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🇩🇪ドイツ国鉄の歴史を綴るニュルンベルクの鉄道博物館、DB博物館へ

前回は世界遺産、レーゲンスブルグにあるバイエルン歴史博物館を訪れました。

ドイツ国内の何カ所かにドイツ国鉄のDB(Deutsche Bahn)の博物館があります。その中で一番大きいのがニュルンベルグにあるDB博物館(DB Museum)。私とパートナーは鉄道旅が好きなので訪れる町に鉄道博物館があれば行くようにしています。NOTEに書いたものではトルコ・イズミルとイスタンブールの鉄道博物館があります。

DB博物館は翌日が休館日だった上、徒歩圏内なのでニュルンベルグ中央駅に到着したその足で博物館へ。ロッカーに頑張ってバックパックを詰め込みました(スーツケースは入らないけれどバックパックはどうにかという大きさ)。


ドイツの鉄道の誕生と発展

鉄道が世界で一番最初に開通したのがイギリス。ドイツでも比較的すぐに鉄道が普及し始めました。

ドイツで一番古い鉄道の車両は1829年に造られた石炭を運ぶ貨物の車両。

イギリスで最初に乗客を乗せた鉄道が開通したのが1825年。その10年後1835年に開通したニュルンベルグとフュルト間を走った現存するドイツ最古の車両がこれ。コンパートメントごとにドアがあるタイプ。日本で初めての鉄道が1872年に開通したのでその37年前のこと。

ニュルンベルグからフュルトはわずか6キロの距離でしたが、第一次世界大戦開戦までには6万キロのネットワークになります。鉄道と共に発展するドイツ。

アメリカは車の台頭で鉄道が衰退しましたが、ドイツでも自動車との競争がありながらも発展していきました。

高速鉄道のプロトタイプの写真がありました。一番上の車両が日本の開業当初の新幹線にびっくりするほどそっくり!でもこれ1931年の写真なんです。日本の技術者がきっと真似たのでしょう。

実際の車両が並ぶデポや駅の再現

歴史を振り返る展示の横には蒸気機関車などの車両が並びます。

1935年に建造された最初の機関車Adlerのレプリカ。

その隣には恐らく現在でも走っているICEの車両。

ノイシュバンシュタイン城を建て「メルヘン王」とも呼ばれたバイエルン王、ルートヴィヒ2世の専用列車。車両の上に乗った王冠をはじめ金でゴテゴテ。

内装も外観と同じ青と金で煌びやかな内装。

ニュルンベルグの中央駅にあった王族用の待合室。ルートヴィヒ2世もここで待ったといいます。日本は大臣でさえ待たせてはいけないというので王以上の扱い?

一画では欧州一の面積を誇るライプチヒ駅の様子が再現されていました。古い駅舎でも時代と共に発展し、今やショッピングモールになっている駅も多く、駅の発展が語られています。

この後訪れたライプツィヒ駅はこちら。

ナチス時代の国鉄、Reichsbahn

そして展示はナチス政権時代へ突入。鍵十字があちこちに刻まれ全体的に暗い雰囲気が漂います。

当時は帝国鉄道を意味する「Reichsbahn」と呼ばれていた国鉄。鍵十字が掲げられおぞましい雰囲気のミュンヘン中央駅。この駅は大戦で大打撃を受け再建されています。

ナチスの紋章が入った国鉄の制服。

駅にもナチスの紋章。

そしてナチス時代には300万人以上のユダヤ人の輸送に鉄道が使われました。このアウシュビッツの写真は見たことある人も多いと思います。

以下の記事でも書きましたが、かなり力を入れた展示で、自国が行った残虐な過去から目をそらさずに伝えるドイツ政府のコミットメントがここでも見られました。

充実した鉄道模型の数々

2階に上がると鉄道模型の展示があり、鉄道模型を走らせる実演もやっています。

様々な大きさの鉄道模型がすらりと並んでいます。

天井までいっぱいに鉄道模型が展示されているケースがあり、ボタンを押すと上の模型が下りて来て間近で見れたりなかなか良くできていました。

鉄道トイレの特別展

特別展では「鉄道車両のトイレ」展が開催されていました。なんと木製のトイレ。下の丸いのは蓋でしょうか?

流すと線路が見えるタイプ(つまりは汚物が線路に落ちる)。数年前にヨーロッパのどこかの国で見た気がするのでまだ現役のところもありそう。子供の時ヨーロッパでこの種のトイレに遭遇し、どこかの駅に停車しているときにはちょっと使用するのに躊躇した記憶が.…このトイレの展示、下に動く線路の映像が流れているスクリーンがあってちょっとリアルでした。

これは現在でもある恐らく飛行機にあるようなトイレ。

小規模の郵便・通信博物館も

DB博物館と比べると随分地味ですが、郵便や電話(通信)の博物館も併設されていました。かなり時間を費やしもう疲れていたのでさらっと見学しました。

1人乗りのBMWの配達車。

バイクもBMWのよう。

黄色が映えどれも形がころっとした小型でキュート。

郵便博物館は、ロンドンに実際に乗ることができる郵便専用の地下鉄、Mail Railがあり、そこでもいろいろな郵便の車を見ることができかなり面白かったです。

夏場は屋外でもっと車両を公開しているとのこと。屋内の車両はそう多くないですが特に歴史部分がかなり濃い内容の展示で、1時間くらいで見終えると思っていたら2時間を軽く超えてびっくり!英語の説明がないところも多いので無料の英語のオーディオガイドを貸してくれます。オーディオガイドは結構時間をとるので結局途中からはGoogle翻訳で翻訳していました。

拝観料は9ユーロでしたが2026年1月現在10ユーロになっています。

次回はナチスが1933年から1938年まで毎年党大会を開催したニュルンベルグの巨大会場を訪れます。

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