【サイパン】B29ダイビングスポット | 川西二式飛行艇 | 戦争遺跡
サイパンの有名なダイビングスポット「B29」。
海底には大きな翼、プロペラ、銃座などが現在もその形を残したまま沈んでおり、観光客目当てに「B29」などと勝手に命名されている。しかし実際にその姿を見せているのは旧日本帝国海軍機「川西 二式飛行艇」であり、日本の統治下にもなっていたサイパンとしては何とも情けないネーミングとなってしまっている。
水深約10mの海底で見られるのは、プロペラ、翼の一部、銃座と無数の残骸で、胴体や尾翼などははっきりと見ることはできない。しかし「沈船」スポットと比較して透明度が高く、ダイバーも少ないようなので、じっくり見学するにはこちらの方が見やすいかもしれない。
詳細な機器はとんと分からないので、コメントをほとんど入れず写真だけの紹介とした。

海に潜って最初に見えてきたのは墓石そっくりな慰霊碑。当然日本人による日本人の為の慰霊碑だと思っていた。

しかしガイドによると韓国人による慰霊碑であるそうで、実際銘文にもそう記載されている。背後には無数の破片が散らばっている。

中央のパンチ穴のある板は艇首室前方にあった機首銃座の足場と思われる

メーターかなとも思ったが不明。

機首銃座
胴体が原型を留めていないのにこの部分だけは妙に原型を残している。
機首銃座についてはthorさんから御教授いただきました。ありがとうございます。

後述の尾部銃座同様、20mm機銃が備えられており、現在も銃身が残る。

背後には胴体パネルらしきものが落ちている。

銃座内部。
中に入ってみたかったが、壊してしまうといけないのでやめておいた。

主翼
右翼エンジン部分
エンジンナセルがよく分かる。

左翼エンジン部分
右奥に見えるのは前述の機首銃座

主翼断面。
見えている梯子は、翼内通路に入るための梯子

翼の表面。腐食し、珊瑚も見られる。
ナウシカに出てくる腐海の粘菌っぽい。

左翼部分。フラップ部分がよく残る

主翼の断面。結構な厚みがあり、桁、リブ、ブレースがよく確認できる。

エンジン周りの外装と思われる部品が散在していた。

胴体フレームの残骸?


操縦席跡付近

同様に太平洋戦争時の船が沈む「沈船」スポットに比べると魚の数は圧倒的に少ないが、それでも結構な数の魚はいる。

軽量化のためパンチングされた背もたれ。


スロットルレバー

弾薬格納箱または機器ラック?

機体後部と思われる部分

プロペラ
形状をよく残す4枚プロペラ。直径は2m以上。

エンジンも残っている。主翼からは脱落してしまったようだ。

こちらはブレードが曲がってしまっているプロペラ。

それでもエンジンは残っている。

脱落しているが、カバー含めて形状をよく残しているエンジン部

<おわり>
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