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【自由詩】『水無月之』

 夏越の大祓
 茅の輪くぐりにて、
 三回くぐる。

 左足を踏みだし左から
 右足を踏みだし右へ
 また左足を踏みだし左へ
 ひとつずつくぐる。

「水無月の 夏越の祓する人は
 千歳の命 延ぶと云ふなり」
「蘇民将来 蘇民将来」

 半年の無事を神に感謝し
 また半年の無事を祈願し。

 今があるのは自らと
 人の情があってこそ。

 強まる雨で濡れた石畳。
 雨粒で重くなる傘の群。
 台風近づく水無月――。
 それでも祈る夏越の祓え。
 



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