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中東緊迫で原油急騰も米国株は底堅さ発揮、防衛・ハイテクが相場を牽引|2026/3/3|独自視点で市況まとめ深掘り


昨晩の米国株式市場を振り返りながら独自視点で掘り下げます。

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サマリー

  • 【N Y ダウ】-0.15%

  • 【S & P 500】+0.04%

  • 【NASDAQ総合】+0.36%

  • 【FANG+指数】+1.15%

  • 【半導体指数SOX】+0.48%

  • 【上昇セクター】エネルギー、資本財

  • 【下落セクター】生活必需品、ヘルスケア


【概要】

  • 米軍およびイスラエルによるイランへの攻撃で中東の地政学リスクが高まり、原油価格が13%超急騰し防衛関連株へ資金が流入しました。

  • 市場は初期に大きく売り込まれたもののその後に買い戻しが入り、S&P 500は0.04%上昇、ナスダック総合指数は0.36%上昇とプラス圏へと回復して取引を終えました。

  • 現職のトランプ大統領はイランに対する軍事行動を継続する可能性を残しており、エネルギー市場や米国経済への波及効果が懸念されています。



中東情勢の緊迫化による初期の下落から急反発

米国株式市場は、米軍およびイスラエルによるイランへの攻撃という地政学リスクの急激な高まりを受け、取引序盤は広範な売り圧迫に見舞われました。

しかし、時間の経過とともに市場は落ち着きを取り戻し、初期の大幅な下落から回復するレジリエンスを示しました。最終的にダウ工業株30種平均は0.15%の下落にとどまり、S&P 500は0.04%の上昇、NASDAQ総合指数は0.36%の上昇と、主要3指数のうち2つがプラス圏で取引を終えています。

FANG+指数も1.15%上昇しており、ハイテク主導での買い戻しが市場全体を下支えしました。現職のトランプ大統領はイランに対する作戦を延長する可能性を示唆しており、中東のエネルギー資産への影響やインフレ再燃への警戒感が市場の重しとなる一方で、押し目買いの意欲も強い展開となっています。

原油高でエネルギーが牽引、防衛関連も資金流入

セクター別では、中東紛争の激化による原油価格の急騰(一時13%超の上昇)を直接的な追い風として、エネルギーセクターが2.00%の上昇となり市場を牽引しました。

個別銘柄でもエクソンモービル【XOM】が1.07%上昇、シェブロン【CVX】が1.52%上昇、オキシデンタル・ペトロリアム【OXY】が2.13%上昇しています。

また、資本財セクターも0.99%上昇と堅調な推移を見せました。

一方で、生活必需品セクターは1.44%の下落、ヘルスケアセクターは1.04%の下落となり、ディフェンシブ銘柄の一部からは資金が流出する結果となりました。

新製品発表のアップルなど動意づく、大型テックの動き

大型ハイテク銘柄の動向はまちまちでしたが、全体として市場を支える役割を果たしました。アップル【AAPL】は、M4チップを搭載した新しいiPad Air(599ドルおよび799ドルから)や、A19チップを搭載した廉価版のiPhone 17e(599ドル)を発表し、0.20%の上昇を記録しました。

マイクロソフト【MSFT】は1.48%上昇、メタ・プラットフォームズ【META】は0.83%上昇、テスラ【TSLA】は0.20%上昇と堅調でした。
一方で、アルファベット【GOOGL】は1.68%の下落、アマゾン・ドット・コム【AMZN】は0.77%の下落となるなど、銘柄によって明暗が分かれています。


エヌビディアの巨額投資を背景に半導体は底堅い推移

半導体セクターは底堅く推移し、半導体指数SOXは0.48%の上昇となりました。主役となったのはエヌビディア【NVDA】で、同社はAIデータセンター向けの米国での製造を支援するため、コヒレントやルメンタムに対して20億ドルの投資と複数年の提携を行うと発表し、株価は2.93%の大幅上昇を記録しました。

