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【エルムステークス2026】過去データと札幌ダ1700mの傾向|人気・前走・狙いたいタイプを分析

2026年8月8日、札幌競馬場で行われるエルムステークス(GIII)

舞台となるのは、札幌競馬場・ダート1700m
3歳以上オープンの別定重賞として行われる、夏の北海道ダート路線を代表する一戦です。2026年の札幌開催日程でも、8月8日にエルムステークスが組まれています。

エルムステークスは、秋以降のダート重賞路線へ向けても重要なレースです。

実績馬が始動してくる年もあれば、北海道シリーズで力をつけてきた馬、マリーンステークスなどを経由して勢いを持って挑んでくる馬もいます。

札幌ダート1700mと聞くと、どうしても、

平坦
小回り
直線が短い
先行有利

というイメージが強くなります。

もちろん、その考え方は大きく間違っていません。

ただ、エルムステークスはそこだけで決め打ちすると少し危ないレースです。

札幌ダート1700mは、スタートから1コーナーまでが短く、序盤からポジション争いが起こりやすいコース。
その一方で、札幌はコーナーが大きく、3〜4コーナーでもスピードが落ちにくいため、単純に前へ行くだけでは最後に苦しくなるケースもあります。

つまり、必要なのは、

スタートの速さ
好位を取れる二の脚
コーナーでスピードを落とさない機動力
ダート1700mを走り切る持続力
最後の直線で踏ん張る底力

です。

今回はエルムステークスの過去データを確認しながら、

人気別成績
前走ローテーション
前走着順
マリーンステークス組
ダート1700m実績
札幌ダート1700mのコース特徴
狙いたい馬と危険な人気馬

を独自の見解を交えて整理します。

エルムステークスの過去データを見る際の注意点

エルムステークスは、1996年に函館ダート1700mで「シーサイドステークス」として創設され、翌1997年から札幌ダート1700mで「エルムステークス」として行われるようになりました。

このレースの特徴は、北海道ダート1700mへの適性が結果に直結しやすいことです。

中央場所のダート1800mや1900mで強い馬が、そのまま札幌ダート1700mで強いとは限りません。

札幌は平坦で直線が短く、コーナーが大きいコース。
そのため、スタート後にスムーズに位置を取れない馬、コーナーで動けない馬、1700mの速い流れに対応できない馬は、実績があっても取りこぼす可能性があります。

一方で、重賞実績が少なくても、

北海道ダート1700mで好走歴がある
マリーンSなどで前に行けている
コーナーで早めに動ける
先行してしぶとく粘れる

こういう馬は、人気以上に走ってくることがあります。

過去データを見る際も、単純な格や実績だけでなく、

前走の内容
前走の距離
ダート1700m実績
先行力
3〜4コーナーでの動き
当日の馬場状態

を合わせて考えたいレースです。


札幌ダート1700mコースの特徴

札幌ダート1700mは、ホームストレッチの4コーナー寄りからスタートし、コースを1周するレイアウトです。

スタートから1コーナーまでは約240m。
この距離は長くないため、序盤からポジション争いが激しくなりやすいコースです。

札幌ダートコースは全体的にほぼ平坦。
直線は264.3mと短く、直線だけで後方から一気に差し切るには少し忙しい舞台です。JRAのコース解説でも、札幌ダート1700mはスタートから1コーナーまで約240m、直線264.3mで、3コーナーから4コーナーの攻防が見どころになるコースと説明されています。

ただし、札幌はコーナーが大きく緩やかです。

そのため、コーナーに入っても極端にスピードが落ちにくく、逃げ・先行馬にとっては息を入れにくい面があります。

つまり、札幌ダート1700mは、

前に行ける
でも無理に行きすぎない
コーナーでスピードを維持できる
3〜4コーナーで好位置を取れる
最後の短い直線で踏ん張れる

このバランスが重要になります。

見解

札幌ダート1700mで重視したいのは、先行力と機動力です。

ただ逃げればいいわけではありません。
ただ差せばいいわけでもありません。

理想は、好位〜中団前め

2〜5番手あたりで流れに乗り、3〜4コーナーで手応えよく動き、直線入口で前を射程圏に入れている馬。
このタイプが、札幌ダート1700mではかなり狙いやすいです。

逃げ馬は楽に行ければ強いですが、序盤から絡まれると最後に甘くなる可能性があります。

差し馬は能力があっても、4コーナーで後方のままだと届きにくいです。

そのため、エルムステークスでは、
「前に行けるか」だけでなく、「前で我慢できるか」「早めに動いても止まらないか」
を重視したいです。


人気別成績|1番人気は信頼しすぎ注意

過去10年の人気別成績は、以下の通りです。

1番人気:1勝、2着2回、3着2回、3着内率50.0%
2番人気:3勝、2着1回、3着1回、3着内率50.0%
3番人気:未勝利、2着1回、3着内率10.0%
4番人気:2勝、2着2回、3着1回、3着内率50.0%
5番人気:1勝、2着1回、3着1回、3着内率30.0%
6〜9番人気:3勝、2着2回、3着2回、3着内率17.5%
10番人気以下:未勝利、2着1回、3着3回、3着内率8.5%

