アナログレコードが聴けるカフェ「RECOCO」に行ってみたら、楽しかった。
ボクは、フィフティオーバーの完全なオッサンです。アナログレコードに関しては、生まれた時からずっと身近に触れていて、LPで言えば今でも1500枚ほどを所持している人間です。今もPCのすぐ横に30年近く使っている TECHNICS SL-1200MK3D が置いてあります。だから「アナログレコードを聴く」という体験そのものには、今更なんら価値はないのですよ。
しかし、「アナログレコードを聴ける」体験を売りにしたお店が、しかも地元・下北沢に登場したと聞いて(買い物から帰ったワイフが「オオゼキの並びにレコードのお店があるみたい」と教えてくれた)、俄然興味が湧いてしまった。お店側にしたら、顧客ターゲットは明らかに Z 世代の若い方々で、オッサンなぞ想定していないはずなのだけれども、これは行くしかないと思って、ノコノコ行ってみたのです。
さらに言えば、渋谷に最初のお店があったようで、下北沢は去年にできた2号店。で、渋谷/下北沢、両方をチェックしに行ってしまいました。今回の記事は、そのお店体験レポートです。
レコードが聴けるカフェ「RECOCO」の概要
大まかな概要は、GEMINIさんに以下の通りまとめていただきました。お店はHPとインスタで情報発信をしております。
● 全席に専用プレーヤー完備:各テーブルに1台ずつレコードプレーヤーとヘッドホンが設置されており、自分の席で自由に音楽を聴くことができます。
● 約300枚の多彩なラインナップ:J-POP、K-POP、洋楽、アニメ、名盤から最新のヒット作まで幅広く揃っており、1度に最大3枚まで選んで席に持ち込めます。
● 初心者向けの安心設計:レコードに触れたことがない方でも楽しめるよう、使い方の説明ガイドが用意されています。
●「映える」内装とメニュー:アンティーク調やミッドセンチュリー風のレトロな内装が特徴です。レコードの溝を模した「レココバームクーヘン」や、クリームソーダなどのフォトジェニックなメニューも人気です。
● 作業カフェとしての側面:全席に電源と無料Wi-Fiが完備されており、音楽を聴きながらの作業や勉強にも利用できます。
店舗ごとの補足:
渋谷店:1階に加え、秘密基地のような雰囲気の地下フロアがあり、隠れ家的な空間が広がっています。
下北沢店:2025年にオープンした新店舗で、音楽の街という立地もあり、より多様な音楽体験の場として注目されています。
実は、このカフェ業態は韓国で人気という気配がしてまして。NHK 「星野源と松重豊のおともだち」という番組が韓国・ソウルでロケをした際、まさしく全く同じコンセプトのお店で二人は音楽対談をしてたのです。お店のレコード棚からその場でLPを選び、テーブルに置かれたプレイヤーで二人して音楽を聴く。これがいい味出てまして!松重さんが CHICAGO「SATURDAY IN THE PARK」を選んで「ここがいいんだよ!」とかお話ししてる様子がとてもよい!だから、ボクはこのお店に興味を持ってしまったのです。
レコードに対する細かい説明
お店に入ると、最初にカウンターで飲食の注文と「入場チャージ料」の支払いをいっぺんに行います。この「入場チャージ料」は、ボクの感覚としては決して安くはないのですが、Z 世代であるウチのムスメ23歳に話したら「レコードをいじる行為に対するアトラクションフィーってことね」とスッと納得しておりました…。ウチのムスメは当然ボクの趣味を生まれた時から見てますから、レコードプレイヤーなぞクソも珍しいと思ってませんが、そうでもなければ、今の若い人にレコードプレイヤーを操作する機会なんて絶対にありませんよね。もうCDプレイヤーだっておウチにないでしょうしね。
