『毒展』に行ってきた!
福岡市科学館で開催中の『毒展』が面白い
福岡市科学館で、1月13日(月・祝)まで開催中の『毒展』に滑り込みで行ってきました。『毒展』は2023年、上野の国立科学博物館で開催され、大阪、名古屋を回って、いつか福岡にも来てほしいと思っていた人気の企画展です。

一緒に行ったのは、最近何故か危険生物に、どハマりしている末っ子(3)と、毒性生物及び爬虫類・両生類が大好きな長女(小三)。正月2日目の昼食をとった後に入った会場は、ギュウギュウでも、スカスカでもない、ちょうど良い感じの混み具合。客層は、親子連れだけでなく、女性二人組など、幅広め。

音声ガイドは、中村悠一氏。キャプテン・アメリカ、五条先生、ホークス、出演作をあげ出したらキリがありません。ファン垂涎の音声ガイドでしょう。MCUファンとしては、キャップの声で毒の世界をナビゲートされてみたい!しかし、こちとらイヤイヤ期絶頂を迎えている3歳児の男子を連れております。さようならキャップ!さようなら五条先生!
いきなり迎えてくれる毎晩飲んでる毒

そしていきなり迎えてくれる身近な毒。うん、そうよね。知ってる。毒だよね。でも飲んじゃう。毎晩1本は飲んじゃう。とまぁ、毒と言っても生物、植物由来だけでなく、人類が自ら生み出した毒や、鉱物由来の毒まで展示しているのが、この展示の見どころです。
モンスターがあらわれた
角を曲がった先にあらわれた見るからにやばい見た目をした幼虫。しかもデカイ。なんだこのデカさ。原チャリ…いや、もっと大きい。形容しがたい大きさだぞこれ。動物園で見たツキノワグマくらいあるよね?


なんかこう…モンスターが現実にいて遭遇したら、こんな見た目なんじゃないだろうかというヤバい見た目とサイズをしております。それもそのはず、彼はイラガという蛾の幼虫の超巨大模型。ツノように生える毒の棘。刺さると折れて体内に毒が残り、ビリッと電気が走ったような激痛をお見舞いされます。さっき、はじまりの村を出たばかりのレベル一桁そこらの冒険者なら即あの世行きのヤバいモンスターです。

元々のサイズは2.5cm程度で、100円玉くらいの大きさなのですが、そのサイズでもヤバい見た目なのに、大きくなるとさらに迫力が増します。是非、実物をご覧いただきたい展示物です。
またモンスターが、あらわれた!

今度はデカいスズメバチかよ!幼虫みたいなノッソリ系じゃなく、ブンブン飛び回ってブスリからの、下手すりゃ捕獲されてガブリ系のやつだ!最近、洗濯物を取り込んでたら、ポトリと頭に何か落ちまして、キイロスズメバチだったことがあります。あれは肝が冷えました。

村人があらわれた。
「これ、毒あるよ。」うちの長女が展示を見ていると後ろからやたらと、毒マウントを仕掛けてくる小学生男子。毒展というだけあって、毒に魅了された人々が集結しています。あちらこちらで、「かわいい」という声が聞こえます。毒性動物にかわいい。実際うちの長女もアカハライモリ(実物)を眺めながら「かわいい」と言い、ブラックマンバの剥製を眺めながら「かわいい」を連発しておりました。九州近郊にお住まいの毒勢の皆さん、一見の価値ありです。
ポケモンがあらわれた。

ブルーノイシアタマガエル…、いや、ブルーの石頭ガエルて!ポケモンか!ポケモンのネーミングセンスか!カエルといえば、ヤドクガエルのように毒素を持つ粘液を分泌して身を守るものがほとんどですが、このカエルや、ドクイシアタマガエルは、頭部に発達した毒棘を突き刺すことで天敵から身を守るとのこと…設定も、ポケモンかよ!
歴史の勉強にもなる

よく公園の植栽などに使われていて身近なキョウチクトウですが、全体に猛毒があり、枝を燃やした煙を吸っただけでも死亡することがある危険な植物です。海外で枝をBBQにの串に使った人が死亡した事故は聞いたことがありましたが、まさか西南戦争にまで影響を及ぼしているとは、歴史好きにはたまりませんね。ちなみに、人類初の化学兵器は、クリスマスローズだったと言われています。


毒と人類の歴史
ここから先はさらに、コアな毒と人類の歴史。第一次世界大戦で毒ガスを開発したドイツの化学者フリッツ・ハーバーや、マイクロプラスチックの話になっていって、僕としてはむしろこっちの方が大好物なのですが、うちの3歳児がもう限界です。早く行こうと駄々をこねられ、後ろ髪を引かれながら、売店へ。

イラストを担当した本が置いてありました。上野の科学博物館で開催された際は、かなり売れたそうです。
ちなみに、↑が1月2日で、↓1月11日です。

在庫はもうないそうです。しかし、この一階下には蔦屋書店があります。そちらには在庫がまだまだありますので、もしよろしければそちらでご購入ください。
バラバラになっているということは、誰かが一度は手に取ったということでしょうか。嬉しいです。この本のお仕事の依頼をいただいたとき、学研まんがのひみつシリーズで『有毒動物のひみつ』を熱心に読んでいたことを思い出しました。毒って、ただ危険というだけでなく、引き込まれるような、不思議な魅力がありますよね。何故でしょう。
会期は、1月13日(月・祝)まで
非常に魅力的、いや、魅惑的な毒展ですが、もうすぐ終了です。福岡市近郊にお住まいの方は是非今週、来週末までにいらっしゃることをオススメいたします。最寄り駅は、福岡市地下鉄七隈線、六本松駅です。お誘い合わせの上、ぜひご来館下さい。
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