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kerari_dowa
暮らしの3行日記|家にいるゾンビ
「家にウォーカーがいるみたいだな。」
後ろから夫が言った。
一瞬、「え?」と思ったけれど、意味が分かった途端に笑いが込み上げてきた。
今の私は、腰椎椎間板ヘルニアで安静中の身。
痺れた足を引きずりながら、衝撃が足に走らないように一歩ずつ、一歩ずつ家の中を驚くほどゆっくり歩いていた。
夫が言う「ウォーカー」とは、『ウォーキング・デッド』に出てくるゾンビのこと。
そう言われて、自分の後ろ姿を想像してみた。
足を引きずる歩き方。
異様にゆっくりなスピード。
確かに、そっくりかもしれない。
その瞬間、笑いのツボに入ってしまった。
今もニヤニヤしながら書いている。
それから、
「ウォーカー通りま〜す!」
そう言いながら家の中を歩いている。
言いながら痛いのに笑ってしまう。
笑うと腰に響くのに、どうしても笑ってしまう。
こんな状況でも笑える瞬間があった。
笑ってくれる家族がいる。
少しだけ救われた。
でもね、早く、人間に戻りたい。
