで、ちょっと心に病を抱えた人たちが集まる施設を取材して、オーナーさんにインタビューしたことがあったんですけど。その人たちの話を聞いて、こういう場所があるっていうのを、自分の記事が発信できたんです。それがSNSに乗っかったときに、いろんな方から反響をもらえて。そのオーナーさんからも、みんなにここの施設の存在を知ってもらうきっかけになって、とても感謝してますと言われたので。
なんかSEO記事みたいにネットに載ってる情報をひたすら集めてまとめる作業よりも、声を出したいのに届かない人の声を拾って、それをネット上で広めてあげるみたいなライティングが理想ですね。文章にするまでがすごい大変だったんですけど、やり終えた後に、意味のある仕事をしたなっていう感じがしました。
qbc: もしもの未来という質問をしていて。もしも、すごい良い方向への変化とか、現状が好転するっていう風な、人生のプラスの方面での分岐点が来るとしたら、どんなことだと思います?
高橋:ええ。そうですね。プラス。私はインタビューの仕事をしたいってずっと思ってるんですけど、現状的にちょっと外に長く出れないのでセーブしてる部分があるんですけど。それが子供が手を離れたことで、どっかからラッキーなことにオファーがかかり、いろんなところへ行っていろんな人の声を聞いて、それを記事にして世に広めるっていう。なんか意義のある仕事を生き生きとやっているみたいな。
qbc: それは、どんなインタビューですか?
高橋:なんでしょうね。
qbc:誰に対してですか?
高橋:私、結構生きづらい性格だと思っていたので。私みたいに、表面上は明るそうでも1人で悩んじゃってる人とか。あと、こういう生き方もあるよみたいな、1つの考え方に固執しないで、こういうふうに生きてる人もいるよとか。あと、すっごい頑張ってるちっちゃいお店の何かを応援するような内容とか。弱い存在の中から良さを引き出して、そういう生き方もあったり、そういういいお店があったり、こういうところも、こういう人、こういうものがあるんだよっていうのを知ってもらいたいですね。
qbc:で、結果、自分の人生はどうなっていくんでしょう?
高橋:えーそうですね。なんか人の役に立ってるなって思えて、自己満足はすごいんじゃないすかね。言い方悪いですけど、なんか自分の仕事で人に喜んでもらえるっていうのが実感できて。なんかいい仕事をしてるなって。ライフワークになったらいいなって。なんか大変だろうけど、あぁやったーみたいな、今回もいい仕事したぞーみたいな感じになってるんじゃないですかね。
qbc:パートナーさんってどんな存在なんですか?
高橋:主人は私と全く正反対の性格で、1つのことをずーっと続けられて。主人はプログラマーなんですけど。あと、忍耐強くて。なんかちょっとやそっとじゃ弱音を吐かないような人なんですね。で、私はすぐ弱音を吐くので、なんかもうライターやめようかなとか。パート普通にやろうかなみたいに言うと、「は?」みたいな感じで普通に言ってきます。何年もライターやってきたのに、パートに切り替えたって今までのスキル生かせるわけじゃないんだから、社会勉強しろみたいな感じで。鞭を打ってくれる人ですね。変に甘やかしてくれないから、なんか成長させてくれる存在な気がします。
qbc: 最後に、言い残したことはありますか?
高橋:ええ。そうですね。なんか私もう本当に、人生で見ると、てんでバラバラで。なんか一貫性がないような感じなんですけど。でもなんか、それでもいいなって今思えていて。チャレンジ精神だけはあるんで、チャレンジしてってあー向いてないな、チャレンジしてってあー向いてないなってやっていくうちに、今はライターがなんとなく向いているなっていう風に落ち着いているので。なんか自分って何も取り柄がないなとか、何かすぐやってもすぐやめちゃうなって思ってても、それを繰り返すこと数打ちゃ当たるみたいな形で。何かしっくりくるもんは見つかるんじゃないかなっていう風に思っています。そんな感じですかね。
あとがき
人はさ、一人では生きていけぬ。
さりとて、ずっと誰かといると、疲れちまうもんなんだぜ。
【インタビュー・あとがき:qbc】
【文字起こし・編集:花梨】
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