で、そんな若い人に、お店はタブレットを出して、短い動画を見せるのです。レコード盤の取り扱い方を細かく説明する3分間の動画。「ビニールの外カバーからジャケット本体を取り出して、ジャケットの中から内カバーに入ったレコードを取り出して…レコードはフチの部分と中央ラベル部分しか触っちゃダメですよ…レコードをお尻に敷いたり、椅子の背もたれと背中で潰したり、テーブルの上に置いて肘をついたりしちゃダメですよ…。」なるほどー、もうボクにとっては当たり前過ぎて言語化することができないレベルで細かく説明をしている。
こういう伝承が、世代間でキチンとできなかったのは、上の世代である我らオッサンの失敗ではなかろうか…。下北沢は確かにレコ屋が多い街でボクは始終そこをウロウロしてるんですけど、レコ屋の中で若い女子たちがジュース片手にレコードをいじり店内で記念撮影する様子を見てハラハラした記憶が…。そのレコード、君の年齢より古いモノなんだよ、もっと敬意を払って。なんて言ったら老害レコードオタクとして批判されるのかも。
機材のチェックと、お客さんの様子

一応、ボクの同世代の方々向けに、お店の機材についてメモを。
● ターンテーブル:AUDIO TECHNICA AT-LP60X
フルオートで針を落としてくれるタイプ。操作はシンプルで簡単。
使用説明書は各テーブルに置かれてて、見ながら操作できる仕組み。
廉価で若い人でもすぐ買えるクラスだし(16,000円程度)、
フォノイコライザ内蔵、BLUETOOTH対応なので、すぐ鳴らせる。
●ヘッドフォンアンプ:CLASSIC PRO CP4H
ボクはヘッドフォンアンプは普段使わないんで…わからん。
複数のヘッドフォンに分岐させて同時に聴くには合理的な処理かと。
●ヘッドフォン:SONY MDR-CD900ST
古典的定番機材ですね、ボクも2台目として持ってます。
YOUTUBE「THE FIRST TAKE」でアーティストさんが使ってるヤツと
同じヘッドフォンと言えば、若いお客さんはより喜ぶんじゃないかな。
率直言いまして、オーディオマニアの方々にとっては物足りないものでしょう。でもいいんです!とにかく、まず触ってみること、その体験が、若い人には重要なのですから。
ボクは元よりそんなにオーディオにこだわりません。タクシーのAMラジオで聴こえた気分に価値を感じたり、外国で買ったボロボロのレコードの気分に価値を感じたりするタイプ。これはこのお店「 RECOCO」で聴いた独自の気分という価値として受け止めます。ワリと人気のジャズ喫茶の中でも、ビックリするほどデタラメな音を鳴らしてるところがあったりしますからね。サックス奏者のLPなのにサックスの音が聴こえないとか。もうそれはその店の味ということで。前述のNHK韓国ロケ、松重さんが聴いた CHICAGO のLP、実は盤の反りがスゴくてウネウネでした。もうアームが吹っ飛ぶかと思うくらいに。盤質としてはダメ、それでも「いいね!」と松重さんは言えるんですよね。それでいいじゃないですか。
で、周囲のお客さんを見てみる。明らかに若い人だけ!ウチのムスメ世代、20代前半の学生さんばっかりに見える。そして女性が多い!女性二人組とか、三人組とか。またはカップル。男子の方が「オレはターンテーブル持ってるからさー」とか言ったりしてて。男性だけで来ているお客はソロで聴いたりしてたかな。渋谷は場所柄なのか、外国のお客さんが多かった。そんで、みんな積極的に写真を撮ってましたよ。店員さんも、声かけて記念撮影しましょうか、なんて言ったりしてる。レコードの形をしたバームクーヘンとかあったりして、撮影したくなるものが多い。
