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図書館でOASISのミュンヘンライブを発見。 OASISのライブ盤各種を聴き比べてバンドの成熟を味わう。【超極私的名盤探訪vol.5】


1997年ミュンヘンのライブ盤を図書館で発見。そんなものがあったのか!?

 一部の図書館には、CDの貸し出しコーナーがありますよね。まー今日び、誰も関心を払ってない寂しいコーナー。図書館としても全然力を入れてませんという姿勢だったりもして。でも、このコーナーを丁寧にチェックしていると、へーこんなものがあるんだー!と思うような音源があったりするんです。ボクはこの図書館CDコーナー巡りを「図書館ディグ」と呼んでいて、たった一人いろいろな図書館を訪ね歩いては、CDを物色してるんです。で、CDからPCのHDDへデータを読み込んで自分のコレクションにする。まあ、そんなに収穫があったりするわけでもなく、報いの薄い行為なんですけどね、でもボクは好きです。
 で、CDや本の返却のついでに、次に借りる音源を物色するんですが、あらら?見慣れないCDがある。OASIS のライブ盤「IF YOU WERE HERE NOW - LIVE IN MUNICH '97」。こんなライブ盤があるんだ?!珍しいなあ。早速借りて帰りました。

「IF YOU WERE HERE NOW - LIVE IN MUNICH '97」

本人肖像も正式バンドロゴも使ってないから、キチンとブートレグだねえ。

 最初に言いますと、これは非公式音源、いわゆるブートレグ盤です。一応 STRAIGHT MUSIC という日本のレーベルがリリースしてるんですけど、元はミュンヘンのFMラジオ局の放送を収録してるみたい。アルバム冒頭のイントロ部分では、女性アナウンサーさんがドイツ語でなんか喋ってます。ただ、CD二枚目の中盤、しかも代表曲「LIVE FOREVER」の途中でガクッと音質が変わり(観客による録音?)、そのあとはさっぱり聴けたもんじゃないモノになります。まあ、ブートレグなんだから、そういうもんでしょう、そこはしょうがない。ですので、ボクはブート界隈には基本手をつけませんし、知識もありません。この世界を追求し、オカネをかけはじめたらもう底無し沼ですからね。このブートは OASIS ファンの中では有名?(STRAIGHT MUSIC は他にも OASIS のライブ音源を出してる模様)
 とはいえ、普通の区立図書館が、そんなブートレグを仕入れて貸し出ししてるというのが、とても興味深い!図書館の仕入れのルールがどうなってるのかわからないけど、書籍の専門家である司書さんも音楽方面は専門外でピンと来なかったのか、レーベルやディストリビュート側の担当者が商売上手だったのか、なぜかまんまと図書館にこのアイテムが忍びこんてて、ボクの手元まできたってのが嬉しい。

 このライブは、1997年11月19日、ドイツ・ミュンヘンの OLYMPIA HALLE で行われたもの。サードアルバム「BE HERE NOW」が同年8月にリリースされたばかりとあって、全17曲のうちサード関連の楽曲が10曲も入ってるというセットリスト。正直言いまして、「BE HERE NOW」はあまり好きになれなくて馴染みが薄く、だから新鮮な気持ちで今聴けちゃってます。いきなりアルバム表題曲「BE HERE NOW」からスタートしますし。3曲目で登場する「STAND BY ME」はサードでは一番耳馴染みがあって、やっぱりいいな。
 LIAM GALLAGHER の声の調子も悪くない。このバンドにおいては LIAM の声の荒れ具合はいつも注意しなければならない。彼がデタラメドイツ語みたいなモン?でMCして、完全にスベったりはしてますが。そこから「SUPERSONIC」「SOME MIGHT SAY」「ROLL WITH IT」とヒット曲を畳み掛ける!NOEL GALLAGHER のギターもゴリっとしてて気持ち良いです。サードからの最初のシングル曲「D'YOU KNOW WHAT I MEAN ?」はストリングスのアレンジが入っててダイナミック(ほんとにライブでストリングス奏者がいるか?キーボードで処理してるのか情報ないからわからんけど)。今まで意識したことない曲だったので、後でスタジオ収録版ちゃんと聴こう。
 その後の流れは NOEL 兄ボーカル担当のややメロウな時間。サードからの「MAGIC PIE」という曲(アウトロが変な曲だな)と「DON'T LOOK BACK IN ANGER」。そのままのミッドテンポのままにCD2へ。サード収録の「DON'T GO AWAY」はやっぱり覚えてなかったんだけど、ちょっといい感じ(メロウな曲がよく聴こえるのは、ボクが年をとったからかもな)。
 そして「WONDERWALL」「LIVE FOREVER」へとややメロウ路線につづけるんだけど、ここで音質が台無しになっちゃう。ほんと曲の途中でガクッとダメになる。その後はサードから3曲やって締め定番の「CHAMPANGNE SUPERNOVA」へ。オーラスはこのバンドでボクが一番好きな曲「ACQUIESCE」。ここまでちゃんとした音質で聴けないのがとても残念だけど、概ね楽しみました!

