「つなぐ」の裏側-フライヤー(チラシ)に込められた学生の想い-
「この手、実は私の手です。」
フライヤーの完成を報告しにきた広報リーダーの学生が、少し照れくさそうにそう教えてくれました。
「つなぐ」のメインビジュアルに映る両手―その手は、彼女自身のものです。構図から撮影までを一人で担い、形にしてくれました。

印象的なメインビジュアルで注目を集める「つなぐ」のフライヤーですが、
その制作過程には、学生たちの「思考」と「試行」が詰まっています。
最初に出てきたのは、「一つの扉に向かって人が走っていく」というデザイン案でした。「勢いがあっていい」という声がある一方で、「映画のようで、ダンスと音楽の公演には見えない」との意見もありました。
そこから議論を重ね、「公演の軸である“手話”を、もっと明確に伝えたい」という方向に舵を切っていきました。
指文字で「つ・な・ぐ」を表す案も出され、それに決まりかけましたが、学生たちは思い出します。
7月、ダンサーの北村さんが会場見学のために本学へ訪れた際に見せてくれた、「つなぐ」という手話の形を。
その動きがとても印象的だったと語り合い、学生たちの想いが一つになりました。そして、あの両手のデザインが生まれたのです。
本日は「手話の日」👐✨
— 昭和音楽大学 アートマネジメント コース (@showa_atm) September 23, 2025
9月23日は、日本で初めて「手話言語法」が制定された日です。
動画内で紹介している手話は…「つなぐ」🤝
11月22日のコンサートにも込められた大切な言葉です🎶
そして、そんな『つなぐ ~音楽と手話ダンスが心を結ぶ~』のチケットも絶賛発売中🎫✨
⬇️チケットはこちら⬇️ pic.twitter.com/lz4mKcL2bI
メインビジュアルの撮影は、広報リーダーが一人で進めました。
何度も構図を確認し、角度を変えながら、納得のいく一枚を探していったそうです。
完成した写真を入れたラフデザインを彼女が制作し、仲間たちに見せた瞬間、小さなどよめきが起きました。
静けさの中に確かな意志があり、見る人の心をやさしく包み込むような手でした。
最終的に、学生たちの想いを丁寧に汲み取り、色合いや構図の細部まで広報リーダーと意見を交わしながらデザインとして具現化したのが、アートマネジメントコースの教員でした。
苦労の末に初校が上がってきたときの学生の表情は、今も忘れられません。「つなぐが、いよいよ形になるんだ!」と、静かな感動が教室に広がりました。

おかげさまでこのフライヤーは、少しずつ設置場所が増え、リアルでもネットでも多くの方の目に触れるようになってきました。
それでも、手から手へ、心から心へと、自分たちの想いをもっと「つなぐ」ようにと、学生たちは今日も一枚一枚を大切に配架しています。その広がりと共に歩み、学び、成長していく学生たちの姿は、頼もしく感じます。
学生たちの想いが詰まったフライヤー、ぜひお手に取って、じっくりとご覧いただけますと嬉しいです。

「つなぐ」~音楽と手話ダンスが心を結ぶ~
2025年 11 月 22 日(土)17時開演(16時30分開場)
会場:昭和音楽大学 北校舎5F スタジオ・リリエ
