(失敗談)入社1日目、50人の顔が全部同じに見えた話
さて、この投稿から本格的なNOTEの始まり!何を書こうか…。と思ったときに真っ先に出てきたのが、やっぱり仕事のことだった。
そんなこんなんでいきなり本文に入っていきます。
僕が最初に与えられたミッションは、とんでもないものだった。
入社初日で緊張で顔もこわばっている僕に、先輩がにこやかに言った。
「3日時間をあげるね。」
「フロアのご利用者50人の名前と顔、居室、食事席を完璧に覚えてね^^」
……え?
50人?
3日?
いやいやいや。
専門学校で、そんな試験ありませんでしたよね!!(笑)。
僕は介護福祉士の資格を取っていた。
一応、勉強もしてきた。
「これからは介護福祉士の時代ですぞ!」
そんな先生の熱い言葉も聞いてきた。
だから、ちょっとだけ思っていた。
「俺、現場でもそれなりにやれるんじゃないか。」
甘かった。びっくりするくらい甘かった。
現場に入った瞬間、まず人の名前が覚えられない。顔と名前が一致しない。居室もわからない。食事席もわからない。
しかも、失礼を承知で言う。
みんな顔が似てるよぉぉお!
いや、本当にごめんなさい。
でも新人だった僕には、そう見えてしまったんですよ。
メモを沢山取った。何度も見返した。
「この人が田中さん。」
「いや、違う。田中さんはこっちか?」
「じゃあ、あの人は誰だ?」
頭の中は大混乱。
利用者さんに声をかけようとしても、名前を間違えそうで怖い。
「えーっと……」
と固まる。
先輩からは、「名前で呼んであげてね。」と言われる。
それはわかる。ものすごくわかる。
でも、こっちはまだ名前と顔がつながっていない。
心の中で叫んでいた。
「少しだけ待ってください!」
「脳みそが追いついていません!」
結果。
3日では覚えられなかった。
一週間かかった。
先輩から出された最初のミッションは、見事に失敗。
介護職一年目の僕は、スタートからつまずいた。
でも今だから思う。
あれは、ただ名前を覚えるだけの話じゃなかったのだと。
ご利用者をひとりの人として覚える最初の仕事だったんだと思う。
名前。顔。部屋。食事席。好きなこと。嫌いなこと。話し方。怒るポイント。笑うタイミング。
そういうものを少しずつ知っていくことで、やっとその人が「利用者さん」ではなく、「○○さん」になっていく。
もちろん当時の僕に、そんな余裕はなかったのだが・・・。
ただただ必死。
毎日テンパっていた。
でも、あの50人を覚えるところから、僕の介護職人生は始まった。
最初からうまくできたわけじゃない。
むしろ最初から失敗した。(先輩ミッション)
だから今、新人さんが名前を覚えられなくて焦っていても、僕は思う。
大丈夫。
25年前の僕も、全然覚えられなかったから。
みんな顔が似てるよぉぉお!
なんて、心の中で叫んでいたから(笑)。
しかしながら、入職してきた新人さんには笑顔で「2日で覚えてね^^」と言っている自分がいる。人を知るってことに気づいて欲しいから。
経験は、誰かの希望になる。
今日は、介護職一年目の僕が、50人の顔と名前に完全敗北した話でした。
もしよければ、みなさんの社会人人生の最初の失敗を教えて下さい。
読んでくださった方、ありがとうございました。
またお越しください。
やまにぃー
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