 ということで、せっかくなので、OASIS 関連に複数あるライブ盤をいくつかピックアップして聴き比べしてみましょう!

「KNEBWORTH 1996」

 はい、こちらは公式盤。しかもあの伝説のライブ「ネブワース」ですからね。2日間で25万人を動員、イギリスの人口の2%近くがチケットに申し込んだというほどのインパクト。セカンドアルバム「(WHAT'S THE STORY) MORNING GLORY ?」がリリースされた頃の、まさしく世界の頂点に駆け上がっていったバンドの姿が集約されてます。
 1996年8月10日11日、ロンドンの北方にある KNEBWORTH HOUSE という15世紀(え!室町時代?)からあるカントリーハウスの巨大な敷地で開催されたもの。BLUR に「COUNTRY HOUSE」って歌があったけど、なんなのこのイギリスのスゴイお屋敷ってやつは!貴族、強すぎないか?ここは70年代からフェスやコンサートに使われたりしていて、映画の撮影にも活用されてるんですって。まーとにかく、バリバリの労働者階級バンドが、この日は大貴族のお屋敷を25万人引き連れてジャックしました。
 この音源では、LIAM のボーカルが最高です。語尾に独特の粘り気がある感じ、そこにフテブテしさ、図々しさ、生意気さ、気の強さがこもる。これが LIAM GALLAGHER を天性のシンガーにして、OASIS を特別なバンドにした要素だと思ってます。ソングライターの兄 NOEL だけではこの覇気が乗っかってこないのです。さらに細かいことを言うと、ファーストとセカンドの間で、LIAM の声は少し変わってます。リアタイで聴いてた感覚でいうと、ファーストシングル「SUPERSONIC」1994年を聴いた瞬間、THE STONE ROSES のシンガー IAN BROWN を連想したんです。同じマンチェスター出身、顔のタイプも、フテブテしいキャラも、なんか似てる。先輩バンドとして LIAM は THE STONE ROSES を尊敬してたと言ってましたしね。で、最初は少しマイルドでソフトだったんですよ。ケンカ最強の不良少年だった LIAM が初めて歌ってみたらソフトでよかった、なんて話も初期のドキュメントにはありました。それが、少しザラついてきて、よりワイルドな声に変わったんですね。そのワイルドさが一番いい形で発揮されてる気がします。
 セットリストで言いますと、完全にセカンドアルバム「(WHAT'S THE STORY) MORNING GLORY ?」を推しまくりです。アルバム収録曲10曲のうち、8曲をプレイ。関連シングルB面曲も加えるとさらに3曲(ここに「ACQUIESCE」と「THE MASTER PLAN」を含む)。序盤はファーストの楽曲「COLUMBIA」「SUPERSONIC」などでオーディエンスを温めて、そこからはセカンドから重厚なロックナンバー「HELLO」「SOME MIGHT SAY」「ROLL WITH IT」「MORNING GLORY」などを畳み掛けていく。いいねえ!CD1の締めは「CIGARETTES & ALCOHOL」、T.REX っぽいギターリフがドンとハラに響く感じがよし!
 CD2は、なんか日本だけでしか評価されてない?かのようなシングル曲「WHATEVER」からスタート。この曲のストリングスアレンジとアコギのアプローチ、それとハーモニカが雰囲気を変えて、メロウ+ミッドテンポのお時間に突入。LIAM のノリノリに粘っこい巻き舌具合は変わらないけど。 「CAST NO SHADOW」「WONDERWALL」「THE MASTER PLAN」そして NOEL 兄の「DON'T LOOK BACK IN ANGER」。リアタイ感覚だと、え?兄ちゃん歌うのか!と思ったんですけどね、もはや今となっては歴史的名曲、ここでも堂々たる歌唱っぷりですわ。
 ここから、なんとまだ発売されてないサードアルバムから2曲披露するんですね。「MY BIG MOUTH」と「IT'S GETTIN' BETTER (MAN!!)」。一気にギアアップ!ギターもラウド!そしてここから終盤へ。「LIVE FOREVER」では LIAM の咆哮とも言えるような最後のサビ歌唱に鳥肌が立つ。
 アンコール部分にあたる「CHAMPAGNE SUPERNOVA」では THE STONE ROSES のギタリスト JOHN SQUARE が参戦。NOEL 兄とツインリードで大迫力!NOEL の手ぐせとは明らかに異質なギターが活躍、アウトロでダイナミックなソロが雄々しく響きます。本当に彼らは THE STONE ROSES を尊敬してるんだな、この大舞台でわざわざゲストに呼び込むとは。オーラスは THE BEATLES カバー「I'M THE WALRUS」。THE BEATLES の中でもどちらかといえば珍曲(「オレはセイウチ!」とかアタマおかしい)だけど OASIS はとっても大好きでこの選曲は定番だったとか。その後のサイケ路線の素地でしょうね。ここにも JOHN SQUARE は参加、分厚いサイケアレンジでグルグルしていくウネリの中で LIAM がノリノリになっていくのがスゴイ。
 ということで、はい、どうぞこの伝説のライブをすぐに配信で味わってくださいませ。