彼らのドキドキワクワクの気持ち、理解できるんですよ。彼らから見れば、生まれる前の20世紀の古代技術ですよ。傷つけたり壊したりしないように、骨董品を扱うように操作している。これをね、アラフィフのボクの経験に引き合わせるとですね、つまり「SP盤」ですよ!ボクの祖父はボクが20代の時に死んだのですが、その遺品整理の際に「SP盤+蓄音機」が発見されたのです。戦中?戦前?これいつの?今のアラフィフでSP盤扱える人はかなりレアでしょ、当然ボクも無理でした、いやボクの父も叔父たちも無理。ノー電力なのに、どこから音が出るんだよ?太い画鋲の針みたいなものがザラザラとたくさん出てきて、しかも全部錆びてる。これをどこにつけるの?あーゼンマイなのかいきなり回り出したぞ!みたいな。叔父に「形見分けで持って帰る?」と聞かれましたけど、これは流石にギブアップしました。
レコードの品揃え(個人的にはこれが大事)

こちらのお店は、あくまでレコード初心者向け。だから、1万枚所蔵のレコードバーや老舗ジャズ喫茶みたいな、珍しい盤とか特殊な盤を期待したりはしないのです。しかし、お店の趣味や世界観は、キチンと反映されるものです。そこが見どころだし、へえーと感心することもある。そして実際面白かった!(一応90分の持ち時間という制限あり、急いで見たので記憶が曖昧、渋谷/下北沢両店のゴッチャなイメージでお伝えします)
<LP時代(1980年代まで)の超名盤> 若い子も聴いたことある名曲
THE BEATLES が比較的多め。「赤盤」「青盤」のベストに始まり、キャッチーな初期を中心に。後期は有名曲が目立つ「ABBY ROAD」と「LET IT BE」。有名曲収録という意味で、CARPENTERS、BILLY JOEL、SIMON & GARFUNKEL、THE BEACH BOYS「PET SOUNDS」、ABBA もあったかな。そして MICHAERL JACKSON!あと RAY CHARLES も。QUEEN は映画「ボヘミアン・ラプソディ」のサントラとか。それ以上のハードなロックはなし、プログレもなし(普通のZ世代にそのニーズないでしょ、オッサンと違って)。なぜか TALKING HEADS があった。ジャズは、BILL EVANS「WALTZ FOR DEBBY」だね。
邦楽だと、ユーミン「YUMING BRAND」初期ベストコンピとか。配信じゃ聴けない山下達郎が複数(みんな今どうやって聴いてるの?これだけはCD買うの?)。シティポップとしての杏里、そして松田聖子。尾崎豊もあったな、Z世代も聴くのかいな。なぜかさだまさしも一枚。…などなど。
<CD時代(1990年代〜2000年代)の傑作> ボクがリアタイです
宇多田ヒカルの存在感大きい。でもZ世代視点だときっと生まれる前。デビューが1998年だからね。同じデビュー年の椎名林檎もあった。大塚愛(「さくらんぼ」を収録してるやつ)もあったな。キリンジ「3」(「エイリアンズ」収録」)も2000年。サカナクションの00年代前半のアルバムがいくつか。2000年前後となるとボクはすでに社会人でしたから、これが歴史的存在になってることに感慨深いものがある。あ、SPEED があった、これは逆に聴きたいと思った。当時がどメジャー過ぎたモンだから、わざわざフィジカルを買っておらず。敢えて今欲しいかも。
洋楽では、NIRVANA、RED HOT CHILLI PEPPERS、RADIOHEAD、OASIS、などなど、90年代英米を揺るがせた=ボクの青春も揺るがせた名盤があるね。映画「パルプフィクション」のサントラも!懐かしい!最近じゃ聴いてないヤツもあるから嬉しくなる。普通のZ世代にしたら、THE BEATLES も OASIS も差がないのでは…パパが聞いてるヤツだ、みたいな印象でしょ。NORAH JONES のファーストもあった。これは歴史的に響くなあ、ホントに最初から成熟してたからなあ。
<配信時代(2010年代〜現在)の人気作> LPで聴いたらどうなるの?
