ピザトースト |とある日常の観察



久しぶりにピザトーストを自宅で作って食べた。どうにもこうにも、この市販のピザソースじゃないと始まらない。

今日は少しだけ手間をかけて、作ってみることにした。
新玉ねぎを薄くスライスして、斜めに薄切りにした、あら挽きウインナーを、まずフライパンで先にバターでジュジュ〜っと炒める。
ウインナーの周りがくるりとなって来たら良い感じ。
あぶらが馴染んで、もう十分にいい香り。
ピザソースを雑に塗って、その濃淡を味わうのも自宅で食べるピザトーストの醍醐味だけれど、今日はたっぷり端まで丁寧に塗ったピザソースに、フライパンから具材を移し、ピーマンの輪切りをモリモリに乗せて(このピーマンを食べるためにわたしはピザトーストを焼いている)溢れんばかりのチーズを敷き詰める。
夫の方にはマヨネーズもトッピング(本人の希望)。
仕上げに黒胡椒をガリガリ乗せて、トースターに行ってらっしゃい!
この間に、湯を沸かし、コーヒーの豆を挽き始めるのに丁度いい。


ピザトーストと言えば昔から喫茶店の定番で、気持ちばかりのピーマンと缶詰のマッシュルームがちんまり乗っているだけなのに、なんであんなに美味しいのか。
『あの味』を待ちながら過ごす空腹感と、人に淹れてもらった美味しいコーヒーと、喫茶店の気楽な空間がすごくマッチしている。

自宅だと、これでもかと欲張っちゃって具材を乗せてしまうから店とは違う出来栄えになるけれど、市販のピザソースさえあれば絶対に味はまとまり、食べたかった『あの味』になる。
トースターから、端の溶けたチーズはカリカリに焦げ、じゅわじゅわ内から鳴りながら出てくる姿はとてつもなく美味しそうにみえる。 
熱々のパンの縁を持ちながら、はむっと一口。
ハフハフ言いながら、ピーマンのほろ苦を味わい、伸びたチーズの間から湯気が見えている。

いつも不思議なんだけれど、あっという間に食べ終わってしまう。
ふた口で食べ終えた様な気持ちになる。
コーヒーを飲んで、ふぅと息をつくと、また食べたいなぁと思う。

簡単で、誰でも美味しくできるピザトースト、週末に如何でしょう?

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