[更新]連載小説『空六六六』六章新生ノ語リ 人の世にない数式で掲載先まとめ
あけましておめでとうございます、浮草堂です。本年もよろしくお願いいたします。
まずはお知らせ、1月18日に京都市勧業館(みやこめっせ)で開催の、文学フリマ京都10に出店します!
A-51「浮草堂」にてお待ちしております。『空六六六』最終巻をはじめ、多岐多彩な既刊があります! WEBカタログ https://c.bunfree.net/c/kyoto10/1F/A/51
さて、新年最初の更新は、弩(いしゆみ/クロスボウ)による師弟狙撃対決! 裏話ですが、山の民は蝦夷(アイヌでない方)が、大和朝廷から逃れ、その後も国家の体制から逃れ続けたら、クロスボウによる狩猟文化を続けたのでは、と考えた設定でして。こういうの、ワクワクしません!?
では、六章新生ノ語リ 人の世にない数式でをどうぞ!
『空六六六』
異常正義漢の少年と、最上級悪魔【鉄の女王】メフィスト・フェレス。
刀と銃で紡がれる、現代成長ファンタジー。
傷つき迷い間違えて、殺して走って恋をして、友だち作って世界を護る。
大人を目指す物語。
ミッドナイトノベルズ(こちらのみR18)
https://novel18.syosetu.com/n3506ft/
pixiv(ミッドナイトノベルズと同内容)
https://www.pixiv.net/novel/series/14802645
スマートフォンが落ちていく。K駅前高架。直結しているショッピングモールへの途中。 ハローキティで装飾された、ショッキングピンクの端末が、くるくる回って落下する。
アスファルトに激突。単純に砕け、自動車に何度も挽きつぶされる。
11月最初の日曜日。時刻は正午。迷彩模様のブルゾン。フードで金に脱色した髪をすべて隠す。いつものシュシュはなく、凡庸なヘアゴムのみで縛った金髪。
大江一三夫は彼を見下ろす。
K駅前のショッピングモールは本館と別館があり、本館は広場を中心にコロッセオのような円を描いている。円の中にあまたの店々が入っている。
コロッセオの3階、最も高架が見える一席(スターバックスコーヒー)から、見下ろす。 コーヒーには手をつけていない。マスクもニット帽も取っていない。目だけが出ている状態で、アディダスのブルゾンを脱ぎもしない。
やはり高所を取りに来たか。
ズキズキと鎖骨下が痛む。
七竈納に刺された傷だ。妙高蛍と戦うためには必要だった。二度と会いたくはない。化け物め。
ショッピングモールに向かってくる。駅の中に入れば屋根に防がれる。山の中では戦わない。人の世界で戦うのだ。それがよい。一番よい。
ショルダーにかけたポーチを上から触る。
ある。
思わず口角がつり上がる。
蛍がコロッセオを見上げる。
銃は持っていない。しかし、同じように、ショルダーにポーチをかけている。
あいつも、ある。持ってきている。
『見てんだろ?』
6章(6巻)の続きがまるっと読めて、19歳の青年と90歳の老婆の恋を描いた書下ろし付きの、有料版はこちらです。最終7巻発行済み。
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今年も毎月最初の金曜日更新でお送りします。次回は2月6日(金)! ではでは See you!
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