TAYLOR SWIFT、CHARLI XCX、SZA、DUA LIPA、OLIVIA RODLIGO、BILLIE EILISH、CAMILA CABELLO、KATY PERRY…。ボクの視点からは最近出てきた歌姫さんたちという印象で、配信で聴いてる状態。LPになったらどうなるの?と素朴に感じる。でもきっと若い人は大好きだよね!BRUNO MARS(SILK SONIC 含む)、CHARLIE PUTH も目立つねえ。あと ED SHEERAN とか。ヒップホップだと、TRAVIS SCOTT や KENDRICK LAMAR、TYLER,THE CREATOR、FRANK OCEAN…新めの KANYE WEST も。ここはヴァイナルカルチャーと親和性強いから、レコ屋でよく見るアイテム(ただし新譜で高いので見てるだけ、ボクは中古ばっか買うんです)。あー映画「ウィキッド ふたりの魔女」のサントラがある…見事なミュージカルだったなあ。あ、それとKポップが強いです。BLACKPINK とか TWICE とか。G-DRAGON があったっけ?男性アイドルはよくわからない。
そして、羊文学、藤井風、あいみょん、VAUNDY、近年の宇多田など。お店では藤井風を選ぶ子が多かったような。紅白歌合戦出てCOACHELLAも出て、今死角なしだよね彼は。

さあ、実際に聴いてみるか!
● BLACKPINK「THE ALBUM」2020年
はい、いきなりKポップから行きました。BLACKPINK!だってKポップこそ、YOUTUBEと配信で聴くようなものかと。フィジカルアイテムは完全にファンダム向け仕様で、特定グループを推してるわけではないボクにはハードルが高い(値段も高い)。LPで聴くなんてこんな機会でもないとありえない。ジャケから盤を出したら、薄いピンクのカラーヴァイナルでした。
このアルバム全曲好きだけど、「LOVESICK GIRLS」が一番印象深いなあ。EDM を全面採用した楽曲で、作曲に DAVID GUETTA の名前もある(ホントに作曲に参加したのか、サンプルされただけなのか?よくわからんけど)。
このアルバムが2020年。もう6年も前。その後、国際的にブレイクし過ぎて四人での活動が激減。先日すごく久しぶりの新音源出してたな。で先月のニューヨーク MET GALA 2026 に、四人それぞれがピン立ちのセレブさんとして登場、まるで友人結婚式に集まった旧友みたいな感じの4ショット写真がネットニュースに掲載されてた。感慨深いなあ。
● AWICH「THE UNION」2023年
すいません、これも大好きな曲があるのに YOUTUBE の動画ばっかり見てました。アルバムで通して聴くのは初めて。「RASEN in OKINAWA」という曲が素晴らしいんです。沖縄民謡を素材に構成したトラックに、沖縄のラッパーを集めてマイクリレー。特に OZworld のうちなーぐちを駆使した独特のフロウが絶品で。この曲は是非とも聴いてもらいたいので、動画も貼っちゃいますね。あと、マイクリレーがやはり鮮やかな「BAD BITCH 美学 REMIX」も大好きです。ユリアンレトリバーも見事にラップしてます。
● 米津玄師「IRIS OUT」2025年
この音源は12インチシングル。上に貼った SPOTIFY のリンクとは違って、映画「チェンソーマン レゼ編」のエンドテーマ「JANE DOE」feat. 宇多田ヒカル、アニメ版「チェンソーマン」主題歌「KICK BACK」とそのリミックス3曲、全6曲がこの一枚AB面に収録されてます。SPOTIFY でそれぞれバラバラに配信されてますけど、繋がって聴くと印象が変わるな…。とりあえず宇多田ヒカルってほんと素敵、米津メロディを完全に自分のモノにしてる。リミックス3曲は、初めて名前を見たリミキサー FROST CHILDREN のバージョンが一番いいなあ、という聴き比べもやれた。
配信じゃわからないクレジットをよく見たら、このレゼちゃんのジャケイラスト、米津玄師さん本人が描いてるっぽい。そういう情報、大事。ジャケのクレジットテキストは重要。読み込むと面白い。フィジカルの醍醐味。
● 久石譲「天空の城ラピュタ イメージアルバム 〜空から降ってきた少女〜」1986年