「FAMILIAR TO MILLIONS」

 こちらは、2000年7月21日22日、ロンドン・WEMBLEY STADIUM で行われたライブ。1996年の「ネブワース」には敵わないけど、こっちでも二日間で15万人を動員したとのこと。同年リリースの四枚目のアルバム「STANDING ON THE SHOULDER OF GIANTS」を受けたツアーでした。このライブ盤は2000年にCDでリリースされたので、ボクとしてはこちらが一番馴染みがある音源。「KNEBWORTH 1996」が公式にリリースされたのは2021年でごく最近ですわ。
 ここで重要なのは、バンドのメンバーが交代していることです。バンド初期から活動してきた、サイドギターの PAUL "BONEHEAD" ARTHURS とベースの PAUL "GUIGSY" MCGUIGAN が前年に脱退しました。GUIGSY は1995年段階から巨大になりすぎたバンド活動についていけず、ツアーを離脱したりとペースを狂わせていた状況(あとハッパの吸いすぎ)、BONEHEAD はお茶目なムードメーカーでしたが、LIAM に配慮して「スタジオは禁酒」にした NOEL にルール破りを責められクビにされてしまった模様。
 で、後任が、ボクにとっては重要でした。リアタイで、マジかよ!驚異的な増強だ!と思ったほど。ギターに COLIN "GEM" ARCHER が就任。彼は HEAVY STEREO というバンドのギターボーカルで(全然ヒットしなかったけど)ボクは大好きでした。ファーストシングル「SLEEP FREAK」1995年のハードなブギー感覚!そしてベースは ANDY BELL!90年代シューゲイザーの筆頭バンド RIDE の中心人物。RIDE のファースト「NOWHERE」1990年はボクにとっての神盤の一つです。本職はギターなのですが、OASIS のためにベースに転向。ですので、実はこのライブ盤ではバンドの性質の変化が聴きどころなのです。
 「KNEBWORTH」では、Rチャンネルに NOEL のギターが聞こえており、Lチャンネルの BONEHEAD のギターは音の厚みを重ねる程度で、正直あまり存在感がありません。GUIGSY のベースも同様に存在感薄い。NOEL 自身が大事な部分はオレが全部やると言わんばかりのプレイです。しかし「FAMILIAR〜」ではそうではありません。Lチャンネルにいる NOEL はキチンとド真ん中の仕事をしてますが、Rチャンネル の GEM が多彩な動きをしてまして、細かいオカズをまぶしたり、時に大胆にリードギター的な役割を果たしたりと実に闊達。GEM が元からの素養として持っていたゴリッとしたギター質感が、NOEL のスタイルに合ってたようで、NOEL も任せるところは任せる気分さえ感じます。ベースの ANDY もフレーズを豊かにしてグルーヴの増強を図ってます。この二人のプレイ、まさしく職人技。マンチェスター時代からの地元のツレとの訣別は悲しい話ですが、バンドの馬力は間違いなく上がったかと。