過去10年で1番人気は1勝のみ。
一方で、2番人気・4番人気はそれぞれ3着内率50.0%となっており、上位人気でも序列の見極めが重要になります。

見解

エルムステークスは、1番人気を絶対視しない方がいいレースです。

1番人気の3着内率は50.0%あるので、完全に軽視する必要はありません。
ただ、勝ち切るという意味では信頼しすぎ注意です。

このレースで面白いのは、4番人気、5番人気、6〜9番人気のゾーンです。

特に6〜9番人気は過去10年で3勝。
伏兵にも十分チャンスがあります。

狙いたいのは、

1番人気でも札幌ダ1700m適性が高い馬
2番人気・4番人気で前走内容が良い馬
6〜9番人気で先行力がある馬
前走マリーンSで内容が良かった馬
ダート1700m実績がある人気薄

です。

反対に、3番人気は過去10年で未勝利、3着内率も10.0%。
今年も必ず苦戦するとは言いませんが、「上位人気だから安心」とは見ない方が良さそうです。


前走別成績|マリーンS組と重賞組をどう見るか

過去10年の前走別成績は、以下の通りです。

JRA重賞:2勝、2着4回、3着3回、3着内率22.5%
オープン特別:7勝、2着4回、3着4回、3着内率23.4%
3勝クラス:1勝、2着1回、3着内率28.6%
地方のレース:3着3回、3着内率12.5%
海外のレース:2着1回、3着内率50.0%

過去10年の3着以内馬30頭のうち15頭はオープン特別からの臨戦で、そのうち13頭がマリーンステークスからの参戦でした。JRAのデータ分析でも、マリーンS組とダート1800m以上のJRA重賞組が注目ポイントとして挙げられています。

見解

エルムステークスでまず確認したいのは、マリーンS組です。

マリーンSは函館ダート1700mで行われるオープン特別。
同じ北海道のダート1700mという意味で、エルムステークスとのつながりはかなり強いです。

特にマリーンSで上位に来ていた馬は、1700mの流れや北海道のダートに対応できている可能性が高いです。

狙いたいのは、

マリーンSで3着以内
マリーンSで先行して粘った
マリーンSで外を回して脚を使った
マリーンSで不利がありながら差を詰めた
函館から札幌替わりがプラスになりそうな馬

です。

一方、JRA重賞組も軽視できません。

特に平安SやアンタレスSのようなダート1800m以上の重賞を使っていた馬は、相手関係の強さという意味で評価できます。

ただし、ダート1800m以上から札幌ダート1700mに替わる場合は、追走スピードへの対応がポイントになります。

重賞実績はあっても、1700mの速い流れに乗れないタイプは少し注意したいです。


前走着順|前走3着以内を重視

過去10年の前走着順別成績は、以下の通りです。

前走3着以内:9勝、2着6回、3着4回、3着内率31.7%
前走4着以下:1勝、2着4回、3着6回、3着内率14.3%

過去10年の3着以内馬30頭のうち19頭は、前走でも3着以内に入っていました。さらにマリーンSで3着以内だった馬は【7・3・1・12】と高い好走率を残しています。

見解

エルムステークスでは、前走3着以内を素直に評価したいです。

特にマリーンSで3着以内だった馬は、かなり注目できます。

前走で好走しているということは、

状態が良い
北海道ダートに合っている
1700mの流れに対応できている
先行力や機動力を見せている

という可能性が高いからです。

ただし、前走4着以下でも完全に消す必要はありません。

たとえば、

前走で出遅れた
外を回されすぎた
砂を被って嫌がった
前が止まらない馬場だった
距離が長かった、または短かった
斤量が厳しかった

など、明確な敗因がある馬は見直せます。

ただ、スムーズに運んで伸び切れなかった馬は、今回も大きく変わる材料が必要です。

前走着順を見る時は、数字だけでなく、負け方の中身を確認したいです。


ダート1700m実績|距離適性はかなり重要

エルムステークスでは、ダート1700mの実績が重要です。

JRAの過去10年データでは、JRAのダート1700m戦で勝利経験、またはオープンクラスで3着以内の経験があった馬は【9・10・7・67】。
一方、その実績がなかった馬は【1・0・3・40】で、3着内率は9.1%にとどまっています。

見解

このデータはかなり重要です。

エルムステークスは、単なるダート中距離重賞ではありません。
札幌ダート1700mという特殊な条件への適性が問われます。

ダート1800mで強い馬でも、1700mの流れでは忙しいことがあります。
逆に、1800mでは少し甘くなる馬でも、1700mでスピードと持続力を生かせる馬は、この舞台で浮上できます。