ジブリ映画のレコード。愛知のジブリパークにワイフと一緒に遊びに行った時、ジブリ作品のサントラ系音源がドッサリLPで販売されてたんですよ。へー、ジブリが好きな人は大勢いても、わざわざLPで聴く人はいるのかな?そんな風に思ったんです。しかし、コロナ明けにニューヨーク旅行に行ったら、現地のレコード屋さんにこのジブリサントラLPシリーズがそのままガサっと入荷されててビックリ。アメリカにこれの需要があるの?でも、日本国内では封印されてるジブリ映画のサブスク配信ですが(日テレ「金曜ロードショー」かDVDを買って見るしかない)、海外ではちょっと前に解禁されてるんですね。世界はこれからあの豊穣たるミヤザキワールドに触れるわけですよ。だから、世界の皆様どうぞLPで音楽にも浸ってください。アメリカ人が今初めて「ラピュタ」に触れて、そして音楽を聴いてる、そんな妄想をイメージしながら聴きました。ジブリパークも外国人多かったなあ。
「ナウシカ」1984年「ラピュタ」1986年はリアタイで小学生でしたから劇場で見ました。でこの音源はその後、高校生になってからCDレンタルしてカセットにダビングして。映画冒頭に出てくる、主人公パズーがトランペットを吹くところが好きで、その曲が収録されてて嬉しい(「ハトと少年」)。なお「ラピュタ」は「イメージアルバム」と「サウンドトラック」の二種類があって収録曲が違う。こちらにはファンにはたまらない名曲「君をのせて」が入ってませんのでご注意を。
ちなみに「RECOCO」にはなぜか懐かしアニメのサントラが多かったです。「Dr.スランプアラレちゃん」とか「うる星やつら」とか。「うる星やつら」は近年かなりの80年代風味でリメイクされたけど、「アラレちゃん」って配信とかされてるの?「アラレちゃん」リアタイはボクも小学生でしたよ。これが終わって鳥山明は「ドラゴンボール」を始めるんですから。
● VARIOUS ARTISTS「NANA - BEST EXTENDED VERSION」2025年
この音源は、SPOTIFY では対応している音源が微妙なククリになっててニュアンスが伝わらないので、Amazon の販売ページのリンクを貼りました。
これはアニメ版「NANA」2006年のサントラ。実写映画版の「NANA」2005年は主演・中島美嘉の「GLAMOROUS SKY」が有名だし、作曲者 HYDE が英詞でセルフカバーしたバージョンもボクは大好きです。
一方で、アニメ版も実はかなりイケると思ってまして。アニメのOP/ED だけでなく本編劇中の歌唱シーンもシンガーの人が担当するという取り組みだったのです。で歌を歌っているのが、NANA:土屋アンナ、RAILA:OLIVIA という顔ぶれ。ストレートにエモいロックチューンになってまして、土屋アンナさんがハマってる!…2026年段階の土屋アンナって、見え方がかなりガラッパチな姐さんタレントになっちゃってますけど、90年代には個性的なティーンモデルとして大注目されてたんですよ。ボクは彼女のこと結構好きでした。で徐々に音楽活動も始めて。でもまあ、最初からガラッパチな女の子だったという話も出版関係者から聞いたことがあります…。映画「下妻物語」2004年もヤンキー役で大活躍だったし。
さらにこのLPは、EXTENDED VERSION なので、4曲の追加楽曲がある(しかもうち3曲は配信されてない)。おお注目だ!その中の一曲は SEX PISTOLS「ANARCHY IN THE UK」カバーで興味深い。それとスタジオライブのテイクとか。アニメが2006年の放送だから、もう20年前かー。あれ?このLP、フランスのレーベルが出してる(https://microidsrecords.com/)。アニメ/ゲーム音楽専門レーベルみたいだ。フランス人のアニメオタクってすごいな。上記ボーナストラック以外は、検索すれば個別のサントラ楽曲には到達しますので、ぜひご一聴を。
● THE VELVET UNDERGROUND & NICO「THE VELVET UNDERGROUND & NICO」1969年
有無を言わさぬ60年代ロックの超古典盤として、ある程度の音楽好きなら誰でも認知してる傑作ですね。ボクも高校生の頃から愛聴しております。
