見出し画像

どんぐりは、先端が割れて芽が出る

どんぐりは、
先端が割れて、芽が出て、
やがて木になる。

そんな当たり前のことを、
私は最近まで知らなかった。

仕事の関係で、
森林をもっと身近に感じてみようと思い、
「もどり木」という商品を購入した。

どんぐりが送られてきて、
それを約2年育て、
苗木にして森に返す(植林する)というサービスだ。

正直に言えば、
どんぐりが木になる、という実感はまったくなかった。

どんぐりは、どんぐり。
木は、木。
頭の中では、そんなふうに分断されていた。

でも、
先端が割れて、
小さな芽が顔を出すのを見たとき、
「ああ、本当にここから始まるんだ」と思った。

このどんぐりが、
大きな木になるまで、
いったいどれくらいの時間がかかるのだろう。

自分が生きている間に、
どこまで大きくなるのか。
それとも、
誰か別の世代が、その姿を見るのか。

そんなことを想像しながら、
水をあげ、様子を見ている。

仕事では、
どうしても短期の成果や、
すぐに見える結果を求めがちだ。

でも、
どんぐりは違う。

先端が割れるまでにも時間がかかるし、
芽が出ても、すぐに何かが変わるわけでもない。

それでも、
確実に、少しずつ進んでいる。

どんぐりが大きな木になる。
その時間の長さを想像しながら、
今はただ、楽しみに育てている。

それだけで、
森林との距離が、少し縮まった気がしている。

#どんぐり
#森林
#サステナビリティ
#育てる
#時間の感覚


いいなと思ったら応援しよう!