 四枚目のアルバム「STANDING ON THE SHOULDER OF GIANTS」は、作風をミッドテンポのサイケ調に大きく振った新路線。冒頭2曲「GO LET IT OUT」と「WHO FEELS LOVE ?」は完全にその路線のド真ん中なので、サイケサウンドを成立させるため、2本のギターとベースがカッチリアンサンブルを決めています。ここで GEM と ANDY が早速機能するんですわ。NOEL の位置がRとLで変わってるので、最初はドッチが NOEL かわからない、むしろ結果的に GEM の方がリードっぽいフレーズを担当します。ただ、今まではニューアルバム押しだった OASIS、四枚目のサイケ路線では最後までイケナイと冷静に判断、全部で3曲しかやりません。ここからは普通に「SUPERSONIC」が始まり、いつもの OASIS のバリバリとしたロックが走り出します。既存曲は NOEL がガッチリ弾きまくるわけですが、ストロークのメリハリもキチンと聴かせる GEM のギターは頼もしい!その後は、基本的にファースト、セカンドの楽曲ばかりで進行。サードからは「STAND BY ME」のみ。この曲いいね、スタジアムは大合唱。
 珍しいところでは、シングルB面曲「STEP OUT」。NOEL 兄のハイトーンが気持ちいいテンポの速い曲だ。ここを始めとして全体印象、NOEL の声の伸びがスゴくよい。特に「ACQUIESCE」で兄弟でパート分け合うところとか。その時、ギターの細かい決めフレーズやメインのリフなどなどを、GEM にやらせてるんですよね。BONEHEAD とのペアでは「大事なトコロは全部オレ」だった部分が、必ずしもそうじゃなくなった様子。だからボーカルに専心できてて気持ちよく歌えてる。もちろん完全に全部信任とはしないんですけど、まだ付き合いが浅い男にここまで任せるってスゴイ。
 ただし、このアルバムに関しては、LIAM のボーカルが少し難あり。ソフトなファーストからワイルドなセカンドへ、と前述しましたが、この段階ではワイルドが喉を潰すトコロまで行く気配があり、率直少しラフ、というか雑な歌い方になってるんですよね。「ROLL WITH IT」とか息切れしちゃってるような…。しかし、このCDに馴染んじゃってるボクとしては、雑な歌唱も LIAM というシンガーの一つの味ではないかと思っちゃったり。決して悪くはないんですよ。
 サビをまるっと観客大合唱に預ける「DON'T LOOK BACK IN ANGER」と「LIVE FOREVER」を経て、終盤に登場するのが、NEIL YOUNG の名曲カバー「HEY HEY, MY MY (INTO THE BLACK) 」だ。「ROCK'N ROLL NEVER DIE」のフレーズが有名なこの曲を、OASIS は亡き KURT COBAIN に捧げたという。そして「CHAMPAGNE SUPERNOVA」でメロっと泣かせて、ファーストの第一曲目「ROCK'N'ROLL STAR」を、初心ここにありと言わんばかりにドカドカと鳴らす。
 ダメ押しのボーナストラックで、またしても THE BEATLES カバーが出てくる。「HELTER SKELTER」!THE BEATLES 楽曲で最強最狂のヘヴィネスを誇るこの曲をやるのかー。実は WEMBLEY での演奏じゃなくて、同じ年のアメリカ・ミルウォーキーでのライブ音源らしい。カバーするには難曲なので(U2もカバーしたけど上手くいったか微妙なほど?)、評価はお任せします。