狙いたいのは、

JRAダート1700mで勝利経験がある
オープンクラスのダート1700mで3着以内がある
函館・札幌の1700mで好走している
前走マリーンSで上位に来ている
1700mで先行して崩れていない

という馬です。

反対に、1700m経験が乏しく、1800m以上の実績だけで人気になっている馬は、少し慎重に見たいです。


枠順・脚質・馬場の考え方

札幌ダート1700mは、スタートから1コーナーまでが短いため、序盤の位置取りが重要になります。

内枠はロスなく運べるメリットがあります。
スタートが速く、砂を被っても問題ない馬なら、内枠はかなり魅力です。

ただし、内枠でもスタートが遅い馬は注意が必要です。
包まれて動けなくなったり、砂を被って嫌がったりすると、力を出し切れない可能性があります。

外枠は距離ロスが気になります。
ただし、揉まれずに自分のリズムで運べるメリットもあります。

特に先行力がある馬なら、外からでも好位を取りに行くことはできます。

見解

脚質で重視したいのは、先行〜好位差しです。

逃げ馬は楽に行ければ強いです。
直線が短い札幌ダート1700mでは、逃げ切りや先行押し切りも十分あります。

ただし、エルムステークスは重賞。
前に行きたい馬が複数いる年は、序盤から簡単には息が入りません。

理想は、

2〜5番手で流れに乗れる
中団前めから早めに動ける
3〜4コーナーで外から押し上げられる
直線入口で前を射程圏に入れられる
最後まで脚色が鈍らない

というタイプです。

馬場状態も重要です。

乾いたダートなら、パワーと持続力。
雨が残って脚抜きの良い馬場なら、スピードと先行力。
時計が速くなる馬場なら、後方一気よりも前で運べる馬を重視したいです。

今年のエルムステークスでは、

前に行きたい馬の数
内枠の先行馬の並び
外から好位を取れそうな馬
マリーンS組の状態
当日の馬場の軽さ

をしっかり確認したいです。


エルムステークス2026で狙いたいタイプ

過去データと札幌ダート1700mの特徴を合わせると、狙いたいのは次のようなタイプです。

軸候補

2番人気または4番人気付近で内容が良い馬
前走3着以内
マリーンSで3着以内
JRAダート1700mで勝利経験がある
オープンクラスのダート1700mで3着以内がある
札幌・函館ダート1700mで好走歴がある
先行〜好位で運べる
3〜4コーナーでスムーズに動ける
砂を被っても問題ない
直線でしぶとく脚を使える

穴候補

6〜9番人気
マリーンS組の人気薄
前走4着以下でも敗因が明確な馬
ダート1700m実績がある馬
北海道滞在で状態が上がっている馬
外枠からスムーズに先行できる馬
内枠でロスなく立ち回れる馬
前走で着順以上に内容があった馬
重賞組で距離短縮がプラスになりそうな馬
夏場に調子を上げるタイプ

危険な人気馬

1番人気で札幌ダ1700m適性に不安がある馬
3番人気で強調材料が薄い馬
後方一気に頼る馬
ダート1700m実績がない馬
1800m以上の実績だけで人気になっている馬
スタートが不安定な馬
砂を被ると嫌がる馬
コーナーで加速が鈍い馬
前走でスムーズに運んでも伸びなかった馬
当日の馬場が合わなそうな馬


まとめ|札幌ダ1700mは先行力と機動力を重視

エルムステークス2026でまず重視したいのは、札幌ダート1700mへの適性です。

過去10年では、1番人気は1勝のみ。
3着内率は50.0%あるものの、勝ち切るという意味では絶対視できません。

一方で、2番人気と4番人気は好成績。
さらに6〜9番人気からも勝ち馬が出ており、中穴の台頭にも注意したいレースです。

前走では、マリーンS組が重要。
過去10年の3着以内馬30頭のうち、13頭がマリーンSからの臨戦でした。

また、前走3着以内の馬、JRAダート1700mで勝利またはオープンクラス3着以内の実績がある馬は、特に重視したいです。

札幌ダート1700mは、直線が短いコースです。
ただし、単純な逃げ・先行だけで決まるわけではありません。

必要なのは、

スタート後に流れに乗る力
1コーナーまでに好位を取る力
コーナーでスピードを落とさない機動力
3〜4コーナーで早めに動ける反応
直線で粘り切る持続力

です。

今年のエルムステークスも、能力だけでなく、札幌ダート1700mをどう立ち回れるかが大きなポイントになります。

最終的には、枠順、馬場状態、前走内容、追い切り、当日の気配まで確認したうえで判断したいところです。

※本記事は過去データとコース形態を基にした独自の見解です。出走馬、枠順、馬場状態、当日の気配によって評価は変わります。


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