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他人の痛みを自分事にすると人生が好転する ― だれでも実践できる自分アジェンダ®|内包的な自分が拓く、新しい未来への扉

だれもがリーダーになれる時代の到来

21世紀は「見えない時代」と呼ばれています。かつてのように明確な正解が与えられ、それに従っていれば安心できる時代は終わりました。この不確実な時代に必要なのは、一人ひとりが自分なりの「善き目標」を見つけ、小さくても意味のある「動き」を創り出していくリーダーシップです。

ここで重要なのは、リーダーシップとは特別な人だけが持つ能力ではないということです。リーダーシップの本質は「目標を設定し、達成させること」。つまり、どんな小さな目標であっても、それに向かって行動を起こせば、あなたはすでにリーダーなのです。

「限定的な自分」から「内包的な自分」へ

現代社会を振り返ってみると、私たちは長い間「限定的な自分」という意識の中で生きてきました。これは、自分と他者を切り離して考え、利益や価値は外から得るものだという発想です。この考え方では、限られた資源を奪い合うという競争的な世界観が生まれ、常に他者との比較で自分を評価することになります。

しかし、もう一つの生き方があります。それが「内包的な自分」という意識です。

内包的な自分とは、他者や環境を自分の中に入れる意識です。他人や自然環境の痛みを自分の痛みとして感じることができる意識と言ってもいいでしょう。この意識を持つと、利益や価値は「内から湧くもの」となり、限られたものを奪い合うのではなく、全体の調和を目指す方が自分の幸せへの近道だと気づくことができます。

「人間はひとりでは生きられない」という認識のもと、他人や環境が満たされることが自分の幸せにつながると理解できるのです。自分の利益のために他から奪うよりも、他に「与えること」の方がメリットがあるという、まったく新しい世界観が開けてきます。

やったことが返ってくる循環の力

内包的な自分という意識を持つことで見えてくるのは、自分の行動が巡り巡って自分に返ってくるという循環の構造です。これは単なる精神論ではなく、人間社会の中で実際に機能している仕組みです。

感謝の循環を例に考えてみましょう。感謝を言うと、相手が嬉しくなり、自分も嬉しくなり、より良い関係になり、さらに感謝したくなるという循環が生まれます。この循環を一度経験すると、感謝することが義務ではなく、自然な行動になります。

協力の循環も同様です。他者を助けることで、助けられた人が他の人を助けるようになり、最終的にその輪が自分にも戻ってきます。長期的には、より協力的で支援的な環境を作り出し、自分自身も助けを得やすい状況を生み出すのです。

知識や経験を分かち合う学習の循環もあります。教えることで学び、分かち合うことで豊かになるという体験は、多くの人が実感していることでしょう。

この循環を理解すると、「自分の利益は実は全体の利益、全体の利益は実は自分の利益」という新しい価値観が生まれます。これが内包的な自分の基盤となる考え方なのです。

自分アジェンダ®:未来を創るリーダーシップ

「見えない時代」において、どのようにリーダーシップを発揮すればいいのでしょうか。その答えが「自分アジェンダ®」という考え方です。

アジェンダとは、はっきりした目標ではなく、漠然とした方向性、自分が信じる善き未来のことを指します。達成までの道筋は、いくつもの動きを作っては失敗しながら進む試行錯誤のプロセスです。

内包的な自分から生まれる自分アジェンダ®は、自分の内にいる「他人や環境」のニーズが満たされるような使命、ビジョン、方向性、目標になります。それは他人や環境の痛みを受け入れ、どれだけ多く深く他人や環境の役に立てるかを考え、その結果、どれだけ自分の内から湧き出る価値を高め、自分の人生を価値あるものにするかという動きなのです。

こう考えれば、「人生は役立つ関係や場を探求するプロセス」だととらえることができます。

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「見えない時代のリーダーシップ - 善き目標で小さな動きを創る」、「善き目標が世界を変える - 混沌とした21世紀を生き抜くリーダーシップ」 〜アジェンダとプロセスで創る、あなたの小さな動き〜

意識の広がり:競争から調和へ

自分アジェンダ®を実践するには、自分の意識がどのレベルにあるかを理解することも重要です。意識には三つの段階があります。

競争意識では、世界を「限られたものを奪い合う場所」として捉えています。だれかが得をするとだれかが損をするという考え方が基本となり、常に他者との比較で自分を評価します。

自由意識では、より根本的な自由を発見し、自分らしい生き方を探求します。価値観の多様性を受け入れ、内なる声を重視し、外部の期待や社会的な常識よりも、自分の価値観に基づいた選択をする勇気を持ちます。

