中医学薬剤師が教える 外反母趾は靴だけが原因じゃない。子どもの経絡と食べすぎの意外な関係
はじめに
TikTokライブで、こんな質問がありました。
「子どもの外反母趾はなぜなるのでしょうか?」
外反母趾といえば、ヒールや細い靴が原因というイメージがあります。でも子どもの外反母趾は、靴だけが原因ではありません。中医学の視点から見ると、体の中の「経絡の詰まり」が深く関係しています。
結論
子どもの外反母趾は、経絡が詰まることが原因のひとつです。
靴を変えるだけでは根本的な解決になりません。経絡の詰まりを取り除くことが大切です。
理由
経絡とは何か
中医学では、体の中に「経絡(けいらく)」と呼ばれる通り道があります。気と血が流れるルートです。
経絡は電車の線路によく例えられます。気は電車、栄養と潤いを運ぶ血は荷物です。線路が詰まれば電車は止まり、荷物も届かなくなります。体も同じで、経絡が詰まると気と血が末端まで届かなくなります。
経絡は体の中を手足でUターンしています。そのため、手や足の先で詰まりやすい構造になっています。
子どもは経絡が詰まりやすい
子どもは経絡がまだ未熟です。大人に比べて気と血の流れが詰まりやすい状態にあります。
外反母趾が出やすい親指の付け根付近には、食べすぎると詰まりやすい経絡が通っています。消化能力を超えて食べさせすぎると、この経絡に負荷がかかり、気と血の流れが滞ります。
その結果、親指の骨がぽこっと外側に押し出されるように変形し、外反母趾のように見えることがあります。
西洋医学的に見ると、子どもの足の骨はまだ柔らかく、外からの力や内側からの圧力の影響を受けやすい状態です。経絡の詰まりによる局所的な血流障害が、骨の変形に影響することが考えられます。
対策は2つ
食べさせすぎないことと、マッサージです。
消化能力を超えた食事が続くと経絡に負荷がかかります。子どもの胃は小さいので、腹八分を意識することが大切です。
お風呂に入ったときに足の親指まわりを優しくマッサージしてあげることで、経絡の詰まりをほぐし、気と血の流れをスムーズにすることができます。
また、サイズが大きすぎる靴を履かせると、親指が地面につかない「浮き指」の状態になります。浮き指になると経絡が詰まりやすくなり、外反母趾につながることがあります。お子さんの足を見て、親指がしっかり地面についているかどうかを確認してみてください。
薬膳レシピ
5月の薬膳レシピ:オレンジとクコの実の寒天ゼリー
腹持ちよく食べすぎを防ぎ、血を補い、気の流れを整える一品です。子どもも喜んで食べられるデザートです。
材料(4人分)
オレンジ 2個(果汁と果肉)
粉寒天 4g
水 300ml
クコの実 大さじ1
はちみつ 大さじ1〜2(お好みで)
作り方
クコの実は水で軽く洗い、少量の水に10分ほど浸けて戻しておく。
鍋に水と粉寒天を入れ、中火にかけながらよく混ぜる。沸騰したら弱火で2分煮溶かす。
火を止めてオレンジの果汁を加え、はちみつで甘さを調整する。
器に注ぎ、戻したクコの実と果肉を散らす。
粗熱が取れたら冷蔵庫で1時間以上冷やして固める。
薬膳ポイント
寒天:食物繊維が豊富で腹持ちがよく、食べすぎを防ぎます。余分なものを体の外に出す働きもあります。
オレンジ:気の流れを整え、消化を助ける食材です。爽やかな酸味が食欲をリセットします。
クコの実:血を補い、目や肝臓の働きをサポートします。子どもから大人まで日常的に取り入れやすい薬膳食材の代表です。
まとめ
子どもの外反母趾は靴だけが原因ではない。経絡の詰まりが親指まわりの変形につながることがある
食べすぎは経絡に負荷をかける。子どもの消化能力に合わせた食事量を意識することが大切
サイズの大きすぎる靴は浮き指を招く。親指がしっかり地面についているか確認してみてください
病気が怖いのではなく、知識がないことが怖い。子どもの体のサインを早めにキャッチして、食事とマッサージで整えてあげてください。
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