時を重ねて、出会えた山桜の美しさ
4月7日
夫と一緒に、「一目千本」と呼ばれる吉野山の桜を見に、日帰りバスツアーへ出かけました。
吉野は今にも雨が降り出しそうな曇り空。
それでも、傘をさすことなく、
美しい山桜の景色に出会うことができました。
今回、いちばん心を動かされたのは、
吉野山を背景に舞い散る、幻想的な桜吹雪。
その光景は、まるで時間がゆっくり流れているかのようで、
しばらく立ち尽くして見入ってしまいました。

土産店が並ぶ通りを歩いていると、
「陀羅尼助」のお店を見つけました。
義母がよく飲んでいた陀羅尼助。
今では、私が食べ過ぎたときにお世話になっています。
店先に置かれていた大きな三本足の蛙は、修験道にゆかりのある陀羅尼助を広める中で人々を助けたという言い伝えがあり、「無事に帰る」や「福を招く」、さらには商売繁盛や健康の象徴として大切にされているのだそうです。
いつもはネットで買っている陀羅尼助を、今回はお土産として買いました。

40年ほど前、友人とふたりで訪れた吉野山。
あの頃は、山一面に広がる桜の美しさよりも、友人とのおしゃべりや旅そのものの楽しさの方が心に残っていました。
桜といえば、やっぱりソメイヨシノが一番だと思っていた頃です。
そんな私が今、山桜のやさしい美しさに心を動かされている——
時の流れとともに、見えるものや感じるものも変わってきたのだと、
静かに感じました。
吉野の余韻を胸に、次に向かったのは…