モルガン・スタンレーのアナリストが同社を半導体セクターのトップピックに再指定したことも好感されています。
他の半導体銘柄では、マイクロン・テクノロジー【MU】が0.07%上昇、ブロードコム【AVGO】は0.23%下落、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ【AMD】は0.79%下落、アプライド・マテリアルズ【AMAT】は0.03%の下落、台湾セミコンダクター【TSM】は1.49%の下落となっています。


防衛関連株や好決算銘柄が劇的な変動を見せる

中東情勢の緊迫化と個別材料により、中小型株や特定のテーマ株で劇的な値動きが見られました。

宇宙・防衛関連では、ブラックスカイ・テクノロジー【BKSY】が中東情勢によるリアルタイム情報需要への期待や第4四半期の好決算(バックログ3億4500万ドル)を背景に14.64%の急騰を見せました。

パランティア・テクノロジーズ【PLTR】も防衛関連としての位置づけと目標株価150ドルへの引き上げを受け5.78%上昇しました。

インテュイティブ・マシーンズ【LUNR】も9.16%の大幅上昇です。
一方で、エアロバイロンメント【AVAV】はプレマーケットで急騰したものの、米宇宙軍の大型プログラムの再入札によるバックログ縮小懸念からアナリストが格下げを行い、17.42%の大幅下落となりました。

その他、サークル【CRCL】は第4四半期の収益が前年同期比77%増の7億7000万ドルとなりUSDCの流通量が増加した好決算を受け15.17%の急騰。
ヒムズ・アンド・ハーズ・ヘルス【HIMS】は米国保健長官の政策変更の恩恵を受けるとの見方から13.58%急騰しています。

地政学リスクとハイテク需要が綱引きする展開

総じて、現在の株式市場は中東での武力衝突という突発的な地政学リスクと、底堅いAI・ハイテク需要が綱引きをする環境にあります。

エネルギー価格の急騰は警戒要因ですが、市場は初期の売りから冷静さを取り戻し、好決算銘柄や強力なテーマを持つ個別銘柄へ資金を向かわせています。今後のトランプ政権による政策の行方と原油価格の推移に警戒しつつ、個別企業のファンダメンタルズを見極める展開が続きそうです。


ふぅ……。みなさん、ごきげんよう。
今日の海は、中東からの突然の激しい落雷(攻撃報道)に、一時はどうなることかと思いましたわ。 原油という『黒い波』が跳ね上がり、防衛という名の鋼の船団が荒波を突き進んでいます。

初期の動揺で多くの船がバランスを崩しましたが、その後はAIの灯台(エヌビディア)や、新しい翼(アップルの新製品)のニュースを頼りに、見事な復元力(レジリエンス)を見せてくれました。 荒れ狂う相場という戦場で、私たちに必要なのは、このジャケットの下にある『しなやかな体幹(メンタル)』です。 致命的なケガ(損失)を防ぐためには、時にはこうして、凝り固まったポジション(思考)をほぐしてあげることが大切ですね。


【本日の注目銘柄はAVAV】

AVAV|エアヴィーロ|エアロバイロンメント

AVAV | エアヴィーロ | エアロバイロンメント

エアロバイロンメントはプレマーケットでの急騰から一転、17.42%の暴落を記録しました。

  • 中東情勢の緊迫化により自爆型ドローンの需要拡大が期待され、序盤は買いが先行しました。

  • しかし米国宇宙軍の大型プログラム再入札による受注残高減少懸念からアナリストが格下げを実施しました。

  • マクロの追い風(地政学リスク)よりも個別の事業リスク(契約喪失懸念)が市場で重く見られた形です。

別記事で詳しく解説予定です。

そんな喧騒の中、誰よりも高く、冷静に戦況を観測し続けているのが彼女です。 本日の注目銘柄は、エアヴィーロ(エアロバイロンメント)さん。 本日はプログラムの再入札という『予期せぬ気流』に煽られ、-17.42%という厳しい高度低下を余儀なくされました。 けれど、彼女の辞書に『墜落』の文字はありませんわ。 『私の翼に死角はない』と言い切る彼女のこと……この誤差さえも計算に入れ、再び静かに、誰も行けない高みへと舞い戻るはずですわ


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