【子育て】中3長男 受験は「予約」から始まった。
土日は、親子の中だけで受験が動いていた。
志望校を考えたり、
通学時間を調べたり、
「どんな学校が合いそうかな」と話したり。
まだ、家の中だけの話だった。
でも、予約が始まると違う。
学校説明会やオープンスクール。
学校と親がつながり、
そこから子どもへ予定が渡っていく。
ただそれだけなのに、急に現実味が増した。
「あぁ、もう始まるんだ。」
そんな感覚だった。
私立高校のオープンスクールは、うっかりしていて出遅れた。
行ってみたかった説明会は、すでに満席。
公立高校は何とか二校予約できた。
ここでもまた、受験の重みを感じる。
情報戦って、こういうことなんだ。
予約を終えた途端、今度は頭の中が切り替わる。
体験授業は何を受ける?
個別相談は申し込む?
予約の時点で、もう選択が始まっていた。
親も子も、想定していなかったスピードで受験に飲み込まれていく。
そんな夜は、なかなか眠れなかった。
翌朝。
今度は小3次男がプールセットを忘れた。
気づいたのは送り出して五分後。
届けようと思えば間に合う距離だった。
でも、その時ふと思った。
届けたらきっと、
「なんでママ忘れるんだよ。」
そんな顔をされる気がした。
でも、忘れたのは私じゃない。
あなたなんだ。
今日は、その失敗を自分で味わってもらおう。
正直、それ以上に母のメンタルが残っていなかった。
昨日まで頭の中は受験でいっぱい。
そのまま朝を迎えて、また別の「母業」が始まる。
受験って、試験当日から始まるものじゃない。
予約が始まり、
家の空気が変わり、
眠れない夜があって、
翌朝には兄弟の忘れ物で一日が始まる。
そんな何気ない一日が、もう受験の一部なんだと思った。
受験の始まりは、願書でも試験でもなかった。
「予約」という小さなボタンを押した日から、
我が家の時間は少しずつ動き始めていた。
読んでくれてありがとうございます。
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