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『天幕のジャードゥーガル』第2幕 ― サファルに咲く薔薇 ―

『天幕のジャードゥーガル』第2幕 ― サファルに咲く薔薇 ―

第2話を見て、まず感じたのは、やはり世界観や状況が少し分かりにくいということでした。

今回も冒頭から場面が動いていきますが、説明があまり多くないため、「今どういう状況なんだろう?」と考えながら見ていました。

シタラと奥様は、大切な本や食料を持って地下へ隠れることになります。一方、旦那様たち男性陣は山の方へ避難し、三日後には迎えに来ると約束して別れます。

この時点では、それほど切迫した雰囲気もなく、「本当に戦争が始まるのかな?」と思っていたくらいでした。

しかし、地下を開けたのは、迎えに来た人たちではなく敵の兵士でした。

そして、ここで印象に残ったのが、地下から持ち出された【原論】です。

奥様と旦那様が大切にしていた本だと知っていたシタラは、敵に持っていかないでほしいと訴えます。けれど、その行動によってシタラは殺されそうになり、彼女をかばった奥様が命を落とすことになります。

この場面を見たときは、なぜそこまで一冊の本を大切にしていたのか、少し気になりました。

【原論】という本が、これからシタラの人生にどう関わっていくのかも気になります。

特に印象に残ったのは、敵兵たちの理不尽な言動でした。

人を人として扱わず、命を奪うことがあまりにも簡単に行われている。その姿を見て、「これが戦争の現実なのかもしれない」と感じました。

何も知らない人たちの日常が突然壊され、逃げることもできないまま巻き込まれていく。その怖さが、この回ではシタラの視点を通して伝わってきたように思います。

そして、最初に感じた「説明が少なくて分かりにくい」という印象も、見終わってから少し違って見えてきました。

もしかすると、状況が分からないまま物語が進んでいくことで、シタラと同じように、何が起きているのか分からない混乱の中へ、私たち視聴者も巻き込まれているのかもしれません。

また、敵兵の口から「チンギス・カン」という名前が出てきたことで、少しずつこの時代の背景も見えてきました。

学校の歴史では「チンギス・ハン」という名前を知る程度だったモンゴル帝国の時代が、こうして一人の人間の視点から描かれると、歴史上の出来事が急に身近なものに感じられます。

説明が少ないからこそ、分からない部分が気になり、もっとこの世界や登場人物のことを知りたくなる。

第2話は、戦争の恐ろしさを感じると同時に、【原論】がこれからシタラの物語にどう関わっていくのか、そしてこの先の物語をもっと見てみたくなった回でした。

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