ビビりな私が、出産の恐怖と向き合った話 #1
「分娩方法ってどうするの?」
そう聞かれるたびに、私は少しだけ心がざわついた。
だって、私は痛みにとことん弱い。
採血や注射は何度経験しても、針が刺さる腕を直視できない。
反対の足をつねって気を紛らわせながら受けるくらいのビビりだ。
そんな私が、人生で一番痛いと言われる出産に挑む。
先輩ママに聞けば、返ってくるのは決まって
「人生で一番痛かった。」
「本当に死ぬかと思った。」
という言葉。
そんな話ばかり聞いていたら、怖くないわけがない。
だから私は、妊娠中ずっと悩んでいた。
「無痛分娩にするか、普通分娩にするか。」
私が普通分娩を選んだ理由
これはあくまで私自身がたくさん悩んで出した答え。
普通分娩が正しいとか、無痛分娩が間違っているとか、そんな話ではありません。
どんな方法であっても、お産は命懸け。
その大前提で読んでもらえたら嬉しいです。
① 赤ちゃんへの影響をできるだけ少なくしたかった
私が通っていた産院では、無痛分娩についてメリットだけでなく、起こり得るリスクについても説明を受けました。
その中には、お産が長引くことで帝王切開や吸引分娩などが必要になる可能性や、
導入直後に一時的に赤ちゃんの心拍へ影響が出る可能性などのお話もありました。
もちろん、実際には問題なく出産される方もたくさんいますし、人によって状況はさまざま。
それでも私は、「少しでも赤ちゃんへの影響が少ない選択をしたい」という気持ちが強かったこと。
② 麻酔への抵抗があった
私は昔から、体調が悪い時でもできるだけ自然に治す方法を選んでいた。
風邪をひいて高熱が出ても食べて寝て水分を摂って、なるべく薬に頼らず回復を待つ。
20代で病気をして今はその薬を飲んでいるけれど手術の経験はなく、歯医者以外で麻酔の経験がない分、「麻酔を使う」ということ自体に少し抵抗がありました。
そして何より、
“もし赤ちゃんに何かあったら”
そのとき私は、「自分で無痛分娩を選んだからだ」と、自分を責めてしまう気がしたから。
③ 私の身体には向いていない気がした
私は体力も腹筋もない。笑
しかも、思いきりいきむ経験なんて人生でほとんどない。当たり前か。
便秘のあとなんて、「いきみすぎると切れ痔になる!」という恐怖から、力を逃がしながら排便する技術ばかり磨いてきた。
そんな私が、麻酔で感覚が鈍くなった状態で上手にいきめるのか。
逆にお産が長引いてしまうのではと思っていた。
でも、本当は怖かった。
ここまで理由を並べてきたけれど、
正直に言うと、
めちゃくちゃ怖かった。
普通分娩を選んだからといって、痛みを受け入れたかったわけじゃない。
できることなら、痛くない方がいいに決まってる。笑
でも出産当日までビビりながら待ちたくない。
だからこそ、どうやって恐怖と向き合うのかを真剣に考えることにした。
