余白のあるコーデ

晴天の光の中では、その余白が不思議と心地よく感じられた。
今日は晴天。気温は30度近くまで上がった。
それでも風にはまだ5月特有の爽やかさがあり、ジャケットを羽織る余地が残されている。陽光の明るさは、そのままコーデ構築にも影響を与える。
選んだのは、イタリア製のリネン100%ジャケット。
これまで何度か職場へ着て行こうとしては、その華やかさに迷い、断念していた個体である。
だが休日の光の中では、不思議なほど抵抗がなかった。
中には、フレンチラコステの杢グリーン。白糸が混ざることで、単色にはない曖昧な表情がある。
ボトムには、トルコ製のリーバイス501。
古着店で購入した際、自分も店員の方もベルギー製だと思い込んでいた一本だ。保管時の折り方の影響なのか、全体にブルーは残りつつも、折り目やふくらはぎ部分に独特の色落ちがある。いわゆる綺麗なヒゲやアタリとは異なる、不均一な表情だ。
だが今となっては、その誤認も含めて面白い。
リネンの皺。
杢の編み目。
デニムの不均一な色落ち。
今日のコーデは、どこか全体に「整いきっていない」。
だが、それは欠点ではなく、「余白」があるということなのだと思う。
完璧でなくてよい。
少し曖昧でもよい。
晴天の光の中では、固めすぎないこと自体が、不思議と心地よく感じられた。
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