【無名人インタビュー003】HAZAMAさん【後編】
今回ご参加いただいたのはHAZAMAさんです!
6、双極性障害
qbc:noteは、どれくらいやられているのですか?
HAZAMA:ブログを始めたくらいと同じ時期ですね。noteはしばらく休んでいたのですが、ここ最近は毎日投稿しています。
qbc:あ、双極性障害の方なんですね。そしてゲイで。ここは触れないほうがいいですか?
HAZAMA:いえ。
qbc:病状は安定しているんでしょうか?
HAZAMA:波があるものなので、人それぞれ違うんだろうなと思うんですけど、
今はどちらかといったら、安定しているか、躁状態ですね。
鬱だったらインタビューを受けていないと思います(笑)。
この1年間、色んな変化があったんですけど、過ごしていく中でなんかおかしいなって思って病院に行ったら、双極性障害と診断されました。もともと鬱はあったのですが。今思い返せば、双極だったなと思うところはあったのですが、診断も難しいものなので。
qbc:私も30歳頃に鬱病の診断をされたことがありますね。仕事のストレスで。
HAZAMA:基本、ストレスですよね。
qbc:お仕事はお休みしている?
HAZAMA:今は働きだしていて、精神的な負荷がかからなければ安定しています。正社員ではなく、様子を見ながら働いている状態です。ブログ収入があるのは助かりますね。
正社員でこの先何十年と働く道もあるのだけど、今自分がやりたいこと、チャレンジしたいことがいくつかあって、そのための時間をちょっととってみようかなと。
qbc:どんなことに取り組んでみたいのでしょうか?
HAZAMA:岐阜の絵画の公募に思い切って応募したら、入選しました。今年もそれには応募しようと思っています。小説も応募したいなと。
ブログもきちっとやって、違う読者を獲得したりできれば面白いだろうし。今、躁の状態なので、アイデアがすごい浮かぶんです。でも、手を出すんだけど、中途半端になってしまいがちなので、自分のなかではコントロールしようとすごく意識しています。
とにかく、失敗しようが自分のことなので、チャレンジしたいなと。
qbc:どういう絵で入選されたのですか?
HAZAMA:動画を送りました。自分の中にテーマがあって、一枚の絵があって、それにつながる動画を作りました。
qbc:クリエイティブの仕事をされているのですか?
HAZAMA:いえ、そうではないです。思いっきり躁だったんです。集中して絵が描ける。1日20枚とか。それで、動画という発想になりました。
qbc:勢いのある絵ですね。
HAZAMA:でも、こういう躁のあとに、ジェットコース―ターのような鬱が来る。上がりすぎないようにするのが、双極性障害の治療なんですけど。
qbc:なるほど。こうしてHAZAMAさんのお話をお伺いしながらHAZAMAさんの文章や絵を見ると、深みが増しますね。送り手の情報って大事ですね。作品だけで完結したいって気持もあるんでしょうけど。作家と作品はやっぱり連動して考えてしまうな。切り離しがたい。
HAZAMA:僕は一つのことを深く掘り下げるんじゃなくて、広く浅く取り上げて、これはどうかなとか、色んな方法にチャレンジしています。
7、繊細な感性が作りだすもの
qbc:双極性のサイクルって、どんな間隔なんでしたっけ?
HAZAMA:人それぞれで、年に数回まわるひともいれば、数年単位の人も。どうなるかが分からないです。
qbc:鬱はいつから?
HAZAMA:20代です。働きだしてから。自分のセクシュアリティで悩んだこととかは関係なくて、もちろん悩むことはありましたけど、もともと明るい性格ではないので。
qbc:社会に出る。人間関係が多様化するタイミングですね。
HAZAMAさんには繊細なところがあるんだな、と感じています。それで、そういった感性が、こつこつ続けるブログみたいなものの中で活きているんだなと。ひとつひとつの記事に地域への愛着が込められていたり、丁寧さが生まれていますよね。
私には統合失調症の友人がいるんですが、その友人は父親との関係が悪かった子で、その友達と話すんですよね。健康ってなんだろうって。悩まない人が健康だなんて言いますが、それはおかしいだろうって。健康の定義の幅が狭すぎないか、って。
私は、鬱になった時までは、溜めこみやすい、我慢するタイプでした。でも、我慢しすぎるとダメになっちゃうんですよね。それが鬱の時の発見かな。10年前、鬱になった頃と比べると、今は性格が違います。
当時は我慢しすぎていたかな。感情の爆発は悪いことではない。
HAZAMA:ああ、分かります。
qbc:怒ることはいいことではないけれども、感情を開放させることは大切ですね。
嫌なことをされたら我慢するのではなくて、怒りでなくて、笑いながら意見は言うとか、不快だという気持ちははっきり伝えるとか。怒りって誰も喜ばないじゃないですか。人を傷つけることもあるし。
8、ぶつかって道を突破することに慣れてきている
qbc:インタビューはどうでしたか?
HAZAMA:有名じゃない人と何を話すんだろうなと思っていましたが、自分の気持ちが整理された気がします。
ぶつかって、道を突破するのに慣れてきているんですよね。やってみて、ちょっとずつ直していけばいいやって。
100%の状態で公開しようとしたら、出せないと思うので。ある程度の状態で出そうと思う勇気も大切だと、ブログをやっていた時に思いました。それまでは、完璧じゃないとダメだ、と思う自分がいたんで。
qbc:未完成でもアウトプットしたほうがいいよね、というのはインタビューの第1回でもトピックになりました。世に出された後で、どんどんブラッシュアップされていくものだと。
前半はこちら
(後記)
ブロガーという入口から入り自己啓発を経由して、いつの間にか個人史の中に入りこみ、HAZAMAさんの作品世界を垣間見たあと、一度自分の力を発揮することを覚えた人間が、さらに先へ進もうとする姿を見ました。人間って力強いよね。弱くもあるけれど。
心の健康ところについては、また私が盛大に喋ってしまってインタビューではなく相変わらず対談になってしまっているけれども、まあああしかたないじゃんね! しょうがないよね!
感想をもらっていました。
ちなみに私はHAZAMAさんの作品では、この作品が好きでした。「家の窓から外を眺めている人」をさらに眺めている人の話です。見る人は見られる人。滅多なことは言えないですが、HAZAMAさんの心象風景なのかなと思ったり。
今回のインタビューでも、人間の、人間一人一人の可能性を感じることができました! HAZAMAさん、ありがとうございました!
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