LIAM GALLAGHER「KNEBWORTH 22」

 はい、時代はぐーんと飛んで、2022年6月3日4日に行われた、LIAM GALLAGHER ソロ名義での、KNEBWORTH のライブです。1996年から26年の時間をおいての凱旋公演。2日間で17万人動員と、その風格は衰えていない様子。
 ただ、ここまでの道のりは簡単なものではなかった…。2009年に兄弟ゲンカが決定的になり NOEL 兄が脱退、OASIS は解散。LIAM は残ったメンバー(GEM や ANDY たち)と後継バンド BEADY EYE を始動。でもアルバム2枚でこれも2014年に解散。正直、ボクはこのバンド、あまりノレなかったなあ。で、LIAM は活動休止、浪人状態、というか引退一歩手前になってしまうのです。復活してソロ名義で活動するのは3年の間を空けた2017年から。
 この引退寸前の日々を経て、彼の気持ちはかなり変わった様子。ビッグマウスで知られた彼が、自分一人では何もできないことを受け止め謙虚になったことを、取材で口にするようになっていくのです。ごめんなさい、OASIS 関連のドキュメンタリーはたくさんあって、LIAM のソロ関連の映画もあったはずだけど、どこで喋ってたかは今裏が取れず。でも、あの悪童が復活のため真面目にリハに臨む姿が印象深くて。ボクと比べて学年一つ上、彼もキャリアに悩むアラフィフなのです。そしてその「50歳」というタイミングで2回目の KNEBWORTH に挑むのです。
 彼は、BEADY EYE もソロの作品も、OASIS に比べたら大したことないとも発言しています。OASIS こそ特別だったとはっきり自覚してるのですね。だからこの2回目のセットリストも、16曲中、9曲を OASIS の楽曲で固めるのです。さらに言えば、うち8曲がファーストとセカンドの楽曲。彼にとって初心の部分が本当に大事だということがわかりますね。ライブの冒頭が「HELLO」、セカンド「WHAT'S〜」の一曲目。その次が「ROCK'N'ROLL STAR」、ファースト「DEFINITELY MAYBE」の一曲目。もうここで初心回帰という彼の姿勢が本当に明確になる…この選曲にホント胸アツ。そして、歌い方がすごく丁寧。1996年の生意気さとか、2000年の雑な感じとはまた異質な、成熟を感じさせる丁寧なボーカル。
 3曲のソロ楽曲を挟んで中盤では四枚目「STANDING〜」から「ROLL IT OVER」。渋い選曲だが、実にエモいミッドテンポ曲、じっくりとテンポを落として鳴らせる。そしてファーストから「SLIDE AWAY」を披露。これもじっくり攻める。
 そして、終盤からオーラスまで5曲立て続けに OASIS ナンバーが続く。「CIGARETTES & ALCOHOL」「SOME MIGHT SAY」「SUPERSONIC」「WONDERWALL」…。このへんで気づくのが、OASIS サウンドの再現度の高さ!元祖 OASIS 関係者はこの日のバンドにはいないのですよ。みんな LIAM のソロ復活2017年から彼の元に来たメンツ。OASIS と比べて後発でキャリアを始めた辣腕プレイヤーが結集して、OASIS 独自の分厚いギター圧力を再現している。紹介しますと、ギター2名 JAY MEHLER(KASABIAN)、BARRIE CADOGAN(LITTLE BARRIE)、ベースに DREW MCCONNELL(BABY SHAMBLES)、00年代ガレージリヴァイヴァルの重要バンド関係者ばかりだ!実は年齢でいうと、この連中と LIAM はそんなに変わらない(年上も含まれる)。単純に後輩というわけでなく、ライバルというか同じシーンを生き残ってきた同志たちと言える存在。
 そして最後に「CHAMPAGNE SUPERNOVA」。ここに、またしても THE STONE ROSES の JOHN SQUARE 先輩が降臨。26年前と同じじゃん!ここでは端正なギタープレイで LIAM に寄り添う JOHN 先輩。二人はここで意気投合して、連名のアルバム「JOHN SQUARE & LIAM GALLAGHER」2024年をリリースすることになる。

物語は、兄弟の和解と OASIS の再結成、そして世界ツアーへと続く。

 2025年10月に東京ドーム公演2DAYS!ああ、コレ大フィーバー過ぎて、もう最初からチケット取るの諦めちゃったんだよね…。仕事の上でも完全にテンパってた時期で、キャッチアップできなかった。この先は、新しい伝説の目撃者の方に語ってもらいたい。これを語る資格はボクにない…。公式からポロポロと音源が出てるけど、それだけじゃ全容はわからないからなあ。

 今日紹介した音源全てで、ライブ終盤の重要な場所を占めていた「CHAMPAGNE SUPERNOVA」、この曲を生で聴いたら、きっとボクは大号泣してしまっただろうな。
 この歌、リリックだけ読めば、なんだかちんぷんかんぷんな感じ、ラリってハイになってる時の様子なのですよ。でも、この曲が世に出た31年前、 LIAM もボクもまだ20代前半で(ボクはまだ就職もしてなくて)、なんだかよくわからんこと、焦燥感とか劣等感で日々混乱していたこと、でもその混乱の中でもがいていた日々が「シャンペン・スーパーノヴァ」という意味のわからない、でもなんだか輝かしいモノになって、50歳を過ぎた今、あの頃が人生の中で尊い時期だったんだなと思い出させてくれるのです。

WHERE WERE YOU WHILE WE WERE GETTIN' HIGH ?
SOMEDAY YOU WILL FIND ME
CAUGHT BENEATH THE LANDSLIDE
IN A CHAMPAGNE SUPERNOVA
A CHAMPAGNE SUPERNOVA IN THE SKY 

オレらがハイになってた時、キミはどこにいたの?
いつかキミはオレを見つけるよ
土砂崩れに飲み込まれて…
空にはシャンペン・スーパーノヴァ
シャンペン・スーパーノヴァがあって…


こんなダラダラした文章、最後まで読んでいただきありがとうございました!


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