調和意識では、個人の自由を保ちながら、同時に全体との調和を実現する統合的な世界観を持ちます。個人や部門の境界を超えた視点を持ち、自分の利益だけでなく、チーム、組織、社会、地球全体の利益を同時に考慮できるようになります。これは自己犠牲ではなく、全体の繁栄が結果的に自分の繁栄につながることの理解に基づいています。

プラットフォーム:新しい価値創造の場

自分アジェンダ®を実践する場として、「プラットフォーム」という概念が重要になります。

従来の「売り手」から「買い手」への一方向的な取引を超えて、プラットフォームでは、「メンバー」がお互いに提供できるものを提供し合います。だれもが売り手、だれもが買い手、だれもが使用者、だれもが更新者、だれもが開発者、だれもが責任者となる世界です。

プラットフォームにいるのは、だれもが何かしらの価値を持っているメンバーです。つまり、「だれもがリーダー」という組織、社会になります。

内包的な自分が掲げる自分アジェンダ®は、プラットフォーム全体の最高の未来を導き出す原動力となります。自分のプラットフォームが何なのか、だれが、何が自分の周りに集まってくれているのか、それを見ながら、自分のプラットフォームに役立つことを、どんなに小さな動きでもできることからやっていく。これが自分アジェンダ®によるリーダーシップなのです。

実践への4つのステップ

自分アジェンダ®を実際に行動に移すには、4つのステップがあります。

ステップ1:方向性イメージを思い描く 「もっとも安心や幸せを感じている未来の自分」をイメージします。現実の制約を一度忘れ、心から望む理想の状態を自由に思い描いてください。「私が○○している状態」という肯定的な形で表現することが大切です。

ステップ2:支援を探す 方向性イメージに向かうために、周囲360度から支援を探します。人だけでなく、モノやコト、情報や仕組みも支援になり得ます。先入観をなくし、能力を高める支援と意欲・自信を高める支援の両方を見つけましょう。

ステップ3:資源を選ぶ 資源とは、自分が相手に感じさせている価値です。組織から与えられるポジションパワー(規制力、コネ力、褒賞力、公権力)と、自分が資源となるパーソナルパワー(人格力、情報力、専門力)を活用します。

ステップ4:リーダーシップを試行錯誤する 効果があれば前進、うまくいかなければ他の支援や資源を試すサイクルを繰り返します。最も実現しやすい組み合わせから開始し、小さな成功体験を積み重ねていきましょう。

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困っているときは自分アジェンダ®を実践<パワハラ編>
現状の延長線ではない未来の自分、自分アジェンダ®の具体的な活用方法を学習

アートとしての人生

自分アジェンダ®はアートです。アートには客観的評価はありません。他人や社会が評価してくれなくても、まず自分が納得行くこと、とことん自分が納得行くまで突き詰める。他人からの評価を気にして萎縮する必要はありません。

結果を気にせずに、とことん自分が納得行くまで突き詰める。そう考えると安心します。気を張る必要もないし、うまくやらなければいけないというプレッシャーもないので、「次はどういう風にしようか」と明るい未来が見えてきます。

プラットフォーム経済では、多様性こそが価値の源泉となります。あなたの独特な経験、知識、技能、感性のすべてが、だれかにとって必要なオファーになり得るのです。

持続可能な未来への貢献

自分アジェンダ®に基づくプラットフォームは、単なる経済活動を超えた社会的価値を創造します。メンバー一人ひとりが「内包的な自分」として行動することで、環境への配慮、社会的弱者への支援、将来世代への責任など、長期的な視点に立った取り組みが自然に生まれてきます。

これは義務感からではなく、「自分の幸せは全体の幸せとつながっている」という実感に基づく行動です。このような行動が積み重なることで、持続可能で調和のとれた社会が実現していくのです。

新しい時代への第一歩

「見えない時代」だからこそ、私たち一人ひとりが内包的な自分としての意識を持ち、自分アジェンダ®を掲げ、小さくても意味のある動きを創り出していくことが求められています。

それは、競争から協力へ、奪い合いから分かち合いへという意識の転換です。自分の利益は実は全体の利益であり、全体の利益は実は自分の利益であるという新しい価値観のもとで、だれもがリーダーとして活躍できる社会を築いていく。

あなたの中にある内包的な自分が、どんな未来を描くのか。そして、その未来に向けて、どんな一歩を踏み出すのか。その選択が、あなた自身の人生を豊かにするだけでなく、周囲の人々、社会、そして未来の世代にまで影響を与えていくのです。

今こそ、内包的な自分を最大限に活かし、新しい未来への扉を開く時です。


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リーダーシップ研究アカデミー|【公式】SL理論®・状況対応リーダーシップ® リーダーシップを難しく考えずに、いつもの行動がリーダーシップ、「だれもがリーダー」学習を提唱しています。わたしたちが長年かけて培ってきた知恵と知識を拡めたいと思っています。