LPを触る上でチェックしたかったのが、このジャケットに描かれてるバナナの絵。ポップアートの巨匠・アンディ・ウォーホルの名前があります通り、このバナナの絵はアンディの作品なんですね。で、このバナナがシールみたいにペーっと剥がせる仕掛けになってる。で下から皮を剥かれたバナナの絵が出てくる。そんな仕掛けがある。バナナの先っぽには、小さな字で「PEEL SLOWLY AND SEE」って書いてあるし。実際、お店のレコードもペリペリ剥がせそうだったけど、それはさすがに剥がしちゃダメでしょ、でもペリペリの本物を間近に見られて嬉しかった。この仕掛けはさすがにCDで再現されたことはないと思う。アナログのジャケットって大胆な遊び心があるんですよ。CDにはCDの工夫もあったけどね。配信ではアートワークの楽しみはどうしても薄くなっちゃうね。
さて、アンディ・ウォーホルは、THE ROLLING STONES の代表作「STICKY FINGERS」1971年のジャケットデザインにも関わっている。ジーパンの股間部分のアップが写ってるんだけど、このジーパンのジッパー部分が本物のジッパーで上げ下げできる仕掛けになってる。でジッパーの中を見ると、なるほどジーパンの中身であるブリーフパンツの写真が出てくる。凝ってますね!これもCDや配信じゃ再現されなかった。で、ボクはこのLPは二枚持ってます(一枚は香港で見つけたよ)。オリジナル盤といった立派なモンではないですけどね。はい、自慢でした!

https://www.discogs.com/ja/release/1812972-The-Rolling-Stones-Sticky-Fingers/image/SW1hZ2U6MzQ3NDQwNw==
● RED HOT CHILLI PEPPERS「BLOOD SUGAR SEX MAGIK」1991年
● OASIS「(WHAT'S THE STORY) MORNING GLORY ?」1995年
このあたりの90年代モノは、ボクが高校生〜大学生の頃のものだから、よく聴いたモンです。もうこの辺は完全にノスタルジーでしかない。ただ、全部CDで聴いてたから、LPだとこんな中ジャケがあったんだーと思う次第。CDの中ジャケ(ライナーノーツ)とデザイン似通ってるか?音楽は覚えててもそこまでは記憶がなく。
下の画像は、OASIS「WHAT'S THE STORY〜」の中ジャケ。左側でバンドが立派なお城の前で写真撮ってますが、これはアイルランドの SLANE CASTLE という場所で、いわばロックの聖地の一つ。お城前に80,000人のお客を収容できるとあって巨大コンサートを開催することができる。RED HOT CHILLI PEPPERS も2003年にやってます。また、お城の中で U2 が名作「THE UNFORGETTABLE FIRE」1984年をレコーディングしたという逸話もございまして、その縁で U2 も2001年にでかいコンサートをやってます。だから、OASIS もこのお城でレコーディングをしてたの??と思ったら、写真撮っただけみたいでした。まーそういう細部がとにかく楽しいってことです!面積の大きいアナログの中ジャケを眺めた感想でありました。

さて、また10000字超えちゃったけど、これでご興味持っていただけましたでしょうか。お店に関するリンク、下に貼っておきますね。
お店のHP/instagram:
https://www.instagram.com/recoco.cafe/
https://www.instagram.com/recoco.shimokita/
なお、蛇足ですが、渋谷店の通り挟んでお向かいに「CASSE」というお店がありました。なんとこちらは、カセットテープを聴くカフェ!もしやあのレコード聴くお店と…「はい!同じ系列です」との店員さんのお答え。次はカセットか…。いやいや、ボクは今でもカセットテープ聴けるシステム備えてますし、カセット音源も持ってますよ!だから、いつかこっちのお店にも行きますよ!

※ あくまでパブとかではなく、通りすがりのオッサンが感想テキトーに書いてるだけなので、ご安心くださいませ。
